取越し苦労 | イエスとスピリチュアリズムと地上の兵士(わたし)

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苦しみや悲しみが不幸ではありません。霊的真理を知らずにいることが最大の不幸です。
間違いや失敗で願いが叶わない人生が残念な人生ではありません。霊的成長せすに終わる人生が最も価値のない人生です。
真の幸福のために、ともに学びましょう。

今、心配事がある人

今の悩みを大きくしているものはありませんか

こうなったらどうしよう…
こうなるかもしれない…

こうなるって想像ですよね
起きてもいない事で悩んでいませんか

起きる可能性があったとしても、まだ現実に起きていないことを心配する

それを  《取越し苦労》 と言います。

取越し苦労の絶えない人は心のどこかにその無知という名の暗闇があることを示しています。そこから恐怖心が湧くのです。人間が恐るべきものは恐怖心それ自体です。恐怖心は闇の産物です。」(シルバーバーチの霊訓1 P73)


取越し苦労にとらわれた人間は、嵐の中で大波に揺れる船のようです。
大波とはその人の妄想です。
あっちに揺られこっちに揺られて、感情も思考も正常ではいられません。
れっきとした遭難者です。
誰かが救助に来てくれても、聞く耳を持ちその救助が正しいと理解できなければ差し出された手を握り返すことはできないでしょう。
取越し苦労という嵐から誰かが救い出してくれることはありません。


不安をあおられて影響を受けたり同じ事を考え続けていると、いつまでたっても取越し苦労から解放されません。
正しい方向を指し示す正しい知識が大切なのです。
取越し苦労から抜け出すには、正しい知識を基に冷静な判断を下す理性が必要です。

日常において発生するさまざまな問題に霊的真理を活用することによってのみ、人類の前に迫りつつある恐ろしい破局を防ぐことができるのです。」(シルバーバーチ教え-上 P54)


霊的真理の基本とは

・人間は霊的存在である (この物質世界で生きている今も霊的存在です)
・死後はみな霊界へ行く (それぞれ帰る世界があります)
・永遠に生き続ける    (完全へ向けての成長の連続です)



目前の出来事にも意味があり、偶然起こったわけではありません。
そういう経験が必要だったのです。

地上人生は永遠の中の束の間の出来事です。
地上での損得や幸不幸は、霊界へ行ってから眺めればすべて些細なことです。
大切なのはさまざまな出来事に対し、自分がどう対処してきたかということです。

何を思い、何を言葉にし、どう行動したかです。



平常心の今こうして言っていても、いざ自分の身に事が起きるとあたふたとなり、
大きな視点から嵐の最中の自分を見ることはなかなか難しいです。

だからといって諦めていたら、いつまでも遭難者のままです。
自分が不幸のままです。


地上の人間は、自分自身の魂を救済することを学ばなければなりません。」(シルバーバーチお教え-上 P46)

自分を救うのは自分です。