「もしも辛い思いをするのはもうご免だと思うようになったら──それも人間としては決して咎めるつもりはありませんが──少なくともあなたの霊的成長はそこで止まります。成長は困難に立ち向かうこと、挑戦を受けとめ、そして克服していくことによってのみ得られるのです」
『新たなる啓示』 P.103／L7～L10
誰しも、苦しいこと辛いこと悲しいことなど自ら望んではいません。
しかし、私たちは困難や辛苦の経験を通して霊的成長するようになっています。
本当は利他愛の実践で霊的成長できるのですが、それがなかなかできないから困難や辛苦の経験から得るしかないのです。
「地上人生のあらゆる体験は、大きな計画の中の一つです。落胆・挫折・悲しみ・痛み･････・これらは人間的心情からすればあって欲しくないものかもしれませんが、魂の進化にとっては、とても貴重な体験なのです」
『シルバーバーチの教え（上）』 P.160／L9～Ｌ11
嫌な体験などせずに楽しく人生を過ごすことが幸せだと思っているのは、霊や霊界の実在や霊的成長の意味を得心していないからです。
人間は成長が大事といいながら、その真の理解ができていないのです。
「地上を去ってこちらへお出でになれば、さんざん気を揉んだ事柄が実は何でもないことばかりだったことを知ります。そして本当にためになっているのは霊性を増すことになった苦しい体験であることに気づかれることでしょう」
『シルバーバーチの霊訓』（６）P.156/L4～L6
＜参考＞５．霊的人生を送るための実践項目〈４〉――苦しみへの正しい対処（スピリチュアリズム普及会）
霊的人生の指針“シルバーバーチの言葉”〈抜粋集〉――シルバーバーチの教訓を霊的成長の武器として活用しましょう！（スピリチュアリズム普及会）
魂の成長は地上の苦難をプラス思考で乗り越えることによってなされます＜ニューズレター第２号＞（スピリチュアリズム普及会）