自衛隊の音楽隊 | むーのブログ

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  私は自衛隊の音楽隊のコンサートに3回足を運んだことがある。きっかけは自衛隊の募集相談員をしているという知り合いからの誘いだった。

 軍隊の音楽隊とは言え、その演奏レベルは極めて高度といえるだろう。中でも日本武道館で行われた自衛隊音楽祭りは圧巻だった。自衛隊のコンサートは入場無料ということもあるが、大変人気がある。だから抽選で当たらないとなかなか見る機会に恵まれない。その武道館のコンサートも前の年の競争率が6.5倍だったが、自分はコネがあったおかげでどのコンサートも行くことができた。

 その時の統率のとれたドリル演奏(マーチング)はとても素晴らしいものだった。音楽隊も軍隊で訓練を受けているので、一糸乱れぬ演奏とマーチングはさすがだった。その日は、タイ空軍、米海兵隊、在日米軍合同で「WE ARE THE WORLD」の合奏も披露され、国境を超えたそのパフォーマンスは会場全体を感動の渦に巻き込んだ。

 自衛隊がらみなので少し躊躇したが、この感動を伝えたいと思い、反響はあまり期待せずにSNSにその日のルポを投稿した。ふたを開けてみたら、娘がマーチングをやっていた、自分は学生時代にマーチングをやっていた、兄がやっていて全国優勝した、高校生の三男が以前海上自衛隊と一緒に演奏した、等々コメントが殺到した。それぞれの反応は全く思いもよらないものだった。本人か家族がマーチングや吹奏楽をやっていたという人が思いの外、多かったのである。     

ひと昔前までは自衛隊は嫌悪されているようなイメージで報道をされていたが、自衛隊に偏見を持っている人は実はごく一部なのではないかとその時悟った。何よりも災害派遣での救助活動を通して多くの国民は自衛隊の存在意義を感じていることだろう。音楽隊の任務は基本的に隊員の士気高揚ということだが、音楽を通して国民の心も鼓舞し、癒すことに大変貢献していると思う。

  と、いろいろと御託を並べてきたが、実は3回とも海自の歌姫と言われる三宅由佳莉さんが目当てだった。その澄み切った歌声にはいつも魅了されている。