かつて日本が太平洋戦争に敗北、米軍が進駐してきた頃、物資や食糧が不足していた日本人はちょっと前までは鬼畜と考えていた米兵にたくましくも群がり食糧を求めた。
↓「ギブミーチョコレート!」と米兵に群がる子供たち。

↓国は『進駐軍のために特殊慰安施設を可及的すみやかに整備せよ』との指令を内務省から全国の警察に出した。8月18日(終戦3日後)のことで、これへの政府出資は1億円だった。

↓『特殊慰安施設協会』と看板には書いてある。

そして、『駐屯軍慰安の大事業に参加する新日本女性の率先協力を求む』と慰安婦を募集。
これに衣食住の保障の条件にひかれた素人女性の応募もあり、都内の25の施設は米兵で賑わった。
ところが、そこでの性病の蔓延に困ったGHQは、施設への出入りを禁じた。
だから素人を使っちゃダメなんだよ。
そうなったら、盛り場にはパンパンというセミプロからプロの連中が現れ、特定の人の相手をするパンパンは「オンリー」、不特定多数を相手にするパンパンは「バタフライ」と呼ばれ区別があった。パンパンの聖地は有楽町ガード下で「ラク町のお時」という姐御をアタマに米兵を相手にし、上野の街娼は国内向けだったらしい。
昭和23年頃にはパンパンは全国におよそ8万人いたそうだ。
↓皇居前で和服の女性と写真を撮る米兵。

↓大阪の米兵相手のナイトクラブで米兵とダンスするパンパン。

↓そんな時代、パンパンになれない世田谷区民のオバチャンたちは国民服姿で皇居前に押しかけた。世田谷区民だからね、足立区民や葛飾区民じゃないよ、東武民や京成民じゃない小田急民だ。

そして「喰わせろ、物を出せ」と要求。
↓人間宣言した天皇への皮肉まじりのプラカード。

これが不敬罪に問われたらしい。

しかし、このプラカードの言葉、今ならば麻生太郎が言いそうな文言だな?笑
朕を「議員」、ナンジを「お前ら」、ギョメイギョジを「麻生太郎」に変えたらそのまま使えそうじゃないか?笑