めぐり逢い永遠に(開院、出産)13 | シンイ二次小説でんべのブログ

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ウンスが産休に入ってから
十日程後にいよいよその時が迫っていた

お母さんごめんね
一人でも大丈夫なのに
ヨンが心配性だから

何言ってるのそんな大きなお腹をして
破水でもしたら
一人じゃ病院も行けないじゃない

そうだぞ…ウンス
俺たちは定年して暇なんだ
だから余計な気を使うな

両親はウンスに
優しい眼差しを向けていた

ウンス・・もうお昼よ
何か作るわ

そう言うとキッチンへ向かう
手際良くクッパを作ってくれた

わ・・・お母さんのクッパ久しぶり
いただきます

そう言えば今の主流は
無痛分娩なんでしょう…
ウンスはどうするつもりなの?

私は自然分娩がいいかな

クッパをもぐもぐと食べながら
ウンスは呟く

ヨン君の立ち会い出来そうなの?

当然するって言ってたけど手術が
急に入れば分からないわよね

そう…
お医者さんだから仕方がないわ

ご馳走様でした
流石にもう食べれないわ

ウンスはお腹を擦りながら呟く

少し横に成りなさい
初産は長引く可能性が有るから
十分な食事と睡眠は大切よ

そうね…そうさせて貰うわ

ウンスは大きなお腹を抱え
ソファーに横になった

春の暖かな陽射しが窓辺から
室内に零れ眠気を誘う
両親もついうとうとしていた

うっ・・・

ウンス!

ウンスのうめき声に母は眼を覚ました
我が子の顔を覗けば
時々押し寄せる痛みで顔を歪めていた
腰を擦りながら母は呟いた

大丈夫よ、ウンス・・
お父さんもお母さんも
付いてるから・・・落ち着いて
陣痛の間隔がまだあるわ
けど・・ヨン君に知らせを
入れておくわ

母はウンスの携帯からヨンに着信を
入れるが繋がらない
改めてラインを入れた

お母さん、まだ痛みに間隔有るから
今のうちにシャワー浴びたい
一緒に入ってくれる?

勿論よ!

シャワーを浴び再びソファーに
横になるウンス


その頃ヨンは救急外来の診察中で
携帯を見る暇もなかった
ウンスの事は勿論、気にはしているが
どうする事も出来ないジレンマに
襲われていた

やっと一息付く事ができ携帯を覗く

ん・・・陣痛が・・

駆けつけてやりたい
衝動に襲われてるが
そこはぐっと堪た


さあウンス・・病院に行くわよ

母に支えられ父の車の後部座席に
横になりヨンの待つ病院へと向かう




































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