新しい真理と古い真理 | イエスとスピリチュアリズムと地上の兵士(わたし)

イエスとスピリチュアリズムと地上の兵士(わたし)

苦しみや悲しみが不幸ではありません。霊的真理を知らずにいることが最大の不幸です。
間違いや失敗で願いが叶わない人生が残念な人生ではありません。霊的成長せすに終わる人生が最も価値のない人生です。
真の幸福のために、ともに学びましょう。

「人間の宗教の歴史を振り返ってごらんなさい。謙虚であったはずの神の使徒を人間は次々と神仏にまつり上げ、偶像視し、肝心の教えそのものをなおざりにしてきました。私ども霊団の使命はそうした過去の宗教的指導者に目を向けさせることではありません。
そうした人たちが説いたはずの本当の真理、本当の知識、本当の叡智を改めて説くことです。
(中略)私たちの願いは地上の人間に生きるよろこびを与え、地上生活の意義はいったい何なのか、宇宙において人類はどの程度の位置を占めているのか、その宇宙を支配する神とどのようなつながりをもっているのか、そして又、人類同士がいかに強い霊的家族関係によって結ばれているかを認識してもらいたいと、ひたすら願っているのです。
 と言って、別に事新しいことを説こうというのではありません。すぐれた霊格者が何千年もの昔から説いている古い古い真理なのです。それを人間がなおざりにしてきたために、私たちが改めてもう一度説き直す必要が生じてきたのです。要するに神という親の言いつけをよく守りなさいと言いに来たのです」

『シルバーバーチの霊訓(9)』P.19/L5~P.20/L5

私たち人類の崇拝の対象は、世界中にどれだけあるのでしょうか。
それぞれの宗教がそれぞれの神を説き、特定の民族や限られた地域だけで崇拝されている対象もあります。
そして、祈りもそれぞれの崇拝の対象に捧げてきました。

人間は、神の教えを地上のもたらした神の使徒に必要以上の関心を向け、地上にもたらすべき霊的真理よりも大事にしてきました。
大切なのは、神の教えを説く人間でなく何を説いているのかなのに、その説いた内容を理解することよりも、神の使徒をまつり上げ、人間が作り上げた教義をただ信じることや儀式を重んじることを信仰としてきました。
私たちは長い間、崇拝と祈りの対象とそして真の信仰を間違えてきたのです。

私たち地上の人間に、シルバーバーチは改めて神の使徒によってもたらされた霊的真理を示しました。
埋もれてしまい忘れ去られた霊的真理を、私たちの手に届けてくれたのです。
崇拝と祈りの対象は真実の神に、お互いがお互いのために尽くす生き方こそが真の信仰であるという教えです。