「ねたみが終わる時」④ ローマ書11章11節から15節モトイ・トクメイさん

　2024.03.23

その後、わたしは、わたしの霊をすべての人に注ぐ。あなたがたの息子や娘は預言し、年寄りは夢を見、若い男は幻を見る。（ヨエル書2章28節）

ｰ続きｰ

それはヨエル書の2章28節『その後』、携挙が起こった後に神の霊が全世界に降り注いだその時に始まります。その時にねたみの時代が終わってイスラエル人の覚醒の時になるのですが、ヨエル書の2章28節には『その後』、すなわち携挙の後に全世界の人たちに神の霊が降り注いで、その時から全世界の異邦人も含めた大リバイバルが始まるとされています。

その後、わたしは、わたしの霊をすべての人に注ぐ。あなたがたの息子や娘は預言し、年寄りは夢を見、若い男は幻を見る。（ヨエル書2章28節）

そして、とりわけユダヤ人の息子、娘、老人には預言の霊が降り注ぐのですね。そして、そのあとは黙示録に記されている14万4千人が全世界に向けて神を知らせる時代になります。

『だれも働くことのできない夜』ということばでヨハネ9章4節には預言されている私たちのいなくなったあとの世界ですが、例外的に14万4千人のユダヤ人が諸国に神を伝えるというふうにイザヤ書の中でも記されています。

わたしたちは、わたしを遣わした方のわざを昼の間に行わなければなりません。だれも働くことのできない夜が来ます。（ヨハネ9章4節）

:3 「私たちが神のしもべたちの額に印を押してしまうまで、地にも海にも木にも害を与えてはいけない。」

:4 それから私が、印を押された人々の数を聞くと、イスラエルの子孫のあらゆる部族の者が印を押されていて、十四万四千人であった。

（黙示録7章3節から4節*）

ーイザヤ書66章18節から19節ー

このイザヤ書の66章18節から19節は、新約聖書の奥義の知識をもって読むとき、「14万4千人」という数字は書かれていませんが、携挙があるということを知って読むときに、携挙が起こってから世界宣教が起こるという順番が書かれている聖書箇所です。18節のところでは、「神がすべての国々を集めて、彼らはわたしの栄光を見る」と書かれています。

そして19節には、「彼らのうちののがれた者たち」というかたちで、携挙後に神の霊を受け取って預言者として立ち上がった14万4千人の人たちが記されていて、世界宣教が書かれています。

この18節と19節にはどちらにも『彼ら』という言葉があるのですが、その指し示す言葉は違います。18節の『彼ら』は、携挙される私たちを示しており、19節の『彼ら』は、地上に残されて目ざめた14万4千人の彼らだということを前提にしてお読みしたいと思います。

:18 「わたしは、彼らのわざと、思い計りとを知っている。わたしは、すべての国々と種族とを集めに来る。彼らは来て、わたしの栄光を見る。

:19 わたしは彼らの中にしるしを置き、彼らのうちののがれた者たちを諸国に遣わす。すなわち、タルシシュ、プル、弓を引く者ルデ、トバル、ヤワン、遠い島々に。これらはわたしのうわさを聞いたこともなく、わたしの栄光を見たこともない。彼らはわたしの栄光を諸国の民に告げ知らせよう。

（イザヤ書66章18節から19節）

アーメン。まず私たちまことのキリスト者が全世界から、すなわち諸国から天の父の前に集められるのですね。そして、そのあとに地上に残された者たちが神の霊を受け取って、そして14万4千人のユダヤ人たちが『彼ら』として描かれていて、天の父の栄光を全世界に宣べ伝えるということです。

このあとの20節以降は千年王国、さらにその先の新天新地について、永遠の世界について書かれています。ですから、ここの箇所は新約聖書の知識とともに読むと、携挙があって14万4千人があり、千年王国があって、さらに永遠の世界があるという、そのような終末の流れが書かれているので、ご興味のある方はこのあと続けて読まれるとよいと思います。

いずれにせよ、私たちはこのようなことを見せられている、「いちじくの木を見て学ぶ世代」なのです。そして、見せられているその理由は、「私たちの心の中にいつも油断なく祈るという礼拝がありますか？あなたは自分の心を本当にわたし（神）とともに見ていますか？準備はできていますか？」ということでしょう。

それゆえに、祈りを忘れたこの背教の時代にいま私たちがいろいろと見せられているというのは、大きな恵みであろうと思われます。

そういう意味もこめて、最後に旧約聖書的に携挙についての預言が隠されている場所のひとつであるイザヤ書の26章19節から21節を、最後に私たちに対する励ましとしてお読みしたいと思います。

ｰ続くｰ

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