「この世の快楽」⑤ 伝道者の書2章1節から11節　モトイ・トクメイさん

2024.01.27

万物の終わりが近づきました。ですから、祈りのために、心を整え身を慎みなさい。

（第1ペテロ4章7節）

ｰ続きｰ

ここは、目ざめたキリスト者たちが今がどのようなときかを知っている。だから互いに愛し合って、互いに支え合いなさいということを語っている聖書箇所です。その一方で、「あなたがたが眠りから覚めるべき時刻が来ている」という眠りを前提としている。つまり背教を前提として、間接的に背教も預言している箇所でもあります。

世の終わりのしるしの中である者は目ざめて、祈って、しるしを見ているのですね。一方では、時代的な雰囲気としてラオデキヤの教会のように世的になってしまい、眠っている。だから目覚めよと言っている。そのようなふたつのことがここから見て取れます。

補足説明：

ラオデキヤの教会については、黙示録3章14節から22節に預言されています。

私たちは、もちろん世の中を見て、いろいろなしるしを見ている。キリスト者として、見張り人として警戒し、塩けを発揮して語るべき時には語るという者ですが、でも冷静に考えると、私たちが今いるこの時代のいろいろなしるしは、あらためて考えると、だんだん慣れてくるのではないでしょうか。危険な状態としてそれがボンと起こると、「それは大変だ！」と思うのですが、慣れてしまうのではないかというふうに私は考えます。

たとえば、3ヶ月前から起こっているイスラエルとテロリストらの戦争ですが、今でもニュースでは流れて重要な問題ではあります。でもそれがボンと始まったときには、キリスト者の中でもこれは大変だという雰囲気がありました。それは今でもあるでしょう。でもだんだん慣れてきてしまうのではないでしょうか。

ですから、緊張感をもって、今はしるしを見ている時代であって、第1ペテロの4章7節にある「万物の終わりが近づきました。祈りのために心を整え、身を慎みなさい」という状態に自分を保ち、祈り続けるというのは非常に重要でしょう。簡単に私たちは堕落してしまうので、神につながらないところでは何事もするべきではないでしょう。

万物の終わりが近づきました。ですから、祈りのために、心を整え身を慎みなさい。

（第1ペテロ4章7節）

あるいは、このイスラエルとテロリストらの3ヶ月前から始まったこの戦い以外にも、たとえば今度の2月24日で2年目が過ぎ、3年目に入る戦争があります。このロシアとウクライナの戦争は、いま私はテレビを持っていないのでそこで何と報道しているのか知りませんが、想像すると、このロシアとウクライナの戦争をかき消すかたちでイスラエルとテロリストらの戦争が入り込んでいます。

そして、いまは○○事務所の問題や○○という芸人の性スキャンダルの問題の方が取り上げられて、世の人たちは飲んで、食べて、楽しめという状態になりつつある。世の人は、もちろんそのような状態ですが、それに巻き込まれるキリスト者も、「なんだか世の中こういうものだよね。ずっとこのまま変わらないんだよね」というような雰囲気に呑まれるのではないでしょうか。

（どうでもよい野暮な）補足説明：

ジャ○ーズ事務所の創業者（故人）の同性愛的小児性愛犯罪と、お笑い芸人による性的不品行スキャンダルのことです。

私の考えでは、これはもうずっと繰り返し言ってきたことですが、このロシアとウクライナの戦争はイスラエルとテロリストらの戦争と合わさってエゼキエル書38章、39章の、いわゆるエゼキエル戦争になってゆくと思います。そして、これがずっと前からそういう事が言われていますが、そう言われ続けて2年目が過ぎ、3年目になるとだんだん慣れてくるのではないでしょうか。緊張感を持って祈り続けるということの難しさがあると私は考えます。

ましてや武漢肺炎ウィルスの蔓延が何をもたらしたのかということは、もう慣れきってしまって忘れているかもしれないと思いますので、さんざん繰り返したことですが、もう一度言います。

この武漢肺炎ウィルスの前は、黙示録18章23節に書かれているバビロンの力ある商人が全世界の人たちをある魔術によってだますなどと言ったら、しかもこの魔術とは「ファーマキア」というギリシャ語なので、「薬を使った魔術です。薬で全世界がだまされます」ということを武漢肺炎ウィルスの蔓延以前に言ったら、絶対にバカにされたのですね。

でも、いまはWHO （世界保健機関）や国連が、「次のパンデミック（疫病の世界的大流行）のときはこのようにします」という対策を確立してしまっている。つまり黙示録18章23節の神の裁きがバビロンに下るその裁きの起こる伏線、全世界を薬でだますシステムが出来上がっているということでしょう。

ともしびの光は、もうおまえのうちに輝かなくなる。花婿、花嫁の声も、もうおまえのうちに聞かれなくなる。なぜなら、おまえの商人たちは地上の力ある者どもで、すべての国々の民がおまえの魔術にだまされていたからだ。（黙示録18章23節）

5年前、10年前にこのようなことを言ったらバカにされたであろうことが今は当然のこととして起こって、世の人たちは、「それは必要なことよね…」というようなオジさんやオバさんがたくさんいて、7回目の接種を頑張っているという状態なのです。

※ おすすめ関連動画「裁く前に伝える神」参照

それは、世の人なので惑わされているということがそもそも分かっていない人たちです。そして、それを見ているのが私たちで、私たちはそのような雰囲気に巻き込まれないためにも、今がどのようなときかということをもっともっと緊張感を持って祈りつつ、この方にしがみつくことによって知恵・知識の宝を神からいただく。キリストから頂くという祈り心が必要でしょう。

このキリストのうちに、知恵と知識との宝がすべて隠されているのです。（コロサイ書2章3節）

そういう意味で先ほどお読みしましたローマの13章11節も含めて、11節から14節をもう一度お読みしたいと思います。「私たちはキリストにつながります。世の人は肉を喜ばせるかもしれませんが、私たちはキリストを喜ぶというかたちで私たちの役目を果たします」という意味でお読みします。

ｰ続くｰ

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