2012年5月27日「キリストとは誰なのか」③ マタイ24章3節から5節モトイさん

　2012.05.27

そのようなわけで、私たちは、心に血の注ぎを受けて邪悪な良心をきよめられ、からだをきよい水で洗われたのですから、全き信仰をもって、真心から神に近づこうではありませんか。（ヘブル書10章22節）

ｰ続きｰ

ーヘブル書14章9節ー

このイエス・キリストの血については、ヘブル書の9章14節でこのように言っています。

まして、キリストが傷のないご自身を、とこしえの御霊によって神におささげになったその血は、どんなにか私たちの良心をきよめて死んだ行いから離れさせ、生ける神に仕える者とすることでしょう。（ヘブル書9章14節）

ここで言われていることは、すでに私たちは神の前に出ることができる資格がある。つまり、きよい者なのですが、さらにきよめがどのようにイエス・キリストの血潮によって進んでいるのかということの説明です。

私たちはすでにきよいのですが、イエス・キリストの血潮がさらに私たちをきよめ続けているというところです。それから、ヘブルの10章19節から22節をお読みいたします。ヘブルの10章19節から22節。

:19 こういうわけですから、兄弟たち。私たちは、イエスの血によって、大胆にまことの聖所にはいることができるのです。

:20 イエスはご自分の肉体という垂れ幕を通して、私たちのためにこの新しい生ける道を設けてくださったのです。

:21 また、私たちには、神の家をつかさどる、この偉大な祭司があります。

:22 そのようなわけで、私たちは、心に血の注ぎを受けて邪悪な良心をきよめられ、からだをきよい水で洗われたのですから、全き信仰をもって、真心から神に近づこうではありませんか。

（ヘブル書10章19節から22節）

アーメン。22節をもう一度読みます。『そのようなわけで、私たちは、心に血の注ぎを受けて邪悪な良心をきよめられ、からだをきよい水で洗われたのですから、』（22節）と言われています。

心に血の注ぎを受けて、きよい水で洗われたのですから、もう私たちはきよい血を受けたのです。きよい水で洗われたのです。だから大胆に神の前に出ましょうというヘブル書の勧めです。

神は私たちが神の前に常に出ることを求めておられます。それは、私たちが地上で力強く生きていくためです。地上で力を受けるためには、神の前に常に出続ける必要があります。

今日の私たちのいのちはどこから来るのでしょうか。それは、イエス・キリストの復活のいのちです。キリストとは、今日の私たちにとって誰なのでしょうか。私たちはキリストを知っています。

キリストをどのように知っているでしょうか。キリストを歴史上の人物として知っているのでしょうか。それとも生ける神として、いまも生ける神として私たちとつながりのある私たちの友として、私たちのいのちとして知っているのでしょうか。

あるいは、私たちは神をひょっとしたら遠い存在だと思っているのかもしれない。ときとしてそのように感じるときがあるかもしれませんが、私たちはすでにイエス・キリストの血潮によって、血潮の注ぎかけをすでに受けたことによってきよいのです。もうすでにきよい私たちは、いつでも神の前に大胆に出ることができるのです。神に近い存在なのです。

その私たちは、ときとして神から遠く感じたとしても、それは私たちが本当に遠いわけではなくて、私たちのそばにはすでに神がいて、私たちは神の神殿であって、私たちの内側にさえイエスの御霊と呼ばれる神が存在しておられる。聖霊様が存在している。私たちは神と密接にすでに生きているのです。だから私たちの意識を常に神の前に出すことができるのです

あなたがたは神の神殿であり、神の御霊があなたがたに宿っておられることを知らないのですか。（第1コリント3章16節）

遠く感じたとしても、次の瞬間、神を意識すれば、神はすでに近くにおられる存在ですので、私たちはすぐに神の前に出ることができるのです。

イエス・キリストは全知全能で、遍在（へんざい:どこにでも存在する）の神なのです。私たちの意識がたとえ神を遠くに感じたとしても、すでに私たちはイエス・キリストの血潮によって、十字架によって、神に近い者とされているのです。この神を意識するのです。キリスト者は聖霊なる神の神殿なので、私たちの内側にさえ神は宿っておられるのです。

私たちにとってキリストとは誰なのでしょうか。私たちにとって、キリストとは最良の友です。生ける神です。私たちの復活のいのちそのものなのです。この神を今日もますます信じて、この方とますます歩んで、本物を見続けて、この方からいのちを受け続けて歩んでまいりましょう。

ひとこと、お祈りいたします。

愛する全能の父なる神様、このように私が受けた感動をお分かちできる機会をありがとうございます。聞いてくださったおひとりおひとりがあなたによって今日もイエス・キリストを見続け、本物を見続け、あなたから直接力を受けることができますようにどうぞ導いてください。

イエス・キリストがなしてくださったことに今日も感動して、あなたを見続け、そしてあなたから来る良いもので満ちあふれさせてください。

感謝いたします。感謝して、愛する主イエス・キリストのお名前によって、祝福して、お祈りいたします。

アーメン。

最後まで聞いてくださって、ありがとうございました。(^^)/

fin

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