「塩けをなくす同胞」① イザヤ書66章5節モトイ・トクメイさん

　　　2021.05.12

「塩けをなくす同胞」イザヤ書66章5節（モトイさんのブログ）

http://kirisutoinochi.seesaa.net/article/503285402.html　

ー終末預言が成就する時代に、あらかじめ預言されていた背教ー

主のことばにおののく者たちよ。主のことばを聞け。「あなたがたを憎み、わたしの名のためにあなたがたを押しのける、あなたがたの同胞は言った。『主に栄光を現させよ。そうすれば、あなたがたの楽しみを見てやろう。』しかし、彼らは恥を見る。」

（イザヤ書66章5節）

＜YouTube:「kirisutoinochi1」より＞

こんにちは、モトイです。今日のメッセージのタイトルは、『塩けをなくす同胞』としました。聖書箇所は、イザヤ書の66章5節です。

このタイトルの「塩け」というのは新約聖書的には信仰のことを意味しますが、同胞が塩けをなくすということが今日の聖書箇所で展開しています。イスラエルの人々、神の民であるはずなのに塩けをなくしてしまった自分たちの同胞が、自分たち塩けのある、神を信じている人たちを憎んで、押しのけているということが展開しています。

でも、このことは旧約聖書の当時のことだけではなくて、新約聖書的にもいま私たち、特に携挙直前の私たちにも繰り返されていることです。

※ 携挙（けいきょ）についてご存じない方は、下記の動画説明欄に詳しい動画をご用意してありますので、そちらをご覧ください。また、その他の関連動画も、ぜひご利用ください。（このブログでは、ブログ後半にある＜おすすめ関連動画＞のところでご紹介しています）

そういう意味で、新約時代の私たちキリスト者の中にも塩けをどんどんなくしてしまうという背教も前もって預言されているのだということもここから見て取って…。

背教そのものについては、そのような預言が成就していると思うとあまりよい気持ちはしませんけれども、前もってそれが伝えられているのだという意味で、しるしとして受け取ると、今は私たちは持っている者として、神によって信仰がさらに増し加えられる者として預言が成就したんだという意味で、励ましを受け取ることができると思います。

だから、聞き方に注意しなさい。というのは、持っている人は、さらに与えられ、持たない人は、持っていると思っているものまでも取り上げられるからです。（ルカ8章18節）

そういう意味で、今日の聖書箇所をお読みする前に、まずはイザヤ書の60章12節から13節を通して、私たち塩けを保っているキリスト者が神によって磨かれる。神はご自分の足台を尊くするんだという約束の聖句を見てゆきたいと思います。

いま私たち神の民として、神殿として、神の家が神によって清く保たれるのだという約束ですが、このイザヤ書60章のここの聖書箇所は千年王国の時に成就することが書かれています。

でも、いま私たちが塩けを増し加える者として、神の神殿として、神ご自身が清く美しく保たれるのだという意味にも適応できる、そのような約束の聖書箇所でもあると思います。そういう意味で、励ましとしてまずここを確認しましょう。

ーイザヤ書60章12節から13節ー

冒頭にある『あなた』とはエルサレムのことです。エルサレムに全世界の人々がその国で現れた富を持って来るのですね。それは神の栄光なのですが、その富によってエルサレムにある神殿の聖所がますます美しくなるという、そのような千年王国の時に成就する情景です。こう書いてあります。

:12 あなたに仕えない国民や王国は滅び、これらの国々は荒廃する。

:13 レバノンの栄光は、もみの木、すずかけ、檜も、共に、あなたのもとに来て、わたしの聖所を美しくする。わたしは、わたしの足台を尊くする。

（イザヤ書60章12節から13節）

アーメン。神ご自身が神の聖所、足台を尊くするというのですね。世の中のあらゆる国々が…。世の中のと言っても、これは千年王国の、その神を信じている世の中ですが、千年王国のそのいろいろな国が神の栄光を持って来るのですね。

そして聖所を美しくするという情景ですが、でも実は、それは神の栄光を持って来る人たちが神の神殿を尊くしているのではなくて、神が、ご自身の足台を尊くしているのだという言葉です。

それを今に適応すると、私たちを神の神殿として、神によってきよめられる。神は世の中を使って私たちを磨くというそのような言葉、そして約束として受け取ることができるでしょう。これを前提に、今日の聖書箇所です。