2024.05.29
:7 見よ。鉛のふたが持ち上げられ、エパ枡の中にひとりの女がすわっていた。
:8 彼は、「これは罪悪だ」と言って、その女をエパ枡の中に閉じ込め、その口の上に鉛の重しをかぶせた。
:9 それから、私が目を上げて見ると、なんと、ふたりの女が出て来た。その翼は風をはらんでいた。彼女たちには、こうのとりの翼のような翼があり、彼女たちは、あのエパ枡を地と天との間に持ち上げた。
(ゼカリヤ書5章7節から9節)
ー続きー
そして、この世界統一宗教が登場するこのまぼろしが どうして携挙後なのかというと、このエパ桝(ます)と蓋(ふた)に関連しています。
この箱、鉛の蓋があるエパ桝は…。エパ桝というのは、そもそもお風呂の湯船くらいの大きな桝なので、女性がひとり入るくらいは余裕の大きさなのですが、この形は、読む人が読めば、これは契約の箱とソックリだ。むしろニセモノだと分かる構造です。
しかも鉛の蓋なのです。契約の箱には純金(の蓋)が乗っているのです。鉛というのは金を精製して純金にしたときに残りかす、かなかすと呼ばれるものがいろいろあって、鉛はそのなかにあります。
それを精製して、ピカピカにしている蓋が鉛なので、私たちまことのキリスト者、信仰者が天に引き上げられたあとの残りかすで造った蓋が、この鉛の蓋になります。それゆえに、ここは携挙のあとの世界統一宗教の登場だと解釈されています。
そして鉛という金属ですが、私も釣り道具の中にあるおもり(鉛製)を磨いたことがあります。その時に思ったのですが、ものすごく光るのです。ピカピカに光るのですが、私がきれいだなと思って触っていると、すぐにくすぶる(くもる)のですね。そういう鉛です。
つまりニセモノなんですね。でも光るのですね。人々は、このピカピカ光る状態にもだまされるでしょう。
そして、エパ桝の中に「大バビロン」「大淫婦」と呼ばれるような女性が入り、その両脇は天的な存在が こうのとりの翼をもって、風をはらんでそれを運ぶのですね。
:7 見よ。鉛のふたが持ち上げられ、エパ枡の中にひとりの女がすわっていた。
:8 彼は、「これは罪悪だ」と言って、その女をエパ枡の中に閉じ込め、その口の上に鉛の重しをかぶせた。
:9 それから、私が目を上げて見ると、なんと、ふたりの女が出て来た。その翼は風をはらんでいた。彼女たちには、こうのとりの翼のような翼があり、彼女たちは、あのエパ枡を地と天との間に持ち上げた。
(ゼカリヤ書5章7節から9節)
この天的な存在ですが、『こうのとりの翼』(9節)ということから、これが悪魔・悪霊であるということが想像できます。こうのとりは律法の書の中では不浄な鳥として描かれていて、触ると汚れるとされるそのような鳥なのですね。
:13 また、鳥のうちで次のものを忌むべきものとしなければならない。これらは忌むべきもので、食べてはならない。すなわち、はげわし、はげたか、黒はげたか、・・・(中略)
:19 こうのとり、さぎの類、やつがしら、こうもりなどである。
(レビ記11章13節から19節)*
こうのとりのような翼があって、風をはらんでいる。なにか霊的な力を持っている。そういう宗教が登場するのです。悪魔・悪霊によるしるしと奇跡がいろいろ起こるのでしょう。
いま全世界にいろいろな宗教があって、さまざまなわざが起こると言われていますが、それが全部集められて、イエス抜きの宗教として、悪魔・悪霊が跋扈(ばっこ:のさばり、はびこること)する時代、悪魔・悪霊の本領発揮の時代にいろいろな奇跡やしるしが起こると考えられます。ですから、人々はこの宗教に心酔するのですね。
きっと人々は、宇宙人にもう攻撃されないために聖書を禁止するというかたちでこの宗教を賛美し、「この宗教にすがりつきましょう。私たちはマザー・アースに守られたんだ。私たちこそ正しいんだ」と言って、聖書を忌み嫌うのです。
光をやみとして、これを禁止する。「聖書を信じている人たちを集めて、思想改造キャンプに送るんだ」というようなことまでするでしょう。
そういうかたちでアモス書8章11節のみことばのききんが起こり、聖書が焚書(ふんしょ)になり、どこを探しても聖書がない。
見よ。その日が来る。 ーー 神である主の御告げ ーー その日、わたしは、この地にききんを送る。パンのききんではない。水に渇くのでもない。実に、主のことばを聞くことのききんである。(アモス書8章11節)
それがあったとしても、だれも説明できない時代になり、持っていること自体が危ないので、伝道でもしようものなら「危険思想だ。考え方を変えろ」というかたちで、家族が家族を売り渡すことになるでしょう。
また兄弟は兄弟を死に渡し、父は子を死に渡し、子は両親に逆らって立ち、彼らを死に至らせます。(マルコ13章12節)
そういうやり方で、兄弟は兄弟を死に渡し、父は子を、子は両親を死に渡す時代が到来して、徹底的にイエスを握り続けて、「もう、この方しかいない」という殉教覚悟のキリスト者たちが殉教させられる。「あなたがたを殺す者が、そうすることで自分は神に奉仕していると思う」時代の殉教者になるということでしょう。
そういう時代は、私たちがいなくなったあとに登場するのです。
・・・事実、あなたがたを殺す者がみな、そうすることで自分は神に奉仕しているのだと思う時が来ます。(ヨハネ16章2節 後半)
ー続くー
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