「やみが見えなくしたキリスト者」⑤ 第1ヨハネ2章9節から11節モトイ・トクメイさん　

　2024.02.17

:39 そこで、イエスは言われた。「わたしはさばきのためにこの世に来ました。それは、目の見えない者が見えるようになり、見える者が盲目となるためです。」

:40 パリサイ人の中でイエスとともにいた人々が、このことを聞いて、イエスに言った。「私たちも盲目なのですか。」

:41 イエスは彼らに言われた。「もしあなたがたが盲目であったなら、あなたがたに罪はなかったでしょう。しかし、あなたがたは今、『私たちは目が見える』と言っています。あなたがたの罪は残るのです。」

（ヨハネ9章39節から41節）

ｰ続きｰ

ここで言われているように、キリストの初臨の当時、キリストが預言されたメシヤ（救い主）だと分かるはずの、目が開かれているはずの人たち。聖書の知識がある人たちは、「キリストに価値なし」としたのですね。むしろ、「コイツは違う。ニセモノだ」ということを言ってしまったのです。目が見えているはずの者が目が見えなくさせられたのです。

そして、むしろ漁師とか取税人とか本当に目が見えない、目が不自由な人の目が開かれて、「このイエスこそ、キリストです」ということを人々に伝えた神のしもべ、キリストの弟子になったのです。見えるはずの者が目が見えなくなり、見えない者が目が開かれてキリストの弟子になったということが初臨の時に起こりました。

私の考えでは、いまはキリスト者がキリスト者を打ちたたいて、兄弟が兄弟を憎む。兄弟が兄弟のことを価値なしとしてキリストの体をバンバンぶちたたくことによって、やみが彼の目を見えなくしている時代でしょう。

そして、むしろ教会などに行ったことがないとか、キリスト者など日本のどこにいるんだと思っていた人たちが、真理などにたどり着いたことがなく、「真理とはそもそも何か」という、真理など聞いたこともないような人たちがネット上でイエス・キリストに出会い、目が見えるようになっている時代だと思われます。いま私たちはここの聖書箇所を繰り返しているということでしょう。

そして、いま携挙直前の惑わしがあって、私たちキリスト者以上に私たちの弱さを知っているやみの勢力が躍起になって働いている。自分たちの時間が短いということが分かっている悪魔・悪霊が、目が見える者をやみの世界に引きずり込もうとして、ものすごく一生懸命に働いている時代でしょう。

そういう意味で、これも私の体験なのですが、ふたつの教会の例をお話ししたいと思います。どちらの教会も牧師さんがいまのこの背教の時代に「キリスト者の目をさまさなければならない」という使命感に燃えている立派な召命を受けた方です。

そして、ひとつの教会は3ヶ月間ですが私も通ったことがありました。その聖書的なものの見方はとても勉強になったし、聖書の取り扱いでは私も目が開かれました。でも糾弾することが楽しいのか…。それはチョット分かりませんが、ほかの教会の人たちを礼儀に反するやり方で攻撃するのですね。

普通、そのような言葉は使ってもらいたくないし、言われたら嫌な思いをするということを、ほかの教会、眠っているとする教会の人たちに対して面と向かってではなく、メッセージの中やお交わりの時に攻撃するのですね。それがちょっと嫌になって、もう通わなくなりました。

そして思い出すと、そこの息子さんは精神的に病を負っていて、病院に入退院を繰り返している方なのですね。今から思うと、私の確信ですが、やみが牧師さん本人は引きずり下ろせなかったにせよ、家族の弱い所を狙って攻撃をして捕まえたという状態だったのだなと今は考えています。

召命は立派な召命で、召しは正しかったと私は思います。でもキリスト者がキリスト者を価値なしとする攻撃のやり方は非常に見ていて苦しかったです。私がなぜ苦しかったのかという私なりの説明ですが、私のうちにおられる聖霊なる神が悲しんだのかなと今は考えています。

いずれにせよ、悪魔・悪霊はこのようなやり方で群れの、牧師の家族の弱い所にチャンスを見つけて、それを引きずり降ろしたと今は考えています。

ｰ続くｰ

＜おすすめ関連動画＞

枠内かリンクをクリックするとYouTubeの動画が見れます