テレビ界で使われる言葉が無茶苦茶になってきた。
NHKの番組でも、普通の工場ロケが”潜入”になってしまう。名前や目的を偽って入社し、その施設で隠し撮りをする、これが潜入ロケだろう。しかし、その番組では、”○○(出演者)が××工場に潜入”とテロップが入り、中に入ると、普通に担当者が待ち受けていて、挨拶して、打ち合わせしたであろう段取りでロケが進んで行く。いよいよ心臓部へ入ろうかというところで、”ここからはカメラNGで”と、取材拒否される。
ZAZYではないが、「なんそれー!!」と絶叫したくなる。これでは詐欺ではないか?怒るでしかし!やがな。
昨日もKTV「よーいドン!」の凄腕ワーカーというコーナー(担当は銀シャリ)で、ミズノのミズノテクニクス養老工場へ。バット職人の取材だった。セリーグパリーグでそれぞれ一人が担当しているというバット工房に入り、セリーグ担当の名和さんへの様々な工程やどんなプロ野球選手のバットを作ているかなど、興味深い取材が続く。そして、ロケの核心部分になり、(村上選手とのやり取りを名和さんが)”マル秘エピソードを激白”とテロップが入りCMへ。開けて名和さんのコメント。「村上選手は新人で初めて来た時から、(どんなバッティングをしたいか)要望が的確だった。」と淡々と語った。何がマル秘やねん!?どこが激白やねん!?と呆れた。
テレビで語って差し支えない内容のコメントがマル秘で、普通のトーンでしゃべっているのが激白なのだ。
CM明けも見てほしいからと、詐欺的な惹句で視聴者を惑わす、下品なやり口だ。こんな視聴者を馬鹿にするようなことをしていたら、地上波テレビは益々世間から見放されるだろう。
40年以上この業界に関わっている者として、放ってはおけない、危険水域に入っている。