絶望と魂の安らぎ | イエスとスピリチュアリズムと地上の兵士(わたし)

イエスとスピリチュアリズムと地上の兵士(わたし)

苦しみや悲しみが不幸ではありません。霊的真理を知らずにいることが最大の不幸です。
間違いや失敗で願いが叶わない人生が残念な人生ではありません。霊的成長せすに終わる人生が最も価値のない人生です。
真の幸福のために、ともに学びましょう。

 「摂理に順応して生きることが何よりも大切であることを人類が悟るまでは、地上に混乱と挫折と災害と破滅が絶えないことでしょう。私たちに出来るのは永遠の霊的原理をお教えすることだけです。物的なものがすべて朽ち果て灰燼(かいじん)に帰した後もなお残るのはそれだけだからです。
物的なものしか目に映じない人間は、幻影を追い求め永遠を忘れるために大きな過ちを犯すのです。いたって単純な真理ばかりです。が、地上人類はいまだにそれを悟れずにいます。
 霊界からいかなる手段を講じてもなお悟れないとすれば、苦痛と涙、流血と悲劇を通じて悟るほかはありません。私としてはこうした形で、つまり愛と協調の精神の中で悟って頂きたいのです。
ですが、それが叶えられない───つまり霊的手段ではだめということになれば、摂理に背いた生き方をしてその間違いを思い知らされるほかはありません」

『シルバーバーチの霊訓(4)』P.34/L6~LB1

私は、霊的なことに無関心で神に背を向け摂理を無視した生き方をした結果、苦しみを味わい絶望を体験しました。愛と協調の精神がなかったばかりに、辛い思いをしました。
しかし、辛い体験を通して、ようやく霊的真理にたどり着くことができました。
『シルバーバーチの霊訓』のすべてを理解できなくても、すべてが納得できなくてもいいのです。
今の自分が、受け入れられるものを受け取ればいいのです。
何度も何度も読んでいるうちに、気づくことがあります。
理解できなかったシルバーバーチの言葉に、こういう意味があったのかと。
それは、自分の中に霊的真理の居場所を持てたのです。

「霊的なものが皆さんの生活の中核となり、実在感とともに確信というものを覚えるようになります。その確信が精神のすみずみまで行きわたり、魂が安らぎを覚え、心が愛に満たされます。それが大霊が最高に顕現した時の状態です」
『霊性進化の道しるべ』P.188/L8~LB4



<参考>
『シルバーバーチの霊訓』の画期的な幸福観(スピリチュアリズム普及会)