摂理にそった生き方とは | イエスとスピリチュアリズムと地上の兵士(わたし)

イエスとスピリチュアリズムと地上の兵士(わたし)

苦しみや悲しみが不幸ではありません。霊的真理を知らずにいることが最大の不幸です。
間違いや失敗で願いが叶わない人生が残念な人生ではありません。霊的成長せすに終わる人生が最も価値のない人生です。
真の幸福のために、ともに学びましょう。

『地上人類への最高の福音』P.243/LB7
(続いての投書は女性からのもので、いかに小さな体験にも、行為にも、あるいは言葉にも、思念にも、それなりの影響力があるとのシルバーバーチの言葉を引用して、“では一体どうすれば自分の言動に自信が持てるようになるのでしょうか”というものだった。シルバーバーチが答える。)
 「その方にこうお伝えください――精神的にも霊的にも自己を厳しく修養し、生活のすべての側面を折目正しく規制し、自分は本来は霊であるという意識をもって、行動のすべてに霊の優位性を反映させなさい、と。
霊の優位性の自覚にもとづく修養的生活――これが最高の生き方です。既成のテキストはいりません。魂の成長ということだけを心がければいいのです。大霊からいただいている霊力が顕現し、人間が勝手にこしらえた教義への盲目的信奉者とならずにすみます」


シルバーバーチの言葉通りに生きるには、まず人間とはどのような存在かを知らなければなりません。
私たち人間は肉体と心だけの存在ではなく「霊」が本体であるというということを理解しなければ「霊の優位性の自覚にもとづく修養的生活」の意味がわからないのではないでしょうか。

私たちはあまりにも長い間、霊的なことを隅に追いやってきました。
神と人間の間に、地上のさまざまな宗教が自分たちにとって都合のいい勝手な壁をつくり真実を見えなくさせてしまったのです。
私たちの生きる地上世界と目に見えない霊界はいつも密接な関係にあって、霊界は遠く離れた世界ではないということ。
人間は死んでから霊になるのではなく肉体を持ってこの地上に生きている今も霊であるということ。霊界にいる霊も地上にいる人間も同じ存在なのです。
そしていつも霊界からの愛に包まれていること。

そうした基本的なことすら知らないのです。



<参考>
・『シルバーバーチの霊訓』の画期的な人間観(スピリチュアリズム普及会)
・スピリチュアリズムの思想体系(Ⅲ)2.霊的人生を送るための実践項目〈1〉――霊優位の努力(スピリチュアリズム普及会)