「世界統一宗教の登場」⑥ イザヤ書5章18節から20節モトイ・トクメイさん　　　　

　2024.05.25

:24 あなたがたを、つまずかないように守ることができ、傷のない者として、大きな喜びをもって栄光の御前に立たせることのできる方に、

:25 すなわち、私たちの救い主である唯一の神に、栄光、尊厳、支配、権威が、私たちの主イエス・キリストを通して、永遠の先にも、今も、また世々限りなくありますように。アーメン。

（ユダ書24節から25節）

ｰ続きｰ

そして、このニセの世界統一宗教ですが、悪霊的な存在が地から天に引き上げるという動作でも、この宗教がどのようなかたちのものなのかということが分かります。

本物というのは…。本物の救い、まことの光というのは天から下って来るものだったのです。私たちはそれを信じたのです。完全なる神である方が完全なる人間として来られ、罪を犯さなかったのに全ての人間の罪を自分ひとりで背負ったのです。これが本物です。

ところが、地上からこの箱を天に上げるという、つまり人間的な、地上的な宗教なのでしょう。どういうかたちになるのかは分かりませんが、とうてい地上から上げても天に届くわけがないのです。このニセモノは、そういう宗教なのです。

人間の努力、悪魔・悪霊のわざが見せつけられて、光がないのにピカピカと光っていて、イエス抜きゆえにみんなに指示されるのです。「これにしがみつけば私たちは安全だ。守られる」と思うのでしょう。

そして、私たちは今その片鱗（へんりん：一端）を見ている。この世の流れに流されている人たちが、「宗教は危ないんだ。とくに一神教は危ないんだ。唯一の道であり、真理であり、いのちであるイエス以外はだめ？そんなあなたがたが洗脳されているのですよ」などと言っている人たちが私たちをバカにするのが今の状態です。

そして、その結果、いま世の中が、「自分だけ、金だけ、今だけ楽しければいい。自分の思いを実行するのであれば、それが世の中をよくするんだ」という物事の考え方がはびこっている世の中に私たちは接しているということでしょう。

一方、私たちは神とつながり、神の思いを地上で実現する者であり、神の思い、計画の中にあるこころざしが与えられて、それを実現したいと思う。それゆえに、いつもキリストを必要としている者なのです。

神は、みこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行わせてくださるのです。（ピリピ書2章13節）

そういう意味も込めて、最後にユダ書の24節から25節をお読みしたいと思います。

ーユダ書24節から25節ー

ここは非常に美しい祈りの聖書箇所ですが、きっと永遠の世界、私たちが天に向かったあと、天でこのような礼拝をするのだろうなという祈りです。でも、この祈りは地上から永遠の方であるイエス・キリストにあこがれているという美しい祈りなのですが、きっと天でこのような祈りをするのでしょう。そして、キリストがどのような方なのかということも書かれているので、そこにも注目してください。

私たちがこのような祈りによって心を神に捧げるとき、逆にそれを受け取ってくださったキリストが私たちをつかんで、捕らえて、導いてくださる。それが私たちの今の祈りであり、私たちが今キリストを必要としている理由でしょう。そういう意味も込めてお読みいたします。

:24 あなたがたを、つまずかないように守ることができ、傷のない者として、大きな喜びをもって栄光の御前に立たせることのできる方に、

（ユダ書24節から25節）

最後のところ、私がとてもあこがれる祈りの形態なのですが、きっと天上でもこのような祈りをするのだろうなと思います。永遠の先にも、今も、また世々限りなくキリストの栄えがありますようにという祈りを地上で祈るそのような祈りですが、永遠の方が永遠に栄光を持っておられるのはあたりまえなのです。

でも天上に行くと、私たちはそのように賛美したくなるのでしょう。そして私たちが今地上において、このような神を求める祈り、永遠の…。永遠というのは、ずっと続くという意味ですが、永遠の先にもずっと続く。さらにその先にも…。

そして、「世々限りなく…」同じことばが違うかたちで表現され、永遠のさらに先、そして、「世々限りなく神の栄光がありますように」という祈りは、きっと私たちは天上でそうせざるを得なくならないほどすばらしい方を見て、そのように賛美するのでしょう。

すばらしい、このような祈りに私もあこがれますが、その祈りをするとき、すなわち、心を神に捧げるとき、なんとキリストは、私たちをこの地上においてつまずかないように守ってくださるのです。

この方に近づけば近づくほど、私たちは守られるということでしょう。もちろん、私たちは永遠にこの方が必要です。でも今こそ必要なのです。今こそ、このように神にあこがれる必要があるということでしょう。

必要があるからこのような祈りをするというのもちょっと変ですが、この方を知れば知るほどこの方にあこがれる。もっともっとこの方を知りたいと思うのだと思います。

今週もこのような思いで神に心を捧げ、送られた場所・場所で主イエス・キリストの御名によって私たちの役割、王である祭司、地の塩・世の光としての祈りの役割を神に捧げつつ、祈りつつ歩んでまいりましょう。

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ひとこと、お祈りいたします。