2012年3月18日「反キリストの時」③ 第2テサロニケ2章3節から7節モトイ・トクメイさん

　2012.03.18

:6あなたがたが知っているとおり、彼がその定められた時に現われるようにと、いま引き止めているものがあるのです。

:7 不法の秘密はすでに働いています。しかし今は引き止める者があって、自分が取り除かれる時まで引き止めているのです。

（第2テサロニケ2章6節から7節）

ｰ続きｰ

4節。（第2テサロニケ2章4節）

:4 彼は、すべて神と呼ばれるもの、また礼拝されるものに反抗し、その上に自分を高く上げ、神の宮の中に座を設け、自分こそ神であると宣言します。

:5 私がまだあなたがたのところにいたとき、これらのことをよく話しておいたのを思い出しませんか。

:6 あなたがたが知っているとおり、彼がその定められた時に現われるようにと、いま引き止めているものがあるのです。

:7 不法の秘密はすでに働いています。しかし今は引き止める者があって、自分が取り除かれる時まで引き止めているのです。

（第2テサロニケ2章3節から7節）

アーメン。ここの解釈ですが、最初の3節、『まず背教が起こり』。背教というのは、神から離れることですね。神から離れる状態である。いまはすでに背教の時代であると、よく言われています。テレビを見れば、神がある状態を探す方が大変である。だから、神から離れてしまっている背教の時代であるというふうに、いまはすでに言えます。

そして、その次に『不法の人』が現れて、主の日が来ると書いてあります。そして、『不法の秘密はすでに働いています。』（7節）とパウロは言っていますが、同時に『しかし今は引き止める者があって』と言っています。

この「引き止める者」は単数形で書かれているのですね。ですから、国家とか国のいろいろな機関を使って反キリストの登場を法律的におさえているということではなくて、なにかひとりの人がおさえているというような文法的な表現です。

これはひとつの解釈ですが、キリスト者は聖霊の内住される神の宮であると言われています。

神の宮と偶像とに、何の一致があるでしょう。私たちは生ける神の宮なのです。神はこう言われました。「わたしは彼らの間に住み、また歩む。わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となる。

（第2コリント6章16節*）

あなたがたは神の神殿であり、神の御霊があなたがたに宿っておられることを知らないのですか。

（第1コリント3章16節*）

聖霊様が心の中に入って住んでくださって、私たちひとりひとりの中に神が内住してくださる。ここで言うところの『引き止める者』とは、聖霊なる神がいま私たちひとりひとりを使って地の塩・世の光として反キリストを止めている。聖霊様が止めるのですが、キリスト者を使って、彼らを地の塩・世の光とすることによって止めているのではないかと解釈がされています。

そう考えると、たとえば反キリストがもうすでに現れるような状況が整っていたとしても、キリスト者が取りさらわれない限りは、反キリストの平和の君としての登場さえ、まだ起こらないと解釈できます。私はこれを信じています。

もう、1948年のイスラエル建国以来、世の中は世の終わりがさらに押し迫った時であると言われています。1967年には、エルサレムがユダヤ人の完全な管理のもとにおさまりました。

いまは、戦争のうわさとしてアフマディネジャドの発言だとか、アメリカのRFIDチップのいろいろな問題もありますが、そういった世の終わりのしるしをふつうの人の目で見ると、それは恐ろしいもの、怖いものの登場ですが、しかしながらキリスト者の目で見ると、それはキリストと出会える瞬間が刻一刻と近づいているという、そういう世の終わりのしるしです。

世の終わりのしるしを通して、その先にあるイエス・キリストの登場を期待する。そのことによって私たちは、今日、励ましを受けることができるのです。

あなたや私たちの心の中には、だれが王座にすわっているでしょうか。私たちの心の中にすわるのは、「私」ではなく、私たちの信頼する人でもなく、お金でもない。イエス・キリストがすわるべきです。この方にすべてをゆだねて、その時を待ち、今日という日にキリストを喜んで、一日一日を過ごしてまいりましょう。

最後まで聞いてくださって、ありがとうございました。(^^)/

fin　

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