2024.02.03
:1 あなたがたは自分の罪過と罪との中に死んでいた者であって、
:2 そのころは、それらの罪の中にあってこの世の流れに従い、空中の権威を持つ支配者として今も不従順の子らの中に働いている霊に従って、歩んでいました。
(エペソ書2章1節から2節)
ー続きー
霊に従っているという状態です。この霊は、空中の権威を持つ支配者であるサタンとその子分であるところの悪霊どもの霊。その隷属下にあるのが不従順の子ら、すなわち世の人たちであり、かつての私たちなのです。
そして、この世は「たましい」の部分、「肉」の部分を揺さぶるかたちで人間に影響を与えていて、知識・感情・意志によって神ぬきで勝手に判断して「自分こそ知者だ」と思う愚かな人間、死人で満ちているのです。
補足説明:
禁断の木の実の名は、「善悪の知識の木の実」ですが、神から離れて勝手に善悪を判断して知者になったつもりになるという、愚か者になってしまう影響がありました。
善悪の知識の木の実の影響というのは、神ぬきで自分が善悪の知識を勝手に判断するという愚かにさせる木の実の影響があるのです。いまでも世の中の人は自分中心で生きているので、「自分が正しい」というものの見方であらゆることが動いているのですね。これが死人の世界のものの見方です。
一方、私たちは神につながることによって神のものの見方を神によって与えられるのです。私たちが見えるのではなく、神が見えるので、私たちはそれにうながされ、こころざしを与えられて動くということです。自分で知識・感情・意志を働かせて物事を判断するのではなく、神との交わりでこころざしが神によって与えられて、そのうえで世の中を見るのです。
世の中の人たちはそうではなくて、神との交わりがそもそもないので、自分が神となって知識・感情・意志を使って世の中を見るのですね。
それゆえに空中の権威を持つ支配者とその子分である悪霊ども、すなわち悪魔(サタン)・悪霊どもは、この世のあらゆるものを通して、あるときはおびえさせ、あるときは喜ばせて、神ぬきでたましいを揺さぶっているのです。これがこの世のものの動き、死人のシステムの根幹にある状態だと言えます。
補足説明:
それゆえに感情的な盛り上がりによってモチベーションを維持したり、行動したりすることと、神によって与えられたこころざしと平安の中で事を行うこととは、あきらかな違いがあります。そして世の中にはムーブメントがあって、流れがあって、死人の流れでとうとうと滅びに流されている。それがいまの世の中なのですね。
そして、さきほどマタイ8章21節から22節のキリストのことばで見たように、神の目ではいのちのあるキリスト者といのちのない死人で対比的に表現されていましたが、この対比と同じことをまた別の表現で見ているマタイ6章24節を見ると、このいのちか死か、生きている私たちか、世の死んだ人間かというこの対比がまた別の角度から見えてきます。マタイ6章24節。このように書いてあります。
ー マタイ6章24節 ー
だれも、ふたりの主人に仕えることはできません。一方を憎んで他方を愛したり、一方を重んじて他方を軽んじたりするからです。あなたがたは、神にも仕え、また富にも仕えるということはできません。
(マタイ6章24節)
アーメン。ここに書かれている『富』というのは、私の使っている新改訳聖書の第二版によるとアラム語の「マモン」という言葉があてられていて、それで日本語で「富」と訳されていると注釈があります。つまり、これは「神と富」と言っていますが、この「富」と訳されているマモンはギリシャ・ローマ世界のマモンの神なので、いろいろな神々がいてマモンの神、富の神、お金の神ということなので、
「神か、この世か」、「いのちか、死か」というこの表現を、キリストはまた別な表現で「神か、お金か」、「神か、マモンのシステムか」というふうに表現しているということが分かります。つまり、この世のシステム、死人のシステムの中核をなすのは、このマモンのシステム、お金の信仰と言えるでしょう。
私たちキリスト者もお金は必要ですが、お金信仰はないのです。「お金、お金、お金…」というのはやっぱりおかしくて、お金というのは冷静に考えるとだれもが分かるように、取り引きの媒体なのです。お金を仲介するので、たとえば物が買えるとか、お金を渡すので自分ができないサービスを受け取ることができるという、そうした媒体なのです。
ところが、お金が富の基準になったり、お金が重要になるというのはお金が神になっているということであって、お金が手段ではなくなっているということでしょう。冷静に考えて、冷静に説明すると簡単に分かることですが、世の中を見るとお金が神になっているのですね。お金が信仰の対象、「お金、お金、お金…」と、お金が重要になってしまうのですね。
媒体にしか過ぎないのに、お金が信仰の対象になっているというのは、マモンの神、すなわち悪霊にだまされている。死人の哲学、死人のシステムだと言えると思います。
いま世の中にいろいろなことが起こっている事件とか、とくに最近取り沙汰されている日本の政治家のいろいろな問題というのは、この死人のシステムの中でお金にがんじがらめになっているシステムが見て取れるお金の信仰の行く末、その一端と言えると思います。
私たちにはそのようなお金のシステムの信仰がないはずなのですが、でも、ややもすると私たちの天国的な現実から離れて、世を見て、世を捕らえられてしまうとお金が重要になってしまう。神が重要ではなくて、お金が重要だと簡単に惑わされるでしょう。
また、私の神は、キリスト・イエスにあるご自身の栄光の富をもって、あなたがたの必要をすべて満たしてくださいます。(ピリピ書4章19節)
私たちは神によって与えられる。そのような者です。そして、お金もその一端として使うでしょう。神に与えられたものとして、神の中で生きる私たちがお金を使うというのと、死人のシステムでがんじがらめになりながら、右往左往しながら、「お金、お金、お金、お金…」と言っているのとは全然違うでしょう。
私たちは、まず神を見るのです。お金を見る。この世を見る。死人のシステムや死人のやり方を見るのではないということです。そういう意味で、私たちが天国人で恵みによって救われ、キリストによってよみがえらされて、いま天の所にすわっているという今日の聖書箇所と同じことを、ヨハネの1章9節から13節で確認をしたいと思います。
ー続くー
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REVELATION 3:8