失敗、挫折 | イエスとスピリチュアリズムと地上の兵士(わたし)

イエスとスピリチュアリズムと地上の兵士(わたし)

苦しみや悲しみが不幸ではありません。霊的真理を知らずにいることが最大の不幸です。
間違いや失敗で願いが叶わない人生が残念な人生ではありません。霊的成長せすに終わる人生が最も価値のない人生です。
真の幸福のために、ともに学びましょう。

「あなたは教訓を学ぶために地上世界に来ているのです。たとえ判断の誤りから挫折することがあっても、そこから多くの教訓を学ぶことができます。挫折から絶望へと進んで何も学べずに終われば、それはその人の責任です。そのうち道が開けます。
(中略)元気をお出しなさい。くよくよしてはいけません。取り越し苦労はお止しなさい。心配しても何にもなりません。心配の念は霊界から届けられる援助の通路を塞ぎます。自信を持つのです。道はきっと開けるという確信を持つのです。いつの日か、苦い体験だったがお陰で精神的ならびに霊的に成長したから悔いはない、といえる日が来ることでしょう。」

『シルバーバーチの霊訓(10)』P.164/L4~P.165/LB4

今の地上人生だけしかないと思うから、失敗や挫折の体験は辛く苦い思い出にしかならないと考えます。
しかし、私たちは永遠の生命を持つ霊的存在者で、地上人生のたった数十年で消滅してしまう存在ではありません。
私たちは永遠の時間の中で霊的成長を続け、霊的成長することこそが真の幸福なのです。

目の前のことしか見えない地上人生の今と永遠の時間と真の幸福を実感できる霊界では、辛く苦しい体験に対する思いは大きく違っています。

失敗することは怖くて、できれば挫折など味わいたくはありません。
しかし、もし判断を間違えてそうなったとしても、いつまでも後悔せずにそこからまた歩き出して教訓を身につけていけばいいのです。
ただ辛い体験として終わるのか、そこから教訓を得て価値ある体験とするのかは、自分が決めるのです。



「その時のあなたは苦しみの一面のみを見ておられ、苦しみの中で過ごす時間は、その代償として得られる喜びに較べれば実に些細(ささい)なものであるということまでは理解が及びません。人間にとっては陰の中で過ごす時間の方が日向で過ごす時間よりも長く感じられるようですが、実際はそうではありません。」

『スピリチュアリズムによる 霊性進化の道しるべ』P.139/L2~L6

「地上のいかなる体験も、それに正しく対処し正しく理解すれば、必ずや人間にとってプラスになるものを有しております。」
『スピリチュアリズムによる 霊性進化の道しるべ』P.137/LB3~LB2

この地上人生の体験は、すべて霊的成長のためにあります。
そのために地上に誕生してきています。

「元気をお出しなさい。」
守護霊も見守り導きながらそう言っています。

<参考>
スピリチュアリズム思想(Ⅲ)10.霊的人生における理想の現実の問題 (4)地上は、失敗から学びながら霊的成長の道を歩む所

スピリチュアリズム思想(Ⅲ)5.霊的人生を送るための実践項目<4>-(3)苦しみ・困難への正しい対処(スピリチュアリズム普及会)

スピリチュアリズム思想(Ⅰ)7.類魂と再生について(5)カルマと再生人生(スピリチュアリズム普及会)