2012年4月29日「その惑わしの時」① 第2テサロニケ2章9節から12節 mp4 モトイさん

2012.04.29

「その惑わしの時」第2テサロニケ2章9節から12節（モトイさんのブログ）

http://kirisutoinochi.seesaa.net/article/267574573.html

ー不法の人の到来と「その偽り」ー

:9 不法の人の到来は、サタンの働きによるのであって、あらゆる偽りの力、しるし、不思議がそれに伴い、

:10 また、滅びる人たちに対するあらゆる悪の欺きが行なわれます。なぜなら、彼らは救われるために真理への愛を受け入れなかったからです。

:11 それゆえ神は、彼らが偽りを信じるように、惑わす力を送り込まれます。

:12 それは、真理を信じないで、悪を喜んでいたすべての者が、さばかれるためです。

（第2テサロニケ2章9節から12節）

＜YouTube:「kirisutoinochi1」より＞

こんにちは、モトイです。今日のメッセージのタイトルは、『その惑わしの時』としました。聖書箇所は第2テサロニケの2章9節から12節です。さっそくお読みします。

※ おすすめ関連動画「エルサレムの注目される時代」参照

:9 不法の人の到来は、サタンの働きによるのであって、あらゆる偽りの力、しるし、不思議がそれに伴い、

:10 また、滅びる人たちに対するあらゆる悪の欺きが行なわれます。なぜなら、彼らは救われるために真理への愛を受け入れなかったからです。

:11 それゆえ神は、彼らが偽りを信じるように、惑わす力を送り込まれます。

:12 それは、真理を信じないで、悪を喜んでいたすべての者が、さばかれるためです。

（第2テサロニケ2章9節から12節）

アーメン。この9節に出てくる『不法の人』は、反キリストのことです。いずれかならずやって来ると言われている世界的なリーダーです。はじめは平和の君としてやって来ますが、そのうちに「自分こそ神だ」と言って、世界中の人々を自分の支配下に置くというような不法の人です。

そして不法の人の登場は、あらゆる偽りの力、しるし、不思議が伴うもので、しかもそれはサタンの働きによるものであると述べられています。（9節）このサタンの力によるすごい欺きの力はだれに向けられているのかというと、10節には『滅びる人たちに対する』と書いてあります。滅びに定められている人がだまされる時代。

そして、11節にはもっと恐ろしいことが書いてありますね。『それゆえ神は（神が）、彼らが偽りを信じるように（だまされるように）、惑わす力を送り込まれます』（11節）。神から来る惑わしの力の時代でもあるということですね。サタンが人々をだます。それに加えて、神が惑わしの力を送り込まれる。

そして、12節。その理由がまた説明されています。『それは、真理を信じないで、悪を喜んでいたすべての者が、さばかれるためです。』（12節）。「真理」というのはキリストのことです。ヨハネの14章6節では、キリストが「わたしこそ、道であり、真理であり、いのちである」と語っています。

イエスは彼に言われた。「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません。（ヨハネ14章6節）

その真理を受け入れなかった人々に対する神のさばきですね。真理を信じていなかったことは、もうすでにさばきになっているのですが（ヨハネ3章18節）、でもこの時代になると神が惑わしの霊をさらに送り込まれて、サタンと神によってさらにだまされる、惑わされるという時代になるということが分かります。

:18 御子を信じる者はさばかれない。信じない者は神のひとり子の御名を信じなかったので、すでにさばかれている。

:19 そのさばきというのは、こうである。光が世に来ているのに、人々は光よりもやみを愛した。その行いが悪かったからである。

（ヨハネ3章18節から19節）

このことの理由は、いまこの時代に生きていてキリストを拒絶していることの理由です。その時代（七年患難）が来ると、さらに惑わされるということですね。

この11節の『彼らが偽りを信じるように』と書いてあるこの『偽り』ですが、これは原文を見てみると、定冠詞がついている「偽り」です。英語の聖書でキング・ジェームズという私がもっとも信頼している訳では「a lie」（ア・ライ）と書かれているのですが、コメンタリー（解説）には、ここは本来なら「The lie 」（ザ・ライ）と直訳するべき所だと注釈がついているのですね。

なぜキング・ジェームズが、「a lie」（偽り）としたのか私個人は知りませんが、ここは「The lie」（その嘘）と翻訳するべき所なのだそうです。

いまは偽りの時代だと私は思っています。たとえば、福島原発で今すったもんだしているとか、9.11テロのその嘘だとか、でもこれは世界的に蔓延する「その嘘」と言えるほどのものではないと思います。福島の問題はあるし、世界中に放射能がまき散らされましたが、私たちの日々の生活にその嘘、福島の嘘、9.11の嘘が直接的に関わっているとは言えないでしょう。

それで、「その嘘」（11節）は、やがて全世界的にやって来る「その嘘」。もっと大きな嘘であることが分かります。では、「その嘘」とは何なのか。第2テサロニケのところでは反キリストのことが述べられていますが、特にこの「その嘘」について分かるようなヒントが5節から7節、先ほどお読みしたところのチョコッと前に書かれていますので、5節から7節をお読みします。

:5 私がまだあなたがたのところにいたとき、これらのことをよく話しておいたのを思い出しませんか。

:6 あなたがたが知っているとおり、彼がその定められた時に現われるようにと、いま引き止めているものがあるのです。

:7 不法の秘密はすでに働いています。しかし今は引き止める者があって、自分が取り除かれる時まで引き止めているのです。

（第2テサロニケ2章5節から7節）

アーメン。

ｰ続くｰ

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