2024.04.05
「愛が信仰者を動かす」マルコ16章9節から14節 （モトイさんのブログ）
http://kirisutoinochi.seesaa.net/article/273179345.html
ー ただキリストへの愛ゆえに ー
:9 さて、週の初めの日の朝早くによみがえったイエスは、まずマグダラのマリヤにご自分を現わされた。イエスは、以前に、この女から七つの悪霊を追い出されたのであった。
:10 マリヤはイエスといっしょにいた人たちが嘆き悲しんで泣いているところに行き、そのことを知らせた。
:11 ところが、彼らは、イエスが生きておられ、お姿をよく見た、と聞いても、それを信じようとはしなかった。
:12 その後、彼らのうちのふたりがいなかのほうへ歩いていたおりに、イエスは別の姿でご自分を現わされた。
:13 そこでこのふたりも、残りの人たちのところへ行ってこれを知らせたが、彼らはふたりの話も信じなかった。
:14しかしそれから後になって、イエスは、その十一人が食卓に着いているところに現われて、彼らの不信仰とかたくなな心をお責めになった。それは、彼らが、よみがえられたイエスを見た人たちの言うところを信じなかったからである。
（マルコ16章9節から14節）
＜YouTube:「kirisutoinochi1」より＞
こんにちは、モトイです。今日のメッセージのタイトルは、「愛が信仰者を動かす」としました。聖書箇所は、マルコの16章9節から14節までです。
ここはどういう箇所かというと、イエス・キリストが十字架につけられて三日後に復活する、その復活の時の弟子たちの不信仰を描いた箇所です。マルコの16章9節から14節までをお読みいたします。
:9 さて、週の初めの日の朝早くによみがえったイエスは、まずマグダラのマリヤにご自分を現わされた。イエスは、以前に、この女から七つの悪霊を追い出されたのであった。
:10 マリヤはイエスといっしょにいた人たちが嘆き悲しんで泣いているところに行き、そのことを知らせた。
:11 ところが、彼らは、イエスが生きておられ、お姿をよく見た、と聞いても、それを信じようとはしなかった。
:12 その後、彼らのうちのふたりがいなかのほうへ歩いていたおりに、イエスは別の姿でご自分を現わされた。
:13 そこでこのふたりも、残りの人たちのところへ行ってこれを知らせたが、彼らはふたりの話も信じなかった。
:14しかしそれから後になって、イエスは、その十一人が食卓に着いているところに現われて、彼らの不信仰とかたくなな心をお責めになった。それは、彼らが、よみがえられたイエスを見た人たちの言うところを信じなかったからである。
（マルコ16章9節から14節）
アーメン。このあと大宣教命令になって、「全世界に出て行き、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい」というイエスの話が続くのですが、今日は、その弟子たちが叱られたとこまでです。
今週、私は復活直前の時期、前後の時期に、弟子たちがどういうふうな気持ちで待っていたのかなということをディボーションの中でずっと考えさせられていました。この中で個人的な励ましをたくさん受けたので、それをお分かちしたいと思います。
私が疑問に思ったのは、イエスの言ったこと、すなわち、十字架と復活をまるで理解していなかった弟子たちが、どうして信仰を捨てなかったのかなというところです。
みことばを握って、今のキリスト者のように、「聖書がこのように言っているから、現状はぜんぜんそのようには見えないけれども、でも聖書がこう言っているので、これを信じます。アーメン。受け取ります」と言って自分の信じたところをいって、その結果を待つというようなことはキリスト者ならできるでしょう。
キリスト者ならできるでしょうというか、それはキリスト者の理想の行動であると思います。常にそのようなことができるわけではないですが、でも この弟子たちは、このときにキリストの言っていた死と復活の意味が分からなかった。十字架とよみがえりの、その復活の意味が分からなかった。
ただ集まって悲嘆に暮れていただけなのに、でも聖書の約束のとおりに彼らが理解していなかった、信じていなかったその聖書の約束のとおりにイエスは復活して現れて、彼らとふたたび会ってくださったわけですね。
でも、もしここで本当に彼らがふつうの人のようであったなら、自分の信じていたことが全部瓦解（がかい：だめになること）して、「信じるにあたいしなかった。すべていままでの歩みがムダだった」と思い、集まりもしない。キリストのことを思って墓にも行かないというようなところだと思います。
もうキリストの話なんか聞きたくもないというような、世の中の人だったらそういう裏切られたという思いになるでしょう。そして、キリストが出会ってくださったような状況にはならなかったでしょう。
では、この弟子たちが信仰を保って、キリストに出会うまで、そのあと叱られるのですが、でもちゃんと信仰を保っていられたのはなぜなのかなと考えると、やっぱりキリストへの愛しかないと私は思います。
キリストへの愛しかない。聖書の理解があったわけではなくて、預言に対する正しい理解があったわけでもなく、また人間関係のゆえにそこに集まっていたわけでもない。
なにか自分の技術的な組織運営でうまくいっていたから、「ここにキリストはいないけれども集まろうか」と言っていたわけでもなく、ただキリストへの愛のゆえにそこにとどまった。今いる場所にとどまった。信仰にとどまった。それゆえに、キリストが出会ってくださったということがあると思います。
そうではなくて、もし彼らが信仰に立って、ちゃんとキリストの十字架と復活も分かって、キリストの十字架の死をむかえて、墓にキリストをおさめたのであれば、三日間は それこそ復活待望祭のパーティーですよね。
どんちゃん騒ぎはしないでしょうが、「これから、もう聖書の言う通りにキリストは復活するんだ。さあ、オレたちはお祝いだ」とウキウキ、ワクワクしながら死に打ち勝つキリストを楽しく待つことができたでしょう。
でも、この三日間は、彼らはそのようなことをせずに、もう自分の希望が打ちひしがれた。自分の考えていたとおりのイスラエルの復興、異邦人に蹂躙（じゅうりん：踏みにじられる）されているイスラエルがまた立ち上がるというものがすべて瓦解した。そういうなかでのキリストのよみがえりでした。
ｰ続くｰ
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