2012年5月6日「キリストならどうするか」② 第2テモテ2章7節から8節 wmv モトイさん

　2012.05.06

神である主、今いまし、昔いまし、後に来られる方、万物の支配者がこう言われる。「私はアルファであり、オメガである。」（黙示録1章8節）

ｰ続きｰ

私たちの心の中心に座るべきイエス・キリストが心の中心に座っていないと、違うものがすわってしまう。この世的なものが心の中心にすわってしまう。そうすると、私たちのキリストに対する思いがどんどん生ぬるくなって、私たちはみじめで、哀れで、盲目で、裸の者になってしまう。

とんでもない状態になってしまわないうちに、私たちはキリストのことを常に考えて、心の中心に常にキリストが座っていただく。心の王座をすべてキリストに明け渡して、心の中心にキリストを招いて、そういう生き方をしなければ、私たちは気づいたら裸になってしまうかもしれないという警告の箇所であると思います。

あなたは、自分は富んでいる、豊かになった、乏しいものは何もないと言って、実は自分がみじめで、哀れで、貧しくて、盲目で、裸の者であることを知らない。（黙示録3章17節）

ー黙示録の七つの教会　ー

黙示録の七つの教会のメッセージですが、つねにキリストがどのような方かという、キリストが現されて、そしてメッセージが語られています。エペソ、スミルナ、ペルガモ、テアテラ、サルデス、フィラデルフィア、そして今お読みしたラオデキヤの教会すべてにキリストがまず示されて、そして、「こう言われる」というふうに言っています。

エペソからラオデキヤの教会まで、その箇所をちょっとお読みしますと、黙示録2章1節のエペソの教会に対しては、

・・・右手に七つの星を持つ方、七つの金の燭台の間を歩く方が言われる。（黙示録2:1）

黙示録の1章では、「七つの星」というのは七つの教会の御使いだということが言われています。「七つの金の燭台は、七つの教会だ」という説明がされています。つまり天使たちを統括する、そしてすべての時代、すべての教会を統括するキリストが、こう言われるというところです。

私の右の手の中に見えた七つの星と、七つの金の燭台について、その秘められた意味を言えば、七つの星は七つの教会の御使いたち、七つの燭台は七つの教会である。（黙示録1:20*）

それから2章8節では、スミルナに対して、こう言っています。

・・・初めであり、終わりである方、死んで、また生きた方が言われる。（黙示録2章8節）

『初めであり、終わりである』というのは、イエス・キリストですね。「わたしはアルファであり、オメガである。」というキリストが、「死んで、またよみがえったキリストが、あなたにこのようなメッセージを語っています」ということですね。

神である主、今いまし、昔いまし、後に来られる方、万物の支配者がこう言われる。「私はアルファであり、オメガである。」（黙示録1章8節）

それからペルガモンに対しては、黙示録2章12節で、

・・・鋭い、両刃の剣を持つ方がこう言われる。（黙示録2章12節）

と言っています。ここからメッセージが語られるのですが、キリストが両刃の剣を持つ方として示されています。神のことばは両刃の剣と聖書のほかの箇所で言われています。

神のことばは生きていて、力があり、両刃の剣よりも鋭く、たましいと霊、関節と骨髄の分かれ目さえも刺し通し、心のいろいろな考えやはかりごとを判別することができます。

（ヘブル書4章12節*）

「神のことばを持って戦う方が、こう言われる。神のことばを持つ方。神のことばである方が、こう言われる」という現れ方で、キリストがペルガモンの教会に現れています。

それからテアテラの教会に対しては、黙示録の2章18節で、

・・・燃える炎のような目を持ち、その足は光り輝くしんちゅうのような、神の子が言われる。（黙示録2章18節）

ここは難しい箇所なのでよくわかりませんが、『燃える炎のような目』とはキリストの情熱のことであるかもしれないですね。それから神の栄光を現しているというしんちゅうの輝きを持つ神の子が、神の子としてこのテアテラの教会に現れているというふうにも言えるでしょう。まずキリストが現れて、メッセージが語られる。

それから黙示録の3章1節、サルデスの教会に対しては、

・・・神の七つの御霊、および七つの星を持つ方がこう言われる。（黙示録3章1節）

というふうに言っています。『神の七つの御霊』、聖霊なる神様。それから『七つの星』、七つの星とは天使のことでしょうか。私は今はハッキリとは分かりませんが、とにかくキリストが示されて、メッセージが語られるというパターンは、ここでも同じですね。

それから六番目のフィラデルフィアの教会。黙示録の3章7節。

・・・聖なる方、真実な方、ダビデのかぎを持っている方、彼が開くとだれも閉じる者がなく、彼が閉じるとだれも開く者がない、その方がこう言われる。（黙示録3章7節）

というふうにキリストが現れています。『ダビデのかぎ』とは、神の約束であるというふうによく言われます。聖なる方、真実な方、そして神のかぎを持っている方。彼が開くところはだれも閉じることができない。あるいは、また閉じると開くことができない。そのかぎを持つ方。その権威者。この全世界の主権者が、こう言われるというふうに言っていますね。

ｰ続くｰ

＜おすすめ関連動画＞

枠内かリンクをクリックするとYouTubeの動画が見れます