「異邦人の完成のなる時」 ④ ローマ書11章25節から29節　モトイ・トクメイさん

　2025.11.29

この方にあって私たちは御国を受け継ぐ者ともなりました。みこころによりご計画のままをみな行う方の目的に従って、私たちはあらかじめこのように定められていたのです。

（エペソ書1章11節）

ｰ続きｰ

ーゼカリヤ書12章9節から10節ー

私たちキリスト者にとってはここもイエス・キリストを信じ受け入れる聖書箇所だと分かるのですが、彼らはそうは思いたくない、そのようなかたくなさの中に今はいるということでしょう。でも、そのかたくなさが最後の最後、キリストの地上再臨の直前、ハルマゲドン戦争の最後の最後で打ち砕かれるのですね。そのうめきとしてお読みください。

:9 その日、わたしは、エルサレムに攻めて来るすべての国々を捜して滅ぼそう。

:10 わたしは、ダビデの家とエルサレムの住民の上に、恵みと哀願の霊を注ぐ。彼らは、自分たちが突き刺した者、わたしを仰ぎ見、ひとり子を失って嘆くように、その者のために嘆き、初子を失って激しく泣くように、その者のために激しく泣く。

（ゼカリヤ書12章9節から10節）

アーメン。神のひとり子イエス・キリストを私が突き刺したのだということが、超自然的に、徹底的に分からされて、国家的な悔い改めなのですが、その悔い改めがひとりひとりの生き残ったユダヤ人にまで至っているという表現です。最後の最後、完全にかたくなさが超自然的に打ち砕かれるということです。

かたくなさが取り除かれる瞬間は、携挙のあと、早い時期にヨエル書の2章28節にある神の霊が降り注がれたときから始まるのですが、肉はかたくななので、最後の最後までそれが国家的には手放せないのですね。そして、ついに神の奇蹟によって手放され、肉が砕かれて、「私が神のひとり子イエス・キリストを突き刺したのだ」と分かり、確信して嘆くというのですね。

そして、このうめくような祈りに呼応してキリストが地上に再臨される。そのときに私たちもキリストと共について来るという神の計画の流れになります。

でも、私たちはいま異邦人の完成のなる時まで、イスラエルにねたみを起こさせるというとても重要な神の計画の中にいて、神が私たちを感動させることによって、霊的な世界ではユダヤ人、イスラエル人がねたみをかき立てられる状態でしょう。そして神の計画は今も動いていて、多くの人たち、ユダヤ人たちが今も救われているというのですね。

それゆえに、神が私たちひとりひとりに計画されている計画、神の目的もいま動いていると判断できると思います。全体的な計画が動いているなら、私たちひとりひとりの神の計画と目的も動いているのですね。私たちは、ひょっとしたら自分に対する神の計画の全貌が分からないので、もどかしく思うことがあるでしょう。そういうことが多くあると思います。

でも、実際には天に引き上げられて、イエス・キリストにお会いするそのときになるまで、その目的はハッキリしないのかもしれませんが、神には全体の計画もあれば、私たちひとりひとりに対する計画や目的もあるのですね。そのことを、最後にエペソ書1章11節から12節から確認したいと思います。

ーエペソ書1章11節から12節ー

私たちの心に思い浮かぶ以上の素晴らしい計画が本当はあるのですが、見えない。でも、ここを見るときに、私たちがそもそも召されたのは神の奇蹟による選びであり、この選びがある以上、神が計画を動かしているのだ。私に対する計画もあるのだということが見て取れる、そのような励ましとしてお読みしたいと思います。

ここの聖書箇所の背景ですが、1章4節にある、「キリストのうちに、天地創造の前から私たちが選ばれていた」という大前提で語られています。そして神の計画が動いていて、私たちはキリストにあって千年王国を受け継ぐという計画の中にいますというかたちで語られています。

:11 この方にあって私たちは御国を受け継ぐ者ともなりました。みこころによりご計画のままをみな行う方の目的に従って、私たちはあらかじめこのように定められていたのです。

:12 それは、前からキリストに望みを置いていた私たちが、神の栄光をほめたたえるためです。

（エペソ書1章11節から12節）

アーメン。私たちにとっては神の計画は見えません。私たちひとりひとりに対する計画はおぼろげなもので見えないかもしれませんが、でも神につかまるとき、今日という1日の枠内で神からこころざしが来て、そのことを行う。そして、神に祈りを捧げるというかたちで全体的な神の計画にも寄与しているし、今日という日の1日の枠内で、私に対する神の計画と目的も実行されつつあると言えるでしょう。

神は、みこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行わせてくださるのです。（ピリピ書 2章13節）

私たちには見えないことも、心に思い浮かばなくても、神が計画を持っておられる。神が責任を取っておられるということでしょう。それゆえにこの方に信頼し、今週も王である祭司、地の塩・世の光としての役割を果たすべく、送られた場所・場所で塩けをしっかりと発揮して、祈りつつ歩んでまいりましょう。

※ おすすめ関連動画「嫌われるイスラエル」参照

ひとこと、お祈りいたします。

愛する全能の父なる神様、感謝いたします。どうぞ、聞いてくださったおひとりおひとりをあなたが祝福してください。どうぞ、おひとりおひとりがあなたのうちに持っているあなたの備え、あなたの計画と目的をしっかりと握ることができるようにあなたに信頼し、あなたの祈りを捧げることができるように祈りの炎をさらに燃やしてください。

そして、おひとりおひとりがいま抱えているその祈り課題も、主イエス・キリスト様のお名前によって、いまあなたの御前におささげしますので、そのことをあなたが解決してください。祈ってよかったとまた思わせてください。あなたに感謝の祈りを、また捧げさせてください。あなたをますます知りたいと思わせてください。

感謝します。感謝して、愛する主イエス・キリスト様のお名前によって、祝福して、お祈りを捧げます。

アーメン。

最後まで聞いてくださいまして、ありがとうございました。(^^)/

-fin-　

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