2014.01.19
「人の歴史の著者」エレミヤ書16章14節から16節 (モトイさんのブログ)
http://kirisutoinochi.seesaa.net/article/385494877.html
ー 人の歴史を支配する方への思いが、今日の私たちの力になる ー
:14 それゆえ、見よ、その日が来る。――主の御告げ。――その日にはもはや、『イスラエルの子らをエジプトの国から上らせた主は生きておられる。』とは言わないで、
:15 ただ『イスラエルの子らを北の国や、彼らの散らされたすべての地方から上らせた主は生きておられる。』と言うようになる。わたしは彼らの先祖に与えた彼らの土地に彼らを帰らせる。
:16 見よ。わたしは多くの漁夫をやって、――主の御告げ。――彼らをすなどらせる。その後、わたしは多くの狩人をやって、すべての山、すべての丘、岩の割れ目から彼らをかり出させる。
(エレミヤ書16章14節から16節)
<YouTube:「kirisutoinochi1」より>
こんにちは、モトイです。今日のメッセージのタイトルは、『人の歴史の著者』としました。聖書箇所は エレミヤ書の16章14節から16節までです。
ここ半年ばかり、ずっと中東情勢がいろいろと言われています。去年の夏ぐらいにアメリカのケリー国防長官が、これから9ヶ月のあいだに、9ヶ月先に、中東で和平を実現させるのだと言って話題になっていますが、その9ヶ月後が今年の4月にやって来るので、さて 今年の4月に、いわゆるダニエル書の9章27節にある「七年の契約」が結ばれるのかというようなこともチラホラと聞きます。
私の個人的な考えで言うと、それはないと思います。というのは、ダニエル書9章27節の七年の契約が結ばれたところから、いわゆるダニエルの70週目が始まってしまうので、その平和条約と言われているダニエル書9章27節の条約が結ばれる前に、ある程度の戦争が勃発して、いろいろな みにくいところが吹き出してくる。
すると、それを治める人である反キリストが現れて、「では、平和条約を結びましょう」という状態でダニエル書9章27節に移行してゆくので、今、これから3ヶ月のあいだにそれができるのかというと、ちょっと時間的に無理があるように私には思えます。それで、このダニエル書9章27節の条約ではないと思います。
でも、何かしらの取り決めがあったのなら、その取り決め以降、イスラエルと中東の問題がまた噴出して、また戦争になったりするのではないかなというふうには思っています。いずれにせよ、このように人間のいろいろなことが、これから神の歴史としてイスラエルを中心として、中東を中心として戦争になってゆくでしょう。
人間のみにくい部分が、いま もう噴出していますが、神の歴史の観点から見れば、その総決算といえるような みにくい戦争が、これから中東を中心に始まってゆく。そして、そういう流れで見ると、ただ戦争だとか、戦争のうわさだとか、中東の状況だとか、日本のまわりの状況だけを見ていたら、戦争なのか、戦争にならないのかとヤキモキしてしまいます。
しかし、すべてを支配される方が日本の政治家も含めて、世界中の王といえるような支配者を動かしているという大前提を考えれば、人間の歴史は神が支配していると言えるでしょう。そういうことを考えた上で戦争を見るなり、私たちの日常を見るなりするとき、私たちはこのような神の歴史の流れの その一点にいるんだということを気がつくと思います。
もし、そのような大きな流れの一点というふうに気がつけば、大きな流れを支配される方に思いを馳せることができると思うのですね。
そのように神に思いを馳せることによって、私たちはその瞬間に私たちの心を神にささげる礼拝になるので、日常のこと、ただ今日しなければならないことという一点だけ、あるいは中東情勢の今どうなるのかという一点だけを見ると、この一点だけで私たちは心が暗くなったり、埋没したり、アップアップしてしまうと思います。
ところが、このような大きな流れがあるのだと思って、その裏を支配する、すべてのことを支配される方がおられるという礼拝に到達するときに、私たちの日常の一瞬、一瞬に力が出て来ると思います。今日は、そういう意味で この偉大なる人間の歴史を支配される、人の歴史の著者である方が、私たちひとりひとりも支配されるというお分かちです。
ー エレミヤ書16章14節から16節 ー
さっそく、聖書箇所をお読みします。このエレミヤ書16章は、バビロン捕囚の直前です。南ユダ王国という国家があって、バビロニアという強い国があり、戦争をしました。神の預言によると、南ユダ王国の人々がバビロンに捕囚されてしまう。でも、今日の聖書箇所で言われているのは、それでも、神が もう一度その人たちをパレスチナの地に戻すと言われています。
そして今日の聖書箇所の以降では、その理由(捕囚になった理由)は この神の民が神を離れて偶像崇拝をしたことによると言っているのですね。ですから、一度バビロン捕囚をされて、そのあと世界中に散らされて、そのあとに、もう一度戻されるのは彼らの罰のゆえ。彼らが神から離れたことのゆえだということを言っています。
つけ加えておくべきだと思うことは、聖書の中心の民族がイスラエル民族であるということは、神の一方的な選びであるので、彼らが偉いとか、立派なことをしたとか、優秀な民族であるということでもなく、また逆にキリストを十字架につけた民族だといって彼らをけなしたり、非難したりということも おかしな話であるということを大前提でお読みいたします。エレミヤ書の16章14節から16節まで。
:14 それゆえ、見よ、その日が来る。――主の御告げ。――その日にはもはや、『イスラエルの子らをエジプトの国から上らせた主は生きておられる。』とは言わないで、
:15 ただ『イスラエルの子らを北の国や、彼らの散らされたすべての地方から上らせた主は生きておられる。』と言うようになる。わたしは彼らの先祖に与えた彼らの土地に彼らを帰らせる。
:16 見よ。わたしは多くの漁夫をやって、――主の御告げ。――彼らをすなどらせる。その後、わたしは多くの狩人をやって、すべての山、すべての丘、岩の割れ目から彼らをかり出させる。
(エレミヤ書16章14節から16節)
アーメン。16節には、多くの漁夫をやって彼らをすなどらせて、その後、神は狩人をやって、岩の割れ目などから彼らをかり出してくるということを言っています。まず、漁夫が神の民を集め、そして、そのあとに狩人がやって来て、引き出してくるということですね。
17節以降は、これらのことをやったのは、彼らが自分(イスラエルの神)から離れたからだと言うのですね。そして、一つの刑罰として、散らして、戻すということが分かります。漁夫と狩人の関係なのですが、まず漁夫をやってから、狩人を送るということは何か私たちの歴史の中で見受けられる、歴史の流れを感じられるヒントであると私は感じます。
たとえば1917年の有名な「バルフォア宣言」というのがあるのですが、イギリスの外相であるバルフォア卿という方が、ユダヤ人に対して、「あなたがたがオスマン・トルコとの戦いで私たちに協力してくれるなら、このパレスチナの地にユダヤ人の国家を作らせる」という約束をするのですね。
有名なところでは、その裏側でイギリスはアラブ人にも同じことを言って、「パレスチナの地を、あなたがたにあげよう」と言って、二枚舌外交をしているという有名な話があるのです。
そこら辺のところは、イギリスのそれ以降の没落とかねあわせて考えると とても興味深い、創世記12章のアブラハムの祝福を逃したイギリスの政治的な判断であると私は考えていますが、それはともかく、バルフォア宣言、1917年以降はシオニズムという…。
シオニズムはそれ以前にもあったのですが、1917年以降、「このパレスチナの地にユダヤ人の国家ができるんだ」と喜んだユダヤ人たちが、「シオニズム運動」と言って、パレスチナの地に帰ってこようという運動が盛んになるのですね。1917年がバルフォア宣言で、正確には、1918年くらいから動きが活発になるそうです。
ー続くー
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