こんにちは
またやってしまいました、さくま変な脳内変換コレクション。
(※脚注 私は漢字を人に説明するのが苦手という話より。)
本日は「慶」の字の説明で、
「徳川慶喜ヨシノブの慶ヨシです」
正面で電話対応を聞いていた章太郎君が吹き出して、「わ、わかんない…」と魂のツッコミ。つられて私も吹いちゃいました。自分で言っといて…。
徳川将軍って吉宗とか吉光とか「ヨシ」つく人たくさんいたよね…
むしろ慶喜って言ってすぐ慶ですねーっていう人いたら逆に友達になりたいわ私がっ(←幕末好き)
でも電話口のアサヒさん(塗料販売)は優しく、
「大丈夫ですよ!うちの奥さんが同じ漢字なんで、わかりますよ!」
と励ましてくれました。
あぁ~っ よかったぁあ~
でも、くれぐれも私には漢字をお尋ねにならないようお願いします(私やっぱりちょっとヘンなんです…。。。)
さて!またしばらくご無沙汰してしまいました。
さくま家 家を建てるシリーズ。
過去の記事はこちらから。
第一回 私がキクザワを好きな理由こちら
第二回 土地探し編 こちら
第三回 地鎮祭編こちら
第四回 ドキドキ地盤調査編こちら
第五回 考え方の違い編こちら
第六回 基礎着工編①こちら
第七回 基礎着工編②こちら
第八回 間取りとテイストについて考える。こちら
第九回 ZEHという選択こちら
よければ久々にどうぞ~(書いてる私も読み返さないと書けません)
さて、前回の記事で「ZEHの話が面白かったし人生が一本の線でつながったのでうちもZEHにしちゃおうかしらっ」
というところまではお話ししましたね。
ここでおさらいですが、ゼッチ(ZEH)とは、
ネット(正味=実質)ゼロ・エネルギー・ハウスの略です。
ようやくCMでもゼッチって聞くようになってきましたが、まだまだですかね?
ちなみにビルはゼブ(ゼッチ・ビルディング)の略というやたら強そうなネーミングですし、
北海道に限り許されてる、
全部を太陽光で賄えなくても、75%以上再生エネルギーでカバーできてるならゼッチとしましょうというnearly ZEH (ニアリーゼッチ(=およそゼッチ))という基準もあり。
今年の補助金から、
ZEH+(ゼッチプラス)
↑通常のゼッチにさらに外皮性能を強化、エネルギーを見えるようなHEMS(ヘムス)という機械を導入する、電気自動車用のコンセントを外部に付ける というゼッチ進化版
ZEH oriented(ゼッチオリエンテッド)
↑都市などの狭小地で、太陽光を載せられない物件に限り、載せられる準備をすればゼッチとみなしますよというもの。
という分類まで誕生。
これらすべての総称で、ZEH family(ゼッチ・ファミリー(=ゼッチ家族!))と呼ぶよなんて言い始め・・・
・・・なんていうんでしょう
どこかで見たことあるわ、こういう感じ…と思ってたら、気づきました。
とあるパン工場に、
勇気の星が煙突から飛び込んできて生まれたアンパンマンが、
パン工場のジャムおじさんとバタコさんと町の人たちとの日々を描いたストーリーに、
いつのまにか
カレーパンマンととしょくぱんマンという仲間が増え!
このまま3人でメインストーリーが進んでいくのかなと思いきや
メロンパンナちゃんという可愛いヒロインが増え、さらにはバイキンマンにより悪の心を植え付けられたロールパンナちゃんという姉が増え、登場シーンをよくよく思い出せないクリームパンダちゃんなんかもいて、
彼らを総じて「アンパンマンファミリー!」みたいな、そういう感じです(どーーん)
ゼッチファミリー。。。どこまでひろがるんや…。
気づいたらready ZEH(レディー・ゼッチ=準備ゼッチ!) 太陽光を載せればゼッチになる家。っていう基準はなんだかうやむやに…。
レギュラー入りするのかと思いきやしなかった「おむすびマン」か「ハンバーガーキッド」のようです。
その基準はゼッチオリエンテッドとどう明確に違うんだろうかという疑問を抱いたりしますが、
「おむすびまんとこむすびまんじゃ全然違うでしょ!!そんな事も分からないなんてプンプン!」ということと、きっと同じなのでしょう…。
でもねー、ゼッチファミリーってなんか覚えづらいし、
やっぱり横文字以外の(日本語の)方が日本人にはいいんじゃないかなぁと思ってみたり。
※ゼッチは世界各国のものなんだけど。
うーん、ゼロエネルギーハウスならまだいいですが、ネット、ニアリーって言われても純日本人の私にはイマイチぴんと来ないんですもん…。
と、私の心の叫びはさておき
実際にZEHにしたいなーと一般の方が思った場合、作り方にはいくつかのポイントがあります。
・まず外皮を強化した家であること。
断熱の事です。
ゼッチの基準では、各地域(温度帯)と日射区分により、クリアしなければいけない外皮基準と言うのが定められています。
最低限、断熱を良くしてねと。
今までの昭和基準の家に太陽光を沢山載せてゼッチとは呼べないよという訳で、
まず、基準値よりも20%、エネルギーを削減してくださいね。という訳です。
だから、スカスカの家ではゼッチにはならないと言うのが一つ。
・次に、省エネ設備を入れる事。
省エネが何よりも大切なZEH。
「平成の世の中にあって、白熱灯なんてエネルギーを沢山使う照明器具は避けてね!全部LEDでね!」とか。
「暖房給湯設備も、高効率の物を導入してね!」とか。
細かく言うと(エコジョーズ(潜熱回収型ガス給湯機)なら、エネルギー消費効率が94%以上(暖房給湯兼用機の場合は93%以上)であるコトとか……色々決まっています。この辺りは初代のゼッチ補助金の基準からそのまま以降というイメージ)
それを、「どこに何を使うよー」というのをおおよそで入力してエネルギーの消費量がを見ていく、というのが「一次エネルギー使用量の計算」です。こちらは建築研究所さんの建物の省エネ計算ツールを使って計算していきます。
・さらにゼッチビルダーによる施工であること。
キクザワもゼッチビルダー(ゼッチを施工できる工務店)として国の方に登録しております。
今年から満たした基準に応じて☆星が与えられるんですけど、今年度、キクザワはおしくも、4☆(フォースター)
最後の☆を獲得するには、自分で掲げた「目標」をクリアしないといけないんです。
この「目標」っていうのは、
2020年には施工物件の半分をゼッチにするよーというものを追ったもので。
キクザワは一般的な方法で、段階的に2017年10%、2018年13%…とか徐々にクリアしていこう〜と思ったんですけど。
ふと見た先で「2%の目標を達成してたから☆星が一つ手に入りまして5☆(ファイブスター)です!」という会社さんもあったり。。。
マジかーっっっ!!!
考えてみたら、目標さえクリアしてれば、1棟でも五つ星になるんだもんなー、たしかに、最初スローペースで最後どーん!って方法でも2020年過半数超えていたら良いって事だったんだな〜…などと…。
正攻法で考え過ぎてしまったワタシ…。
目標が高すぎて☆獲得できなかったっていう事らしいんですけども。
いやそれは目標を高く掲げすぎたことの問題かぁ…。。。
でも!でもですよ!!!!
なんか、年20棟限定っていううちの会社の規模的には頑張って一昨年去年と3棟続けてゼッチ頑張ったにもかかわらず……
1棟でも5☆五つ星!というところを見ると、なんだかこの基準って言うのも、一般消費者からすると微妙な気がしませんか…???
ファイブスター、五ツ星⭐️っていうからには、年に何棟もゼッチ経験しててほしくないですか???
ミシュランで星を獲得したレストランがあったとして、審査側が、
「この界隈でフレンチやってるのはここだけなんで、☆つけときましょう。」
だったらやっぱり信憑性ない訳じゃないですか。
施工能力で年間棟数ってあるだろうから、何棟やったらファイブスター!っていう訳にはいかないのはわかるんですけど、
でもせめて10%以上にするとか、
このあたりの判断基準がブレている気がするんですよ。
ゼッチやらない会社もあるんだから、ゼッチ一棟でもやったら五つ星とかにしないと、やっぱ頑張ってる会社からすると正直面白くないし、どうなの?!それ不公平!って私みたいに考える人もいると思うんです。
じゃないとゼッチなんてやってもやらなくても、星もらえようがもらえまいが関わらないわけで…。
そもそも、なんのためのファイブスター(五つ星!)なのかというと、
一般消費者の人が
「この会社は国からの☆がついた、信頼できる会社だからゼッチを依頼したい」
と思うための基準として星がついているわけですよね?
そしたら、エキスパートにならないと五つ星がとれない、というシステムにしないと、意味ないんじゃないかと!
色々考えてると、
なんのための☆評価制度なのかなー。などと。
星のあるなしでの選択?
星の数での選択?
ゴールがゼッチの普及なら、星の数の多さで競いあっても仕方ないんじゃない?って思うし…。
やってないとこは販促アイテムに書かないのだとしたら、星制度の意味ってどこにあるのかわからないんです、私。
こんな風に色々考えてしまうのは、
五つ星とれなかった側から見たひがみでしょうか(笑)。
くやしいから来年こそは最後の星!とれるように勉強しますよっ
(でも工期の問題もあるからホント厳しいのよ〜!!!わかって経産省さん!!!)
アツく語ってたら長くなっちゃいました!!
もー、ゼッチに関しては長くなりますよーーーー(笑)
何回かに分け書いていきますので、どうぞ次回もお楽しみに