「裁きの前のふるい分け」 ⑤ 第2テモテ2章14節から19節　モトイ・トクメイさん

　2025.10.25

最後に、私の兄弟たち。主にあって喜びなさい。前と同じことを書きますが、これは、私には煩わしいことではなく、あなたがたの安全のためにもなることです。（ピリピ書3章1節）

ｰ続きｰ

ーピリピ書3章1節ー

ここには、主にあって喜ぶということが私たちの安全であると語られているのですが、神の前に出て祈ることに関しては、もちろん、うめきの祈りもあると思います。でもここに書かれているように、そもそも神の前に出ることは私たちの特権であり、安全であり、喜ばしいことなのです。

そして、ここの「主にあって喜びなさい」という言葉と第1テサロニケ5章16節のコンセプトをあわせて考えるとき、今のこの終わりのときにとくに神にあって喜ぶことが重要なのだ、安全なのだということが分かると思います。第1テサロニケ5章16節から18節には、有名な、「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべてのことに感謝しなさい」という、キリスト者にはカレンダーの標語にするほど大好きな言葉が書かれています。

:16 いつも喜んでいなさい。

:17 絶えず祈りなさい。

:18 すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。

（第1テサロニケ5章16節から18節）

この第1テサロニケ5章は、世の終わりの混乱と背教について警告されているような流れで、「いつも喜んでいなさい」というのですね。

第1テサロニケの5章の一番初めには、「これらのこと、携挙についてのいろいろなことについて、わざわざあなたがたにもう一度教える必要はありません。世の人たちは突然の破滅で滅びる人ですが、あなたがたは昼の者、光の者なので、彼ら夜の者、眠った者、酔っぱらっているような者に惑わされずに、巻きこまれないで、いつも目をさまして、慎み深く祈っていなさい」ということが警告されています。

:4 しかし、兄弟たち。あなたがたは暗やみの中にはいないのですから、その日が、盗人のようにあなたがたを襲うことはありません。

:5 あなたがたはみな、光の子ども、昼の子どもだからです。私たちは、夜や暗やみの者ではありません。

:6 ですから、ほかの人々のように眠っていないで、目をさまして、慎み深くしていましょう。

:7 眠る者は夜眠り、酔う者は夜酔うからです。

（第1テサロニケ5章4節から7節）

私たちは光の者ですが、世は暗やみであって、世の人々は暗やみの者なのです。でも、この暗やみがキリストのからだの中にまで入り込んできそうなので気をつけなさいという背教に対する警告があり、その流れで「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべてのことについて感謝しなさい」と書かれているのですね。

ですから、喜ぶことはとくに世の終わり、神の裁きが近い。世が裁かれる、そのまえにキリストのからだが揺さぶられて、残る者と落ちてゆく者が見えている。背教が見えている。その時代にあって、主にあって喜びなさいということで語られているのですね。

このことを加えて、ピリピ書3章1節をお読みしたいと思います。神の前で喜ぶという私たちの安全は、とくにこの今の背教の時期、世の混乱の時期に、いまだからこそ必要な安全です。こう書いてあります。

アーメン。私たちの安全は神の中にあって、神の中にいるということが私たちの喜びです。そして、うめきの祈りもしますが、そもそも神の前に出られる。どんな状態でも、どういう汚れがあったとしても、神の前に出てきよめられるということが私たちの生活の基本であり、喜びであり、安全であるのならば、とくにこの終わりの時代にそれを実行するのですね。そういうかたちできよい者はますますきよめられてゆき、汚れた者は、ますます汚れてゆく世の中が実現するのです。

そして、神はご自分に属する者をご存じなのです。私たちは神に知られているのです。だからこそ、いつも神の前に出ましょう。私たちは、自分ではよいことやきよめられることは肉においてはできないでしょう。でも、神の前に出ることによってこころざしを与え、神が私たちをきよめ、塩けを与え、栄光から栄光へと主と同じかたちに私たちを変えるのです。これが私たちの守りであり、安全。私たちの祈りの生活です。

今週も、王である祭司、地の塩・世の光としての役割を果たしつつ、祈りつつ歩んでまいりましょう。

※ おすすめ関連動画「繁栄の神学の罠」参照

ひとこと、お祈りいたします。

愛する全能の父なる神様、感謝いたします。どうぞ、聞いてくださったおひとりおひとりをあなたが祝福してください。どうぞ、おひとりおひとりが地上で抱えているその祈り課題をあなたが取り上げてください。いまその祈りをあなたの前におささげします。どうぞ、あなたが解決してください。

この祈りによってあなたが私たちをさらにきよめ、さらにあなたを愛する者にしてください。ますますあなたを見せてください。

感謝します。感謝して、愛する主イエス・キリスト様のお名前によって、祝福してお祈りを捧げます。

アーメン。

最後まで聞いてくださいまして、ありがとうございました。(^^)/

-fin-　

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