2012年5月6日「キリストならどうするか」① 第2テモテ2章7節から8節 wmv モトイさん

　2012.05.06

「キリストならどうするか」第2テモテ2章7節から8節（モトイさんのブログ）

http://kirisutoinochi.seesaa.net/article/268753651.html

ー背教の時代の中でキリストとの交わりを深めるー

:7 私が言っていることをよく考えなさい。主はすべてのことについて、理解する力をあなたに必ず与えてくださいます。

:8 私の福音に言うとおり、ダビデの子孫として生まれ、死者の中からよみがえったイエス・キリストを、いつも思っていなさい。

（第2テモテ2章7節から8節）

＜YouTube:「kirisutoinochi1」より＞

こんにちは、モトイです。今日のメッセージのタイトルは、『キリストならどうするか』としました。聖書の箇所は、第2テモテの2章7節から8節です。

:7 私が言っていることをよく考えなさい。主はすべてのことについて、理解する力をあなたに必ず与えてくださいます。

:8 私の福音に言うとおり、ダビデの子孫として生まれ、死者の中からよみがえったイエス・キリストを、いつも思っていなさい。

（第2テモテ2章7節から8節）

アーメン。「キリストのことを、いつも思っていなさい」と言っています。「主はすべてのことについて、理解する力をあなたに必ず与えてくださいます」という流れで、キリストのことを、いつも思っていなさい。

キリストのことをいつも思うということは、キリストに対して、いつも祈る。それからキリストと常に会話をするということですね。「いつも」ということは、日常生活をしながらの「いつも」なので、この世の生活の中でいつもキリストと会話をするということです。

それから、このテモテの2章は、このような始まりかたでパウロがテモテに手紙を書いています。2章1節。

そこで、わが子よ。キリスト・イエスにある恵みによって強くなりなさい（第2テモテ2:1）

アーメン。この『キリスト・イエスにある恵みによって強くなりなさい』というその流れで、死者の中からよみがえったキリストを、いつも思っていなさい。（8節）と言うのですね。キリスト・イエスのことをいつも思う。そうすることによって、祈りの生活になる。

そして、主はすべてのことについて、理解する力をあなたに必ず与えてくれる。（7節）そして神から、キリストの恵みによって強くされる（1節）というところです。

ー第2テモテ2章1節ー

『キリスト・イエスにある恵みによって強くなりなさい。』（1節）というこの箇所ですが、英語の聖書をいくつか調べてみました。すると、「キリスト・イエスの中にある恵みによって強くなりなさい」と書いてあったり、ほかの訳では、「キリスト・イエスの方から来る恵みによって強くなりなさい」と書いてある訳もありました。

要するに、この世の中には恵みと見える良いもの、すばらしいもの、自分を癒やしてくれるものがたくさんあるのですが、でも私たちを本当に強くする恵みは、神である方、キリスト・イエスからしか来ないということです。

私たちが強くなるためには、キリストにつながること。キリストの恵みによって、キリストの中にある、キリストの人格の中にある恵みによって、キリストの方から来る、すなわち神から来る恵みによって強くなる。私たちを強めるのは神であって、神の人格であって、この世で生活しているときの神との語り合いであり、神との交わりである、というところです。

ーラオデキヤ教会ー

キリストのことを常に考えていなさい、思っていなさい（8節）というところですが、もう少しこの考え方を深めるために、逆説的にキリストのことを考えていない人たちはどのようなのかというところを、ちょっと見てゆきたいと思います。

「現代はラオデキヤの教会の時代だ」とよく言われますが、このラオデキヤの教会は黙示録の2章から3章に出て来る七つの教会の七番目の教会です。背教の教会と言われて、全然ほめられる箇所がない教会です。七つの教会は、少なくとも一箇所はほめられているのですが、このラオデキヤの教会は一箇所もほめられていない教会ですね。

黙示録の3章14節から22節の中に書いてあるのですが、ちょっと抜粋してみてみると、15節ではキリストがこのように叱責しています。

「わたしは、あなたの行ないを知っている。あなたは、冷たくもなく、熱くもない。わたしはむしろ、あなたが冷たいか、熱いかであってほしい。（黙示録3章15節）

これは、「キリストに対して熱いか、冷たいか、どちらかにしてくれ」というキリストのなげきですね。叱責でもあります。それから17節。

あなたは、自分は富んでいる、豊かになった、乏しいものは何もないと言って、実は自分がみじめで、哀れで、貧しくて、盲目で、裸の者であることを知らない。（黙示録3章17節）

これも恥ずかしいことですね。自分は富んでいる。物質的には豊かになった教会だったのでしょう。今の私たちもそのような時代であると思います。その中にあって、私たちの霊的な面はどうなのかというところを考えると、本当に警告的なメッセージであると思います。

自分は富んでいると思っている。物質的には豊かになっているのだけれども、でもキリストに対してどうでもいいような態度、熱くも冷たくもない態度でいると、自分がみじめで、哀れで、貧しくて、盲目で、裸の者であるという状態になってしまう。

肉の目で見ると、豊かで、かっこがよくて、なかなかイケているようなのですが、実際には恥ずかしく、とんでもない状態であるという人たちですね。心の中心にキリストに対する思いがないので、キリストに対しては生ぬるいけれども、でも、この世の富がたくさんあった。つまり、心の中心にはこの世的なものがたくさんあったということでしょう。

この世のものが心の中心ということは、富だけではないと思います。考え方であるとか、知識ですね。それから現代のことでいうと技術のようなものですね。そういうものが心の中心にあったということかもしれないです。

ｰ続くｰ

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