「携挙後の後悔」④ 使徒の働き2章36節から42節モトイ・トクメイさん

　2024.06.01

わたしたちは、わたしを遣わした方のわざを、昼の間に行わなければなりません。だれも働くことのできない夜が来ます。（ヨハネ9章4節）

ｰ続きｰ

そして信じた者たちは、ルカの17章22節にあるように、人の子の日を一日でも見たいと願い、祈るのです。でもそれが与えられない時に自分がいるということを自覚して…。これは私の考えですが、「自分はもう殉教者にさせられるんだ」ということが超自然的に神によって伝えられるものだと考えています。

イエスは弟子たちに言われた。「人の子の日を一日でも見たいと願っても、見られない時が来ます。」（ルカ17章22節）

いずれにせよダニエル書とか黙示録の中にあるように、この時代の人々は反キリストの勢力に殺されることを神によって許されている時代の殉教者なのです。

私が見ていると、その角は、聖徒たちに戦いをいどんで、彼らに打ち勝った。

（ダニエル書7章21節）

彼はまた聖徒たちに戦いをいどんで打ち勝つことが許され、また、あらゆる部族、民族、国語、国民を支配する権威を与えられた。（黙示録13章7節）

イザヤ書8章22節の言葉によると、「暗やみに追放された人たち」なのです。別の言葉で言うと「ヤコブの苦難」。全世界の人たちが産みの苦しみに突入させられる時代になるということです。

地を見ると、見よ、苦難とやみ、苦悩の暗やみ、暗黒、追放された者。（イザヤ書8章22節）

そして、全世界の自然現象も神のメッセージを伝えて、「日と月と星にはしるしが現れる」と書かれています。ルカ21章25節から26節です。

そして、日と月と星には、前兆が現れ、地上では、諸国の民が、海と波が荒れどよめくために不安に陥って悩み、人々は、その住むすべての所を襲おうとしていることを予想して、恐ろしさのあまり気を失います。天の万象が揺り動かされるからです。

（ルカ21章25節から26節）

波がどよめいて、自然界が、もう時代が変わったのだということを彼らに伝えて、もう時代が変わり、これからもっとすごいことが起こるのだということを予想して、まだ来ていないことを予想して、恐ろしくなって気絶する。予想しただけで気絶すると預言されています。

日と月と星に、おそらく全世界的にハッキリと分かるかたちでしるしが現れるのでしょう。波がどよめくとも書かれているので、なんらかのかたちで全世界が一斉に終わりの時が来たということを神のメッセージとして伝えるということです。そしてヨハネ9章4節の、「だれも働くことのできない夜」が実現するのですね。

わたしたちは、わたしを遣わした方のわざを、昼の間に行わなければなりません。だれも働くことのできない夜が来ます。（ヨハネ9章4節）

もちろん神の霊が全世界の人々に降り注ぐとき、とくにイスラエル人の息子や娘、老人には預言の霊が与えられるので、黙示録に預言されている14万4千人の証人とか、エルサレムに登場するふたりの証人という預言者も登場します。

:28 その後、わたしは、わたしの霊をすべての人に注ぐ。あなたがたの息子や娘は預言し、年寄りは夢を見、若い男は幻を見る。

:29 その日、わたしは、しもべにも、はしためにも、わたしの霊を注ぐ。

（ヨエル書2章28節から29節）

※ 14万4千人の証人については黙示録7章、ふたりの証人については黙示録11章を、それぞれお読みください。

彼らは例外的にだれも働くことのできない夜に働くことが許されます。しかし基本的にはだれも働くことができないのです。聖書を探してもそれはないですし、聖書を説明する人たちもいない。

そういう状態で、神ご自身がご自身の霊を降り注いで証（あかし）をするし、いわゆる七年患難の後半には黙示録14章6節から7節の言葉が成就して、天使たちが福音を伝えるという超自然的な不思議なことが起こるのです。

見よ。その日が来る。ーー神である主の御告げーーその日、わたしは、この地にききんを送る。パンのききんではない。水に渇くのでもない。実に、主の言葉を聞くことのききんである。彼らは海から海へとさまよい歩き、北から東へと、主のことばを捜し求めて、行き巡る。しかしこれを見いだせない。（アモス書8章11節から12節）

それがどのようなかたちで起こるのか、今は私は分かりませんが、超自然的なやり方でだれも働くことのできない夜に福音がすべての国民に証されて、そして終わりが来る、ということです。

また私は、もうひとりの御使いが中天を飛ぶのを見た。彼は、地上に住む人々、すなわち、あらゆる国民、部族、国語、民族に宣べ伝えるために、永遠の福音を携えていた。彼は大声で言った。「神を恐れ、神をあがめよ。神のさばきの時が来たからである。天と地と海と水の源を創造した方を拝め。」（黙示録14章6節から7節）

だれも働くことができないけれども、神の証は進むのです。そのときに人々は、「なんで、もっと早くに信じなかったんだ」と思うのでしょう。しかしながら、そのことを今私たちは前もって伝えられている。聖書から読み取れるということは重要な意味があると思います。

ｰ続くｰ

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