「すでにある証拠」③ マタイ13章10節から15節モトイ・トクメイさん

2024.03.09

いちじくの木から、たとえを学びなさい。枝が柔らかになって、葉が出て来ると、夏の近いことがわかります。そのように、これらのことが起こるのを見たら、人の子が戸口まで近づいていると知りなさい。（マルコ13章28節から29節）

ｰ続きｰ

そして、これは私が読んだ『エクソバチカーナ』(Exo-Vaticana)という本ですが、これはトム・ホーンというジャーナリストが書いた、ぜんぜんオススメしない英文の本です。とても分厚い本で、私も買ったはいいが、ぜんぜん読めないのです。

なぜかというと、単語がそもそも難しくて一文が長いのですね。関係代名詞とか、いろいろとザーッ、ザーッ、ザーッと、なにが主語で、なにが動詞だったのかということが分からないような…。

賢い人なら分かるのでしょうが、私はそうした文章は全然読めないのでずっと積んだままになっていたのです。紙の本で購入し、電子書籍で買い直したのですね。電子書籍なら単語が調べられるので、そういうかたちで何年もかけてやっと読んだ本です。

このトム・ホーンはそもそもアメリカ人の牧師さんなのですが、作家であって優秀なジャーナリストです。この方のすごいところは、今のローマ法王の前のベネディクト16世という方が生きている間に退位を表明するということを自分の情報筋から聞きつけて、それを退位する前に本にして発表してしまったことで、ものすごく注目を集めた方です。

そもそも、生きている間にローマ法王が退位をしたのは約600年ぶりだったそうです。ですから、だれもベネディクト16世が生きている間にやめることを想像していませんでした。でもジャーナリストとしてバチカンを調べていて、それを発見したのでそのことを本にした方です。優秀なジャーナリストであり、クリスチャンです。

この方がカトリックをいろいろ調べて、そのことをまとめたのが『エクソバチカーナ』という本なのですが、それによると、カトリックのあるグループ、そのグループが何かは後で言いますが、このあるグループが何百年も前からオカルト的なことをいろいろと研究していたそうです。

そのオカルト的なことというのは、いわゆる超常現象で、宇宙人の問題もこのグループが研究していたそうです。そして、今はアメリカのアリゾナ州にこのあるグループが天文台を持っていて、これはカトリックの天文台なのですが、でも実質このグループの天文台で、宇宙を見張っているそうです。

なんのために見張っているのかというと、彼らの言うところの「私たちの創造主がやって来るから、それを見張っている」と言うのですね。つまり宇宙人メシヤの到来を探しているという天文台で、そうしたプロジェクト（事業）なのだそうです。彼らは、もはや神が私たちを造ったということを考えずに、宇宙人が私たちを造ったと考えている。そのようなあるグループなのだそうです。

そして、この「あるグループ」とは何かというと、イエズス会なのです。ここでピンと来た方がいらっしゃると思うのですが、いまのローマ法王フランシスコは、イエズス会初のローマ法王なのだそうです。偶然でしょうか…。私は聖書的に偶然はあり得ないと考えているので、少なくとも聖書的な言葉で言うと、神の許しを得てそのようなことになったのでしょう。

でもこの世の陰謀論的な見方で言うと、そしてそれは私もひょっとしたらありうると思っている人間的なものの見方ですが、「宇宙人がやって来るから…」と言って研究していた人がもうその時が近いと思って、自分たちの子飼いの人をローマ法王に選出し、トップに据えることに成功した。内部での勢力争いに勝ち抜いて、イエズス会が組織ごと乗っ取ったというのが今の状態なのかと私は考えます。

いずれにせよイエズス会が天文台を持っているということは本当で、彼らは、もはや神が私たちを創造したとは信じていないのですね。そして、宇宙人が私たちを造ったはずだからメシヤも宇宙人だろうと本気で思って、宇宙を監視している。そして、「やって来たときには、こうしましょう」というプランまであるそうです。

私たちの知らないところでは、もうこのようなことが起こっているのですね。私たちが知らないだけで、ほかにもいろいろなことが起こっているのだと思います。でも確実に言えることは、私たちは終わりの世代で、主イエスがお迎えに来るのを実際に体験する「いちじくの木を見て学ぶ世代」なのです。そして私たちがいなくなったあとは、聖書のとおりに物事が進むのです。

ｰ続くｰ

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