めぐり逢い永遠に(開院、出産)12 | シンイ二次小説でんべのブログ

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ウンスも九ヶ月半ばに入り
今日で産休にはいる為、午後から
ヨンに細かい事の引き継ぎをしている
お腹も下がりいつ生まれても
おかしくないお腹をしていた

ふぅ・・疲れたわ
ウンスは椅子に腰かけヨンを
見上げ呟いている

大丈夫か・・
今日は一緒に帰れそうだ
それともトルベにいま送らそうか?

ヨンはウンスの腰を擦りながら呟く

いや、一緒に帰りたい

ウンスはそう言うと
ヨンの腕を軽く押さえ見つめている

待てるのか・・

うん・・

互いに笑みを浮かべながら呟く

コンコン

はい…どうぞ・・・

ウンスが声を掛けると
トルベとウォルが揃って
院長室に入って来た
ヨンはトルベに向かい問いかける

どうしたんだ・・勤務中だろう

チュソクに交代して貰いました
あの・・ウ、ウォルが・・・

なんだ!はっきり言え

ヨンの眉間の皺が深くなり
少し声を張り上げた

はい・・!
ウォルの妊娠が
今日はっきり分かったのと
体調があまり優れない様子でして
早退させて貰う為と院長と副院長
恩のあるお二人にご報告してから
帰ろうと寄らせて貰いました

ふぅ・・・
トルベは一気に息を吐いた

うっそ・・

そう呟くと
ウンスはヨンに掴まりながら
のそりのそりとウォルのそばへ近づき
ウォルの手を握り呟く

おめでとうウォル・・・
今どのくらいなの?

ウォルを見つめるウンスの瞳は
まるで身内を見つめるように
慈愛に満ちていた

はい…
六週目と産科の先生に言われました

ウォルは俯き加減で答えている

ウォル恥ずかしい事じゃないんだから
胸を張って頂戴
そして…大切に育んであげてね

ヨンもまた
トルベの肩に手を置き
その手に力を込め呟く

お前も父親に成るんだな・・

さあ…帰ってね
冷やさないように
体調が悪い時は無理に出勤しなくて
良いから・・・
ヨン・・良いわよね

ああ…構わない
働く者の環境を整えてやるのも
我々の仕事だからな
トルベ…一緒に帰ってやれ

副院長少しだけご相談が・・・

トルベはヨンを部屋の隅に
連れて行きヒソヒソ話をしている
しまいにはトルベの後頭部に
手を回し引き寄せ説明しているようだ
二人は耳を赤くしながら戻って来た

どうしたの?

いや、なんでもない

何・・内緒話なの
男ふたりでいやらしいわ・・

ウンスは腰に手をあて大きなお腹を
突きだし男二人を睨みつける

良いんだ…ウンスは知らなくても

トルベ…早く帰れ

ヨンに促されトルベはウォルと共に
一礼し院長室を出て行った




















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