前回のアメンバー記事は
自分でもあまり考える事なく書きました言葉がどんどん溢れて来る感じです。だから自分の正直な思いです。ただ過去の振り返りって、割と消耗すると言うか。だから少しお休みして、最近読んだ本について書きたいと思います。少し前にフォローさせていただいている方が紹介されて居た本です。田中茂樹氏の「子どもが幸せになる言葉」です。私は以前田中氏の「子どもを信じること」を読んでとても感銘を受けました。その中にあった「子どもを信じるという事は、失敗してもまた立ち上がる強さがあると信じる事」と言う一文が、今でも強く印象に残って居ます。それぐらい子どもが凹んだり、絶望したり、荒れたりする事が怖く、信じられなかったのだと思います。当時の私は。この本の中には0歳から思春期位までの子どもとの関わりの中で、親はどんな風に子どもを見守り、どんな言葉をかけていったら、お互いが幸せになれるのか?といった内容が、色んな事例と共に紹介されて居ます。田中氏は医師であり臨床心理士であり、4人のお子さんの父親でもある方です。なので言葉に説得力があり、お人柄か包容力と、いい意味での緩さがあります。私は読んでとても温かい気持ちになりました。『子どもとはもともと、元気な存在です。元気でいさせてあげるだけで「幸せになるためにどうするか」を自分で探して、動き始めます』『子どもが(学校に)「行きたくない」と言っている場合には、エネルギーはそれほど失われていないか、もしくは親に対して「しんどい」と正直な気持ちを話せる関係があると推測できます—中略—多くのケースでは、子どもは頭では「行かねばならない」と思っています。でも、体は、心は、それを拒否している。—中略—「行きたいのに行けない」ようになるまでに、すでに子どもはかなり長い期間がんばって力を振り絞って学校に通っており、心身ともに疲れ切ってしまっている。』『根拠のある自信と、根拠のない自信どちらがより強力なのでしょうか。それはもう明らかに、根拠のない自信のほうです。根拠のある自信は、根拠となる事実がなくなれば消えてしまいます。何かが達成できなかったり、失敗したりすると消えてしまう自信なのです。一方、根拠のない自信は、予感や信念のようなものです。理由はないけれど、なんかうまくいくような気がする。いいことがあるような気がする。そんな感覚です。』『「会うと癒されるような人」は、そのままの自分を受け入れてくれる相手です。自分の親がそういう安心できる人であること、家庭が安心できる場所であることは、他のどんなことよりも子どもを元気にすると思います。』『家でリラックスして、エネルギーを蓄えて、外の厳しい社会で生き延びてもらいたい。これが私の育児の最重要な目標です。家でのんびりできれば、心の元気がたまるはずですゆとりも生まれるし、試練にも、必要なら耐えられるでしょう。もしくは、嫌だと感じたら早々に撤退することもできるでしょう。』つまり子育ての究極の目標は、子どもが本来持っている元気や気力を奪わない事なのかなぁ?親が奪わなければ一時的に元気が無くなったとしても、お家で休養して子どもは自分の力で回復して行くのかな?と思いました。そして、『子どもが自分から動き始めるのを待つこと。また、たとえ親から見たらつまらないことであってもそして子どももすぐに興味をなくしてしまうとしても、子ども自身の興味があることや、やりたいことを大切にすること。そのような接しかたが親には求められますその理由は、結局、そのような接し方によってこそ、子どもが自分は何をやりたいかに気づく可能性が高まる。』『「母親は、子どもに去られるためにそこにいなければならない」これはエルナ・フルマンという心理学者の、有名な論文のタイトルです。この論文には、親が手を回したり導いたりしなくても、いやそうしないほうが、子どもはしっかりと自立していく、ということが説かれています。—中略—「そこにいる」というのは、子どもの選択を見守り、必要なときにはいつでも安全な場所にもどれることを保証する態度です。』長々と引用しました。もう目がチカチカして来ましたので、この辺で終わります。具体的な言葉かけについて知りたい方は、読んでみて下さいね最後まで読んで頂きありがとうございました。自分の覚え書きにもなりました紅白のシモツケ。小さな可愛いお花の集まり。雨でお花が生き生きして居ます。