2024.06.29
:1 神である主は、私にこのように示された。そこに一かごの夏のくだものがあった。
:2 主は仰せられた。「アモス。何を見ているのか。」私が、「一かごの夏のくだものです」と言うと、主は私に仰せられた。「わたしの民イスラエルに、終わりが来た。わたしはもう二度と彼らを見過ごさない。
(アモス書8章1節から2節)
ー アモス書8章1節から3節 ー
ここの聖書箇所は、先ほども言ったように北イスラエル王国の滅びの箇所です。北イスラエル王国というのは今の世の中のこの状態と非常に似ているので、南北分裂王朝時代について、まずザッと説明をします。
この北イスラエル王国ができた経緯ですが、そもそも古代イスラエル王国というのは、サウル、ダビデ、ソロモンとずっと統一の王国として続いていました。しかしソロモンの息子レハブアムという王様の代になると、レハブアムの部下のヤロブアムという人が北の十部族をいわば盗んで、分離独立してしまいました。
それゆえに南北分裂王朝時代というのが始まったのですが、でも神殿は南ユダ王国にあったので、この南ユダ王国が信仰の中心だったのです。年に三度、全イスラエル民族はエルサレムの神殿に巡礼に行っていたのです。
補足と訂正:
律法の規定で定められていた年に三度のエルサレム神殿への巡礼は、すべての男子への規定でした。
それで、せっかく分離独立して奪った北の王様(ヤロブアム)が、このままではいつの間にか南に主導権を奪われると思って、悪い宗教改革をしました。その悪い宗教改革は、ヤロブアム本人が全く神を敬わない人だったのですが、北と南に主の神殿を造ったのです。
ダンという場所と、ベテルという場所なのですが、主の神殿とはいうものの、「本物の神の神殿です」という意味で主の神殿なのですが、その神殿には金の子牛がそれぞれ安置されていたのですね。
ですから、ぜんぜん別物の宗教で、このような王様による、こういった宗教の国家なので、国中に他のあらゆる偶像の宗教が入り込んでいるとんでもない国家が北イスラエル王国でした。
そして、この北イスラエル王国は、神の計画によることだと思うのですが、敵が攻めて来ることが一時的になかったのです。内政問題があって攻めて来れなくなったので、北イスラエル王国は一時的にですが経済的に繁栄しました。
そういう状態なので、いまの全世界の状態とソックリであると言えるでしょう。神を無視している状態で、精神的な、宗教的な土壌というのは、いろいろなものが入り込んで、いろいろなことを言っている状態。そして経済はうまく動いているのです。
そしてこの聖書箇所のところでは、「神殿の歌声が泣きわめきになるという日がやって来る」という警告です。これは、世の中の人たちが神など完全に無視している状態、いまの状態で、突然の滅びがやって来るという状態でしょう。そういう背景として、お読みしたいと思います。
:1 神である主は、私にこのように示された。そこに一かごの夏のくだものがあった。
:2 主は仰せられた。「アモス。何を見ているのか。」私が、「一かごの夏のくだものです」と言うと、主は私に仰せられた。「わたしの民イスラエルに、終わりが来た。わたしはもう二度と彼らを見過ごさない。
:3 その日には、神殿の歌声は泣きわめきとなる。──神である主の御告げ──多くのしかばねが、至る所に投げ捨てられる。口をつぐめ。」
(アモス書8章1節から3節)
アーメン。ここの聖書箇所だけを読むと、ここしか知らないと、なんだかこの問答は非常にチグハグな感じなのですが、非常に統一された、情報量の多い、そういう問答なのです。
まず、夏のくだものが一つのかごに入っている情景が展開していて、預言者アモスに、神は「何を見ているのか」と言って、「一かごの夏のくだものです」と(アモスは)言うのです。そして、「わたしの民イスラエルに、終わりが来た」と(神は)言うのです。
これだけでも非常に多くのことを言っているのですが、でもヘブル文化的なことが分かっていないと、なんだか、ぜんぜんチグハグなことを言っているようです。
しかしながら、まず発音の部分で言うと、『夏のくだもの』という言葉が「カイツ」で、『終わり』が「ケイツ」なので、「一かごの夏のくだものです」、「わたしの民に終わりが来た」というのは語呂がいいのだそうです。
まず、それが第一で、しかも、一かごの夏のくだものが神の前にあるという事は、秋の祭りを連想させるイメージなのだそうです。ですから、「夏のくだものが入っている。秋の祭りが始まる。そして、わたしの民イスラエルに終わりが来た」と言うのですね。
新約聖書的に言うと、春の祭りはイエス・キリストが成就させました。秋の祭りはこれから成就する祭りです。ですから、春の祭り、秋の祭りを説明すると、レビ記23章に…。ほかにも書かれていますが、有名なのはレビ記23章に書かれている祭りの規定です。
ー続くー
枠内かリンクをクリックするとYouTubeの動画が見れます
その日が来る https://youtu.be/lXX8M9c9j9U?si=xY_YC5Ao164ga8-D
世の終わりの最後の7年 https://www.youtube.com/watch?v=0zeQPh0MzFk&t=0s
奥義の時代の終り https://youtu.be/JSrC_1rO8PA?si=jraPRN1AjACdz5ac
「あなたが救われるためには」
http://kirisutoinochi.seesaa.net/article/114496759.html
「神と人との本当の関係」
Google Playにて、毎日無料中の書籍のご紹介です
『日本人に知らせたい聖書の終末論』
- 聖書の終末論入門 -
ー 電子書籍 ー
※この本の無料版はKindleからGoogle Play版に変更になりました。
すでにKindle版では有料になっているので、ご注意ください。(¥99)
GooglePlay版(無料)
ー 印刷書籍版について ー
📗 Amazonにて、ペーパーバック版(紙に印刷された本)が出版されました 📕
価格は¥1.650です。Amazonの検索でB09K27ZJWVと入力すると出てきます。
『死にたい死にたいあなたへ』聖書が伝えるまじめな話
ー あなたの全てをご存知の上で、あなたを受け入れ、導かれる神 ー
ー 電子書籍 ー
GooglePlay版(無料)
ー 印刷書籍版について ー
📗Amazonにて、ペーパーバック版(紙に印刷された本)が出版されました 📕
価格は¥735です。Amazonの検索でB09KF2JSN3と入力すると出てきます。
『ペットが死んで悲しむあなたへ』
- 愛するペットが私たちに望んでいること -
ー 電子書籍 ー
GooglePlay版(無料)
ー 印刷書籍版について ー
📗Amazonにて、ペーパーバック版(紙に印刷された本)が出版されました 📕
価格は¥735です。Amazonの検索でB09KF2JSN3と入力すると出てきます。
『進化論が科学だと信じ切っているあなたへ』
- 進化論の本当の姿とは -
ー 電子書籍 ー
GooglePlay版(無料)
ー 電子書籍 (Kindle) 有料版 ー
『議論を避けるための患難前携挙説』(上) https://amzn.asia/d/bC1JKsX (¥500)
『議論を避けるための患難前携挙説』(下) https://amzn.asia/d/5U5YpXQ (¥500)
そのほかにも、モトイさんの本がブログにて紹介されています
REVELATION 3:8