地上的視野と霊的視野 | イエスとスピリチュアリズムと地上の兵士(わたし)

イエスとスピリチュアリズムと地上の兵士(わたし)

苦しみや悲しみが不幸ではありません。霊的真理を知らずにいることが最大の不幸です。
間違いや失敗で願いが叶わない人生が残念な人生ではありません。霊的成長せすに終わる人生が最も価値のない人生です。
真の幸福のために、ともに学びましょう。

「あなたがた地上の人間にとっての大きな問題点は、やむを得ないことかもしれませんが、人生というものを間違った視点から観ていることです。
つまり、あまりにもこの世的・物質的観点からのみ人生を考えていることです。
人生には確かに地上的な要素がありますが、同時に霊的なものであり、永遠に続くものなのです。
その永遠なるものを地上的視野だけで眺めてはいけません。
それでは十全な判断は出来ません。
神の子には、一人の例外も無く、善悪ともに〝埋め合わせ〟の原理が働くのですが、地上生活のみで判断しようとすると全ての要素を考慮することができなくなります」

『シルバーバーチの霊訓』(1)P.38/6~P.38/LB3


死はすべての消滅と思い100年前後の地上人生における損得・幸不幸だけをみて生きるのか、
この地上人生を永遠の生命の中の一時期とし、地上での体験がこの後に続く永遠の生活に繋がっていると思うのか、この二つの視野には大きな違いがあります。

「あなた方は今この時も霊的世界に生きているのです。
物質界での生活は永遠の人生におけるほんの束の間の時にすぎません。
これが私たちからのメッセージの根幹をなすものです」

『シルバーバーチの教え』(上)P.37/7~9

過去の辛く苦しい体験を、地上的視野と霊的視野の両方から振り返ってみると、
神の完全な公平・平等がどちらにあるかがわかります。