今回のトミカ改造は、ポルシェ911Sをローダウン&タイヤ交換です。
先日リサイクルショップで程度も良く、値段も200円というかなりの掘り出し物の911Sを見つけました。
買ってからよく見てみると内装パーツにダッシュボードが付いてるではありませんか。
明らかに昔の外国車シリーズ(青箱)の雰囲気とはちがう感じ。
ふと裏側のシャーシの刻印を確認して見ると....
2011...‼(•'╻'• ۶)۶
めっちゃ最近じゃないか!
調べてみるとトミカ組み立て工場仕様らしいです。
しかも新金型!
なるほどね、おそらくこの程度の良さで1976年発売のNo.F3だとかなりの価格が付きそうなのに...
幸いなことに私はコレクターではないので、欲しかった911Sが200円で手に入るとは、しかもダッシュボード付きでカスタムベースとしては文句なしの逸品です。(•̀ᴗ•́)و ̑̑
トミカ ポルシェ911S(新金型)
見ての通り、所々塗装剥がれはありますが、カスタムベース車両としては全く問題ないクオリティ。
新金型ということで別パーツだったヘッドライトは一体化されてしまいましたが、ちょっと残念な造形のナンバープレートやリアガーニッシュがキレイになっているし、なにより標準的な価格で流通してくれるのがありがたいですね。
カスタムプランとしては、第1段階として、ローダウンとタイヤ交換してから最終的にはどうするかゆっくり決めようかと思います。
トミカ改造
分解作業
本体裏側の「かしめ」2箇所を3mmのドリルで削り分解します。
分解すると、ボディ・シャーシ・内装・ウインドウパーツで構成されています。
ギミックはサスペンションとドア開閉です。
注目はダッシュボードと忠実に再現したシートの造形がうれしい内装パーツ。
シャーシフラット加工
ローダウンするための下準備としてシャーシの裏側を平ヤスリでフラット加工します。
ローダウン&タイヤ交換
今回使用するタイヤは、当初ホットウィールでアロイホイールっぽいMuscle Car 5-Spoke Typeにしようと思いましたが、タイヤの外径が少し大きくローダウンしにくいため、以前製作した「トミカ 改造 フォルクスワーゲンビートル(Type-1)のタイヤ交換とマフラー製作ほか」からRUF Rturboのタイヤを再使用することにしました。
しかしこのタイヤは車軸がホイールにがっしり固定されているため、いつも車軸に代用している真鍮パイプ(内径1.0mm)が使用できません。
そこで内径が少し大きい真鍮パイプを買いにららぽーと横浜の文教堂ホビーへ行ったら面白いものを発見しました。
こちらがwaveのA-SPRING No.2 外径2.0mm・線径0.3mmのスプリングです。
ご存じの方も多いとは思いますが、ガンプラでザクなどの動力パイプのディティールアップとして使用されたりするアレです。
私の場合車軸を曲げてキャンバーを付けることもあるため、ちょっと試してみたくなり買ってきました。
きっちりツライチというより、すこしだけ内側に入ったぐらいのトレッドにする長さでカットして交換するタイヤを取り付けてみます。
スプリングのメリットは、短くするときはカットすればいいし、伸ばしたい場合はスプリングの中央付近を引っ張ればトレッドが広げれるところで、今回フロントタイヤはトレッド調整のため少し伸ばしました。
車軸の直径が2.0mmになったので、シャーシの車軸受けをヤスリで広げました。
当初は板バネの上に置く、いわゆるノーサスでベタベタのローダウンにするつもりでしたが、通常の取り付けにしてネガティブキャンバーを付けるようにしました。
写真ではかなりキャンバー角が付いていますが、ボディをかぶせるとフェンダーとタイヤが干渉しスプリングが押し返され適度なネガキャンになります。
内装パーツ塗装
内装パーツはいかにもプラパーツのグレーだったので、黒一色で塗りました。
定番のシート赤色はこの時点ではやめておきました。
ナンバープレート製作
今回の小物はナンバープレート。
0.3mmのプラバンをカットしてボディに接着します。
前後とも接着後、ガンダムデカールを貼り横長のナンバープレートの完成です。
フロントスポイラー製作
フロントスポイラーは1.2mmのプラバンをボディ下のラインに添ってカットし、純正スポイラーっぽく仕上げていきます。
Tomica Custom PORSCHE911S
アロイホイールとまではいきませんが、5本スポークタイプのホイールでローダウンした911。
サイド部分のタンポ印刷は文字は消したのですが、多分塗り替えするためラインはまだそのまま。
フロントから見ると、少しだけネガキャンのついたフロントタイヤに控えめのフロントスポイラー。
リア周りは、今回マフラー等のディティールアップをしなかったので、ローダウンしてナンバープレートを付けただけ。
Tomica Custom PORSCHE911S & 930TURBO
せっかくなので、以前「トミカ 改造 ポルシェ930ターボをタイヤ交換やエアロパーツなどでチューンドポルシェに改造」で制作した930TURBOと一緒に。
おまけ写真:1度は乗ってみたい空冷フラット6
水平対向6気筒エンジンをリアアクスルより後方のRRレイアウト、おまけに空冷というポルシェ911。
もう13年近く前になりますが、いつかは乗ってみたいと思っていた911を乗っていた時期があります。
当時は仕事の景気も少し上向きで、さらにお客様でRUF CTR2(シルバーフラッシュ)を乗っていた方の影響もあり、KP61から88年式のCarrera3.2に乗り換えました。
写真では分かりづらいですが、25thアニバーサリーの専用カラーにレザーシートにはFポルシェのサイン刺繍入り。
カレラウイングは付いていましたが、ホイールは同色から黒のアロイホイールに変更されていて、バンパーやフェンダーなどスリ傷が多数ある、決して程度の良いクルマではありませんでした。
ご存知の通りRRレイアウトの911、乗って感じた第1印象は減速時のクルマの姿勢でした。
通常(フロントエンジン)はブレーキをするとフロントが沈み前のめりの減速Gを感じると思いますが、重い部品であるエンジンがリアにある911は減速すると下に沈む感じなんです。
走行時にリアにある重心が減速時にセンター辺りにくるため、車体がすごく安定している感じなのです。(๑•̀ㅂ•́)و✧
それを実感したのは、ある冬の日に雪が降り通勤する際に夏用タイヤで加速したらリアエンジンのためリアタイヤに荷重がかかり加速することができ、減速時にはフロントがロックすることもなく安定して減速することができました。
その代わり交差点ではフロントの荷重が少ないため、ハンドルを切っても曲がってくれなくて怖い思いをしましたが...(¯―¯٥)
それまでKP61、ミニクーパー、ハチロク、シビックなど小型車ばかり乗っていた私にとって3.2Lの911はびっくりすることが多く、税金は5万円以上、ドライサンプのためオイルは10L入るし、ガソリンタンクはハイオク満タン80Lで1万円超えなど、維持費はメンテンナンスも含めそれまでとは比べ物にならないくらいかかりました。σ^_^;
最終的に2年弱で手放してしまいましたが、またいつかは乗りたい1台です。
位上、ポルシェ911Sをローダウン&タイヤ交換でした。