「それまでの体験によって得たものを、日常の生活の中で精いっぱい
生かしていくことです。
そうすることの中で、神とのつながりを強化して行くことになるからです。
そのつながりが強くなればなるほど、援助と力とが流れ込む通路が内
面的に奥深くなって行くのです。
真理を理解した人間は沈着、冷静、覚悟が身についております。恐れ
るということがありません。不安の念の侵入を受けつけず、無知と迷信
と悩みが生み出す暗黒を打ち消します。
自分に生命を与えてくれた力、宇宙を支配している力、呼吸し活動する
ところのものに必需品を供給する力は絶対に裏切らないとの信念があ
るからです。
大切なのは、ご自分の方から神を裏切らないことです。これまでに得
たもの、いま受けつつあるもの、そしてそれから生まれる叡智のおかげ
でせっかく宿すようになった信頼を裏切るような行為をなさらないよう
に心掛けることです。
霊的真理にしがみつくことです。
これまでに自分たちに啓示されたものを信じて物事に動じないことです。
一つ一つの問題に正面から取り組み、精いっぱい努力し、済んだことは
忘れることです。援助は必ず与えられます」
『シルバーバーチの霊訓(9)』P.60/3~P.61/1
真実の神の姿を知ることができ、神は決して裏切らず、愛の絆でつな
がっているという信念を持つことができる人は幸せです。
その人は、本当の安らぎと幸せを知っているからです。
《霊的真理にしがみつく》という一言は、
初めて真理を教えてくださった方がよく口にされていました。
この言葉に触れる度にその方を思い出します。
その言葉通り、その教え通りに、
私はこれからもしがみついて生きていきます。
それが永遠の幸せに通じることを知ったからです。