自力救済と霊的真理 | イエスとスピリチュアリズムと地上の兵士(わたし)

イエスとスピリチュアリズムと地上の兵士(わたし)

苦しみや悲しみが不幸ではありません。霊的真理を知らずにいることが最大の不幸です。
間違いや失敗で願いが叶わない人生が残念な人生ではありません。霊的成長せすに終わる人生が最も価値のない人生です。
真の幸福のために、ともに学びましょう。

私たちは、一人ひとりがそれぞれの地上人生を歩んでいます。
その道を、無知や迷信が覆う暗い道のまま歩むのか、真理という松明を持って道を明るく照らし歩むのかは、自分自身が選択します。
 絶望とは、無知や迷信が覆う暗い道で迷い、どちらへ向かえばいいのかわからず途方に暮れているからではありませんか?
みんなと同じように生きているから大丈夫と思っていても、周囲の人が無知と迷信の中で生きているとしたら、自分が一歩道を外れたとき、誰も助け出してはくれません。
地上人生の本当の意義と目的を知らないから、助け方がわからないのです。

「光を見出すのは闇の中においてこそです。知識を有難く思うのは無知の不自由を味わってこそです」
『シルバーバーチの霊訓(10)』P.23/L1~L2


「わたし個人は取るに足らぬ存在です。又、わたし個人として求めるものは何一つありません。わたしはただ霊的メッセージをお届けに来ているだけです。そのメッセージが実に重大なのです。今日の地上世界にとって最も大切なもの、とあえて申し上げます。
(中略)霊的真理と霊的実在についての知識こそが、まず自らを救う道を教えることによって、地上世界を救うことになるのです。
 生命の実体は物質の世界には見出せません。実在は霊的なのです。霊的真理を否定する者は生命力そのものを否定していることになり、自分を生かしてくれているその生命力の恩恵にあずかることを拒否する者は、受難の人生を送ることになります。なぜなら大霊との連絡路を断つことばかりしているからです」

『霊性進化の道しるべ』P.37/L10~P38/L6

救いの手立ては、ちゃんと用意されています。
神は決して、見捨てることはありません。
霊的真理を手にした者が、絶望することはありません。
そのことを理解しているからです。

「安易な人生からは価値あるものは得られません。困難な人生からのみ得られるのです。神は決してあなた方を見捨てません。見捨てるのはあなた方の方です。あなた方が神を見捨てているのです。困難に直面した時、その神の遺産を結集し、必ず道は開けるのだという自信を持つことです。不動の信念を持てば道は必ず開かれます。これはすでに私が何年にもわたって説いてきたことです。真実だからです。実践してみればその通りであることを知ります。物質は霊の僕です。霊は物質の僕ではないのです。身体がひとりで呼吸し動いているのではありません。霊がいなかったら身体は生きておれません。現に、霊が去れば身体は朽ち果てるのみです。
 霊性を悟ることは容易なことではありません。もし容易であれば価値は有りません。その道に近道は有りません。王道は無いのです。各自が自分で努力し自分で苦労をしなくてはなりません。しかし同時にそれは登るにつれて喜びの増す、素晴らしい霊的冒険でもあるのです」

『シルバーバーチの霊訓(1)』P.48/LB3~P.49/LB1


私たちが霊的存在者であることを知ってください。
そして、目に見え聞こえるものだけに意識を向けないで、常に私たちを取り囲んでいる霊的なものへ目を向けてください。
それこそが、真実です。

<参考>
『シルバーバーチの霊訓』の画期的な「人間観」(スピリチュアリズム普及会)
『シルバーバーチの霊訓』の画期的な「救済観」(スピリチュアリズム普及会)
3.スピリチュアリズム的生き方の特徴(2)スピリチュアリズムは完璧な自己責任主義・自力救済主義(スピリチュアリズム普及会)