2024.05.20

 

 

:6 神は、ひとりひとりに、その人の行ないに従って報いをお与えになります。

 

:7 忍耐をもって善を行ない、栄光と誉れと不滅のものとを求める者には、永遠のいのちを与え、

 

:8 党派心を持ち、真理に従わないで不義に従う者には、怒りと憤りを下されるのです。

 

(ローマ書2章6節から8節)

 
 
ー続きー
 

ローマ人への手紙の15章1節から2節には、これがもっとわかりやすいかたちで書いてあります。ローマの15章1節から2節をお読みします。

 

 

 

:1 私たち力のある者は、力のない人たちの弱さをになうべきです。自分を喜ばせるべきではありません。

 

:2 私たちはひとりひとり、隣人を喜ばせ、その徳を高め、その人の益となるようにすべきです。

(ローマ書15章1節から2節)

 

 

 

アーメン。『私たち力のある者は、力のない人たちの弱さを…』(1節)と書いてありますが、「力のある」「力のない」とは、どういうことでしょうか。弱さのある人とは、どういうことなのでしょうか。

 

 

 

いろいろあるとは思いますが、たとえば経済的に弱い立場にある人であるとか、人間関係で弱っている人とか、本当に霊的に弱っている人々、知識の面で弱っている人々という解釈ができると思います。

 

 

 

そういういろいろな弱さは、さきほどのしもべ仲間を打ちたたくような理由にさえなると思います。知識において弱い人を、信仰において弱い人を、私たちは「それだからダメなんだよ。オマエの信仰は、それだから…」というような、指を指して弱い人々を非難したりすることがあるでしょう。

 

 

 

そういうことをするのではなくて、良いしもべのようにお互いの徳を高めるような言葉で相手を励まして、なぐさめて、お互いが高め合う。磨き合うことを神が求めておられるというふうに解釈することができます。

 

 

 

悪いしもべに関しては、マタイの24章48節には こう書いてあります。

 

 

 

ところが、それが悪いしもべで、『主人はまだまだ帰るまい』と心の中で思い、

(マタイ24章48節)

 

 

 

まずは、ここですね。「私の主人はキリストだ。その人はまだ帰ってこない。終末なんてまだまだ先だ。いまは平和で、安全だ」というような、そうした惑わしにあっている神のしもべがいると解釈することができます。そして、49節。

 

 

 

『その仲間を打ちたたき、』(マタイ24章49節)

 

 

 

出てきましたね。打ちたたくのです。その弱さを担うことをせずに、その弱さのゆえに、信仰の弱さ、知識の弱さ、いろいろな弱さをあざ笑ったり、打ちたたいたりする、そのような悪いしもべになる。これも、きっとひとつの惑わしであると思います。

 

 

 

主人はまだまだ帰って来るまいと思うその思い、その惑わしが、しもべ仲間を打ちたたくような惑わしにまで発展するというふうに考えることができるでしょう。

 

 

 

主人はまだまだ帰ってくるまいという、そういう、携挙はまだまだ先であるということが、ずいぶん大きな、危険な惑わしであるというふうに私は思います。まずは、キリストが帰ってくるのが遅いと考えると自堕落(じだらく:だらしのない)な生活になるのですね。

 

 

 

緊張感がない。弱さをあざ笑ったり、攻撃したりする悪いしもべのようになる。そういうふうに どんどん惑わされてゆく。そういうところだと思います。

 

 

 

この『その仲間を打ちたたき』の原語のニュアンス的には、「繰り返し打つ」というような意味合いもあるということが辞書を引くと分かりました。繰り返しバンバン打つということですね。

 

 

 

それから、その打ち方ですが、「激しい乱闘になる」という意味合いも含まれた単語でした。激しい乱闘になるほどバンバン打つ。あるいは、激しい乱闘を繰り返し行う。それが、「その(しもべ)仲間を打ちたたき」という言葉の意味でした。

 

 

 

仲間割れであるとか、弱っている者を繰り返し打つとか、それから党派心によって、「自分の神学の方が正しい。携挙は大患難の前に必ず起こる」「真ん中だ」「いや、最後だ」「携挙なんかないんだ」というような、神学的なそのような自分の知識ですね。

 

 

 

自分はアイツらよりも何かを知っていると思って打ちたたく。まず知らなければならないことをも知らない。忘れてしまうという惑わしにあう。そういうことだと思います。

 

 

 

党派心については、ローマの2章6節から8節です。わかりやすく書いてあります。ローマ人への手紙の2章6節から8節、お読みします。

 

 

 

:6 神は、ひとりひとりに、その人の行ないに従って報いをお与えになります。

 

:7 忍耐をもって善を行ない、栄光と誉れと不滅のものとを求める者には、永遠のいのちを与え、

 

:8 党派心を持ち、真理に従わないで不義に従う者には、怒りと憤りを下されるのです。

 

(ローマ書2章6節から8節)

 

 

 

忍耐をもって善を行い、私たちの弱っている相手に良いことを行うということが奨励(しょうれい)されていますね。

 

 

 

『党派心を持ち、真理に従わないで不義に従う者には、怒りと憤りを下されるのです』(8節)アーメン。党派心というのが私たちの目をくらませます。そして、真理に従うことさえもできなくなってしまう。しもべ仲間を打ちたたいて、党派心を持って、大変な論争になる。そのように解釈できます。

 

 

 

この『党派心』ですが、「エリセイア」というギリシャ語で書かれていました。この「エリセイア」には「党派心、争い、口論」という意味もあるのですが、そのほかに「個人的興味、個人的好奇心」という意味があります。それからもうひとつ、「個人的野心」。

 

 

 

神の言葉をあまりにも熱心に研究するあまり、その好奇心が自分の野心とつながって、「オレの解釈の方が正しいんだ。オマエの解釈は絶対間違っている」などと言って、自分の野心のために自分の知識が用いられてしまう。党派心につながってしまう。恐ろしい惑わしです。

 

 

 

自分の好奇心や自分の知識がそのように党派心につながるとき、私たちは大きく惑わされているというふうに考えます。

 

 

 

しもべ仲間を打ちたたくという行為には党派心のようなものがあると思います。同じ家の同じ主人に仕えるしもべ同士が党派心を持って打ちたたく。あるいは殴り合う。これは大きな惑わしです。もし自分が何かを本当に知っていると思って、相手の知識の弱さを助けたいと思うあまり何かを言いたいのであるなら、私たちはまず神に祈るべきだと思います。

 

 

 

そして、本当に もし自分が正しいのであれば、その人の弱さは神の御力によって、聖霊様の恵みによって強くなりますし、逆に、本当は相手の方が正しくて、自分の方が正しくなかったなら、自分が正しいと思っても 祈ったことによって神の御力が自分自身に働いて、自分の間違いに気がつくことができるでしょう。

 

 

 

自分が何かを知っていると思うのであれば、相手を変えようと思うのではなくて、まず相手の弱さと思えることのために祈るべきであるでしょう。私たちが、自分自身が変えられるのか、相手が変えられるのか。おそらく多くの場合、自分自身が変えられるのではないかと私は考えます。

 
 
ー続くー
 
 


<おすすめ関連動画>  

  

チューリップ黄チューリップオレンジチューリップピンク 枠内かリンクをクリックするとYouTubeの動画が見れます チューリップオレンジチューリップ黄チューリップ赤

 

 

 しもべ仲間を打ちたたく https://youtu.be/2F0x2buh8Ls?si=Gi6KsyVmGC6FOL7c

 

 

 

 携挙で残される人々 https://youtu.be/X_HE1zhljTs

 

 

 

 携挙とは https://www.youtube.com/watch?v=tH6qhuvvfiY&t=0s

 

 
ベル 「あなたが救われるためには」ベル

下矢印

http://kirisutoinochi.seesaa.net/article/114496759.html

 

 

 

 

 

キョロキョロ「神と人との本当の関係」ニコニコ

下矢印

  ここをクリックすると、動画ファイルが開きます。

 

 

   

うお座 Google Playにて、毎日無料中の書籍のご紹介です 虹

 

  

ネザーランド・ドワーフ『日本人に知らせたい聖書の終末論』猫

 

- 聖書の終末論入門 -

 

 

ー 電子書籍 ー

※この本の無料版はKindleからGoogle Play版に変更になりました。

すでにKindle版では有料になっているので、ご注意ください。(¥99)

 

GooglePlay版(無料)

下矢印

y/2JGqrsY

    

ー 印刷書籍版について ー

 

📗 Amazonにて、ペーパーバック版(紙に印刷された本)が出版されました 📕

価格は¥1.650です。Amazonの検索でB09K27ZJWVと入力すると出てきます。

 

 

 

チューリップ赤チューリップ紫死にたい死にたいあなたへ』聖書が伝えるまじめな話 チューリップ黄チューリップピンク

 

ー あなたの全てをご存知の上で、あなたを受け入れ、導かれる神  ー

 

 

ー 電子書籍 ー

 

GooglePlay版(無料)

下矢印

https://t.co/ZfVKx9NU54

 

ー 印刷書籍版について ー

 

📗Amazonにて、ペーパーバック版(紙に印刷された本)が出版されました 📕

価格は¥735です。Amazonの検索でB09KF2JSN3​​​​と入力すると出てきます。

 

 

  

セキセイインコ黄 『ペットが死んで悲しむあなたへ』 三毛猫

 

- 愛するペットが私たちに望んでいること -

  

 

ー 電子書籍 ー

 

GooglePlay版(無料)

下矢印

https://bit.ly/2KPKmGn

 

ー 印刷書籍版について ー

 

📗Amazonにて、ペーパーバック版(紙に印刷された本)が出版されました 📕

価格は¥735です。Amazonの検索でB09KF2JSN3​​​​と入力すると出てきます。

 

 

 

  猿 『進化論が科学だと信じ切っているあなたへ』 お父さん

 

- 進化論の本当の姿とは -

 

 

ー 電子書籍 ー

 

GooglePlay版(無料)

  下矢印

https://bit.ly/2VVJxlF 

 

 

ー 電子書籍 (Kindle) 有料版 ー

 

『議論を避けるための患難前携挙説』(上) https://amzn.asia/d/bC1JKsX  (¥500)

 

『議論を避けるための患難前携挙説』(下) https://amzn.asia/d/5U5YpXQ   (¥500)

 

  

三毛猫 そのほかにも、モトイさんの本がブログにて紹介されています オッドアイ猫 

下矢印

モトイさんのブログ『雲の柱・火の柱』

 

 

REVELATION 3:8