「いったいあなたとは何なのでしょう。ご存知ですか。自分だと思っておられるのは、その身体を通して表現されている一面だけです。それは奥に控えるより大きな自分に比べればピンの先ほどのものでしかありません。」
シルバーバーチは、自分だと思っているのは肉体を通して表現されている一面だけ一部分でしかないと言っています。
それは、地上で認識できる範囲の小さな自分であり自我意識でしかありません。
今地上で、このようにさまざまな事を考え感じている《自分》だと自覚している意識だけが自分ではありません。
自覚している意識とは別に、それ以外の無自覚の意識（霊的意識）があります。
奥には大きな自分が控えています。
総体としての自分であり本来の全体の意識があるということです。
なぜ、霊的意識が私たちにはわからないのか。
……地上では物質である脳を通してしか認識できないため全体を自覚できないのです。
地上とは、なんて不便なところでしょうか。
しかし、このさまざまな制限や制約がある不便な世界だからこそ、私たちは霊界では経験できないことを地上で経験できるのです。
そのつらい経験や嫌な体験すべてが、私たちの心次第で大きな成果を生むことになるのです。
死んで霊界へ帰ると、今まで忘れていた自分を取り戻します。
今はまったく想像できない自分を見つけることができる。
ワクワクしませんか・・・？