世界中の神々 | イエスとスピリチュアリズムと地上の兵士(わたし)

イエスとスピリチュアリズムと地上の兵士(わたし)

苦しみや悲しみが不幸ではありません。霊的真理を知らずにいることが最大の不幸です。
間違いや失敗で願いが叶わない人生が残念な人生ではありません。霊的成長せすに終わる人生が最も価値のない人生です。
真の幸福のために、ともに学びましょう。

この地上世界には、どれだけの神が存在しているのでしょうか。
多くの人が知る三大宗教のほか、聞いたことのある宗教や、特定の地域や民族で信仰されているあまり知られていない宗教などもあります。さらに、自然信仰(太陽信仰、山岳信仰等)などを含めると多くの宗教があります。
そのほとんどの宗教には信仰対象としての神が存在します。
そして、自分たちが信仰する神こそが本物だとそれぞれが信じています。

これほど多くの神が存在するのに、なぜ地上世界は悲劇や不幸が絶えないのでしょうか。
なぜ人間の心は荒み孤独と絶望に包まれるのでしょうか。

「なぜ人間は戦争をするのでしょうか。それについて皆さんはどう思いますか。なぜ悲劇を繰り返すのでしょうか。その原因は何だと思いますか。どうして人間の世界に悲しみが絶えないのでしょうか。
 その最大の原因は、人間が物質によって霊眼が曇らされ、五感という限られた感覚でしか物事を見ることができないために、万物の背後にすべてを一つに結びつけている大霊が存在していることを理解できないからです。人間は何かにつけて“差別”をしようとするため、そこから混乱が生じ、悲劇が生まれ、そして破壊へと向かうことになるのです」

『シルバーバーチの教え(上)』P.31/LB4~P.32/L4

私たちが真実の神を知らないからです。
それぞれの宗教が説く神に、真実の神の一部が含まれていたとしても、それ以外の人間が勝手に作り上げた神像が真実の神から人間を遠ざけるのです。


「太古においては、人間はまわりの環境についてほとんど知識がなく、自然現象についてはまったく理解していなかったために、何もかも神さまの仕業(しわざ)にしておりました。その神さまについても、人間を大きくしたような存在としてしか想像できませんでした。それが“いけにえ”の思想を生む元になりました。雷が鳴り、稲妻が走るのを見て、神さまが怒っておられるのだと思い、その怒りを鎮めるために、いろいろと生きたものをお供えするようになったのです。
 そうした野蛮な小さな考えも次第に大きく成長し、人間は無知の暗闇から脱し、迷信の霧を突き抜け、知識の夜明けを迎えて、宇宙の根源はどうやら人間の想像を超えたものらしいということに気づきはじめました。しかし、だからといって、古い概念がそう簡単に消えたわけではありません。何かすごく大きな男性のような姿をした神さまが宇宙をこしらえたのだという概念が、何十世紀もたった今でも存在しております。
 さて、わたしはその概念を一歩進めて、宇宙を創造しそして支配しているのは、男性神でもなく女性神でもなく、とにかく形ある存在ではないと説いているのです。人間的な存在ではないのです。宇宙は法則によって支配されており、その法則は規模においても適用性においても、無限なのです。それは無限の愛と叡智とから生まれたものであり、したがって完璧であり、過ったり失敗したりすることがないのです」

『地上人類への最高の福音』P.94/LB3~P.95/LB4

私たち人間は、真実の神を知らないのです。
信仰を持っていても、不安や苦しみから解放されないのは架空の神にすがるからです。
人間が神に背を向けたのは、間違った神に絶対的な信頼をもつことができなかったからです。

シルバーバーチによって、今まで知らなかった多くの霊的事実が明らかにされてきました。
私たちは真実の神の姿も知ることができたのです。
地上のどの宗教も説くことができなかった真実の神を、私たちは知ることができるのです。
それは、真の救いと真の幸福を私たちにもたらしてくれます。


<参考>
スピリチュアリズムとは>スピリチュアリズムの思想[Ⅱ]>1.神について
『シルバーバーチの霊訓』とは>『シルバーバーチの霊訓』の画期的な通信内容>1.『シルバーバーチの霊訓』の画期的な「神観」
YouTubeスピリチュアリズム普及会公式チャンネル スピリチュアリズムの思想体系[Ⅱ]――神観