尖石縄文考古館 「縄文のビーナス」 | 花月のきり絵と日々思うこと

花月のきり絵と日々思うこと

きり絵師 花月です
切り絵を作りながら、作品に対する思いを伝えたいと思います  
イベントのお知らせもしますのでよろしくお願いします

長野県茅野市にある尖石縄文考古館で展示されている土偶を観に行きました。



写真撮影が出来るのは嬉しいですよねビックリマーク

「縄文のビーナス」は、縄文時代の土偶の中では日本初の国宝指定されています。





あんなとこやこんなとこまで撮りましたから、じっくり見てくださいねビックリマーク




脚のあたりには金色に輝く雲母が練り込まれています。



妊娠した女性の姿を表現


安産祈願や子孫繁栄を願うマツリに使われたと考えられています。


逆ハート形のお尻

どっしりとした全体像は安産型らしいです。



「縄文のビーナス」は縄文時代中期(約5,000年前)に作られています。


粘土の塊による体、頭、両手、両足のパーツを組み立てて形作った中実土偶と呼ばれる作り方をしています。

焼く際に粘土に含まれる空気が膨張し、割れる可能性が高い作り方なのに、総重量2.14kgの粘土の塊を高さ27cmの立像に組み立てるには熟練した技術が必要だそうです。


なんとも愛らしいお姿ですよね。


頭の模様は、両耳がスポッと出るような被り物


頭頂部の大きな渦巻きと、



後頭部にある突起から、お団子にまとめた髪型を表したのでは?と。



土偶の大きさは1番小さなものは1〜2cm

縄文時代中期の一般的な大きさは10cm前後

27cmの縄文のビーナスは大きいものといえます。

全国で2万点以上発見されている土偶の中で国宝に指定されているのは5点のみです。


「縄文のビーナス」が国宝指定されたのは①造形的に優れていること②一般的な土偶に比べて大型であること③出土状況が明らかであること、この①②③が理由だそうです。


約5,000年も前に作られたものが、目の前にあると思えば、感動と浪漫と不思議な思いに胸が高まります。


おまけに


ガチャガチャ当たりました笑




でもね、欲しかったのは👇


私の好きな土偶は、👆


推し力士の貴景勝関に似た土偶を作られてる、時光窯の志村さんの作品



遮光器土偶っぽいでしょう❣️


余談が過ぎました💦


次回は「仮面の女神」を紹介しますね。