「第三神殿の建設」④ イザヤ書66章1節から4節モトイ・トクメイさん　　　　

　　　2024.05.04

また、あの獣の前で行うことを許されたしるしをもって地上に住む人々を惑わし、剣の傷を受けながらもなお生き残ったあの獣の像を造るように、地上に住む人々に命じた。それから、その獣の像に息を吹き込んで、獣の像がもの言うことさえもできるようにし、また、その獣の像を拝まない者をみな殺させた。（黙示録13章14節から15節）

ｰ続きｰ

そしてこの獣の像ですが、黙示録の13章によると、反キリストがいる一方で、もう一方のサタン的な人物として、世界統一宗教のリーダーである「にせ預言者」という人物がこの獣の像に息を吹き込んで、悪魔的な超自然的な力によってものを言うことを可能にするということが書かれています。

ということは、いまあるAIの技術もそうでしょうが、それよりも人工知能とかスーパーコンピュータというようないま見えている技術よりももっと悪魔的な、サタンによる超自然的な力でこの獣の像、反キリストの像がものを言うということでしょう。

※ おすすめ関連動画「ニセモノの到来」

そして全世界がそれを崇めるので、一節によると、それはホログラムのようになるだろうとか、本当に石像や銅像のようなものになるだろうと、いろいろなことが言われています。ほかにも巨大な、駅前にあるようなテレビ画面で全世界で映し出されるなどと言われていますが、

私の考えでは、ものを言うということが悪魔的なやり方なので、たとえば携帯電話、スマートフォンの中でアプリとしてダウンロードして、個人的に獣の像に何か個人的なお伺いをたてると、何かスーパーコンピュータなり、AIの悪魔的バージョンの機能によって、ものすごく感動的な、あるいはものすごく賢い答えが返ってくるというやり方で、もっとパーソナルな感じで獣の像と自分との関係が近くなる。

そして全世界の人々がそれを崇めるというようなかたちになるのではないかと思っています。それがもう、いま見えているスーパーコンピュータとかAI技術以上に邪悪な力、サタンの奇蹟が加わってのものを言うテクニック、技術であろうと思われます。

いま私たちが想像できる以上にものすごく、その当時の人たちにとってはものすごく素晴らしい技術で、「なんでも答えてくださる獣様…」獣様とか言わないでしょうが、あの○○様というかたちになるのだろうと思います。

イエス・キリストを信じない人たちが、この獣に心酔する。もう身も心もこの方（反キリスト）にささげるというふうに思わせる何かが起こるのだろうと思います。

いずれにせよ七年の真ん中で神宣言をする反キリストですが、この反キリストの心境についても預言されていて、この神宣言をする当時の心境については、エゼキエル書の28章1節から6節に預言されています。

ーエゼキエル書28章1節から6節ー

ここの箇所はツロの王に対する神の宣告なのですが、ツロの王に対する宣告であると同時にサタンに対する宣告ともされていて、終末預言的には、サタンに乗っ取られた反キリストが「自分こそ神だ」というその時の心境として預言されている言葉です。

このツロという町ですが、ここはいまのイスラエルの北部にあった都市国家だそうで、貿易でものすごく繁栄していたそうです。ここの聖書箇所にもあるように、王様は財宝に囲まれて、「自分こそ神である」という思いになっていた状態だったのでしょう。

そしてイスラエル北部の陸地にあった都市国家ですが、王様はそこから数キロ離れていた島に要塞都市を造って、そこに鎮座していたので、ここの言葉にあるとおり、海の真ん中で神の座に着いているという状態が文字通り成就していたという状態です。

そして終末預言的には、「海」という言葉は「大群衆」というふうにも解釈されるので、大群衆の真ん中で反キリストが「私こそ神」と宣言している、第2テサロニケ2章4節の言葉の時の反キリストの心境として解釈されている聖書箇所です。そういう意味で、お読みしたいと思います。

:1 次のような主のことばが私にあった。

:2 「人の子よ。ツロの君主に言え。神である主はこう仰せられる。あなたは心高ぶり、『私は神だ。海の真ん中で神の座に着いている』と言った。あなたは自分の心を神のようにみなしたが、あなたは人であって、神ではない。

:3 あなたはダニエルよりも知恵があり、どんな秘密もあなたに隠されていない。