苦しみと悲しみ | イエスとスピリチュアリズムと地上の兵士(わたし)

イエスとスピリチュアリズムと地上の兵士(わたし)

苦しみや悲しみが不幸ではありません。霊的真理を知らずにいることが最大の不幸です。
間違いや失敗で願いが叶わない人生が残念な人生ではありません。霊的成長せすに終わる人生が最も価値のない人生です。
真の幸福のために、ともに学びましょう。


他人の言ったことや書物を暗記しただけの薄っぺらな知識は、いざ自分が悲しみや苦しみの中に置かれた時には吹き飛んでしまいます。
自分がさまざまな経験の中で身につけた知識は、混乱した状況下であっても自分を支えて以前の自分より強くしてくれます。
それこそ成長ではないでしょうか。

あなた方は、その体験の最中にあってはそうは思えないでしょう。人生体験の価値を明確に認識できるようになるのは、こちらへ来て地上人生の一部ではなく、全体を振り返ることができるようになったときです。」(シルバーバーチの教え・上 P160)

頼るものもなく悲しみや苦しみの最中にいる時に成長の実感も有難い経験だとも思えません。
しかし、過ぎ去ってしまえば嵐の後に残されたものがあるはずです。
まっすぐに向き合った分が、自分の中に蓄積されています。

さまざまな逆境を通して人間性が試され、悲哀を通して魂が強化されたことを知るようになるのです。」(シルバーバーチの教え・上 P160)



私たちはできれば悲しみや苦しみを避けたいと思いますが、本当の幸せを知るため・得るためには必要な経験なのです。
すべての人間が体験しなければいけないのです。

大切な知識、大きな悟りというものは、悲しみと苦しみという魂の試練を通してはじめて得られるものだということです。人生というものは、この世だけでなく、あなた方が“あの世”と呼んでおられる世界においても、一側面のみ、一色のみでは成り立たないということです。光と影の両面がなくてはならないのです。」(霊的新時代の到来)