2024.08.24
あなたがわたしに向かっていきりたち、あなたの高ぶりが、わたしの耳に届いたので、あなたの鼻には鉤輪を、あなたの口にはくつわをはめ、あなたを、もと来た道に引き戻そう。
(第2列王記19章28節*)
王であるヒゼキヤは、国民に「彼に答えるな。ラブ・シャケ将軍の言っていることに答えてはいけない。肉的な戦いを返してはいけない」という事を言ったのですね。もうこのときは信仰が奮い立っている。国民は奮い立っている状態なので、その状態で黙っているということは、祈りつつ聞いているという状態でしょう。
そして、さきほども言ったように、結果だけさきに言うと、神の栄光が現れるのです。現れるのですが、もう一度状況を繰り返し言うと、北イスラエル王国は とっくに滅んでいます。ユダの町々はとっくにアッシリヤに滅ぼされています。いまはエルサレムしかない。
見えるところは絶望しかない状態でヒゼキヤは自分自身の召しを確信して、国民を奮い立たせたのです。自分の信仰が国民にうつった状態でしょう。
でも、このラブ・シャケの言っていることは、いちいち納得ができる内容ではないですか?
「どの神々が自分たちを救ったか。もう、おまえたちしかいないのだ。おまえたちの神はおまえらを救えると思うのか。ヒゼキヤの言うことを信じるな。そんなことを信じたら、おまえたちは死んでしまうだろう。おまえたちが生きるために親切にこう言っているんだ」と、もっともらしいことを言うのです。
でも言っていることをよく聞いてみると、結局は奴隷にされるという状態なのですね。そして肉的に揺さぶられてしまったら、敵の挑発がもっともらしく思ってしまうでしょう。こちらがしっかりと拠って立っている岩のような信仰からわざわざ降りてしまいたくなる。そういう言葉です。「ヒゼキヤの言葉を信じるな」と敵は言うのですね。
私たちのこの地上での戦いもそうでしょう。私たちが拠って立つ岩であるイエス・キリストというその岩から降りるようにと敵は私たちを挑発してくる。しかも、論理的に挑発してくる。見えるところ、感じるところで揺さぶってくる。そういう状態であると思われます。
結論ですが、このあとヒゼキヤはイザヤのところに行くのです。するとイザヤはすでに預言をもらっているので、このラブ・シャケは一時的に引くだろうという預言を伝えるのですね。
実際にそうなるのですが、そのあとに今度はアッシリヤの王様がみずからやって来て、イスラエルの神を罵るのです。そのときも黙って、祈って、神に叫ぶことを、ヒゼキヤも、イザヤもするのです。その結果、起こったことが、第2列王記の19章35節です。こういう結果になりました。
ー 第2列王記19章35節 ー
その夜、主の使いが出て行って、アッシリヤの陣営で、十八万五千人を打ち殺した。人々が翌朝早く起きて見ると、なんと、彼らはみな、死体となっていた。(第2列王記19章35節)
アーメン。このことにビックリしたアッシリヤの王様は逃げ帰るのですが、逃げ帰った先のアッシリヤの首都(ニネベ)で、今度は自分の子どもたちに殺されて、クーデターが起こりました。王様が変わってしまうという状態になるのですね。神を罵った結果、肉が肉によって滅ぼされたというひとつの例でしょう。
さらに神を信じたヒゼキヤについては、同じ時代について記している第2歴代誌の32章23節の言葉のように、まわりのすべての国々の王様に尊敬されたのです。
神の栄光が現れたので、ヒゼキヤはみんなに尊敬されて、ヒゼキヤと好み(よしみ:親しい関係)を通じたいと思った王様が、みんなプレゼントを持って来る。貢ぎ物を持って来るという状態にまで神の栄光が現れて、祝福されたということになるのですね。
多くの人々が主への贈り物を携え、ユダの王ヒゼキヤに贈るえりすぐりの品々を持って、エルサレムに来るようになり、この時以降、彼はすべての国々から尊敬の目で見られるようになった。(第2歴代誌32章23節)
アッシリヤによってエルサレムしかなくなった南ユダ王国の王様(ヒゼキヤ)に神の栄光が現れて、繁栄が勝ち取られた。神によって繁栄が訪れたという状態なのです。
自分たちは戦わなかったのに、一兵も損なわなかったのに、自分たちのことをまわりが尊敬して、プレゼントまで持って来るということになったのですね。神を信じるということの栄光がここに現れていると言えるでしょう。
でも今日注目したいのは、肉で見るところ、感じるところ、聞くところが全部絶望だったという状態です。そして、ヒゼキヤは国民を黙らせたのです。そして、黙らせるということの聖書的な説明として私が感じたのは、黙ることによって、まず口で失敗することを防ぐ。黙って、そして祈りに転化できるということでしょう。
ー続くー
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