こんにちは。

医療コンサルタント&集患増患アドバイザーの 佐藤歓生(サトウヨシオ) です。


今回は集患増患についてのお話でも。


患者さんがなかなか来ず、患者集めに必死になっている医療機関があるかと思います。

ホームページも作ったし、看板も立てたし、広告も出してるんだけど、患者が来ない。


これってある意味仕方ないことでもあるんですよね。

患者を増やすためには、どうしても関係性を築くことが大切です。

そして、関係性を築くためには、時間がかかるんです。

一朝一夕で、関係性が築かれて患者が増えるなんてことはまずありません。

少しずつ、少しずつ増やしていくしかないんです。


でも、それでも患者を出来るだけ早く増やしたいですよね。

実は、そんなときに効果的なテクニックがあります。

それは、「すでにある関係性を利用する」というもの。

関係性を築くのに時間がかかるなら、今ある関係性を上手く活用すればいいんです。


具体的にどうするか?

院長、奥様、スタッフの親類縁者、友人、知人、ありとあらゆる交友関係にアプローチするんです。


よく自分が行う方法としては、まず院長、奥様、スタッフ全員の名刺を作ります。




院長先生は、代表者なので名刺は必要ですが、奥様やスタッフが名刺を持つことって、クリニックではなかなかないですよね?

でも、敢えてスタッフ全員に名刺を持っていただく。

名刺には、クリニックの住所だけでなく、簡単な地図や診療時間などの案内も載せます。

そしてその名刺を親類や友人たちに配るんです。

ここのクリニック、私が働いてるところだから、風邪引いたら絶対来て♪

それはもう一生懸命営業してもらう。

すでにある関係性を活かすので、どんな広告よりも効果があります。


もし、すぐにでも患者を増やしたいのなら、今ある関係性を最大限に活かすこと。

これが結構重要です。


最後までお読みいただきありがとうございました。


こんにちは。

医療コンサルタント&集患増患アドバイザーの 佐藤歓生(サトウヨシオ) です。


今日は、パニック対処法についてのお話でも。

何かに焦って頭が真っ白になってしまうことってないですか?

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新しいクリニックがオープンするとき、確実にスタッフの方はパニックに陥ります。

日常業務がルーティンワーク化しておらず、次に何をすれば良いのか毎回毎回考えて行動するので、焦ってしまいどうしてもパニックになってしまうんです。

でもこれって仕方のないこと。

今まで何十軒のもの新規開業のお手伝いをしてきましたが、スタッフがパニックにならなかったところなんて、1、2軒程度しかありません。


なので、クリニックのオープニングスタッフの方々には、毎回同じことを伝えます。

パニックを楽しみましょう!


だって、回避する方法なんてないんですもん。

いくら事前にシミュレーションをしても、絶対に想定外のことなんて起こります。

そしたらまず間違いなくパニックなる。

想定外のことが起こらなくてもパニックになります。

だから仕方ないんです。


ほぼ確実に起こることだから、だったら楽しむ。

楽しむっていうのは語弊があるかもしれませんが、パニックに陥って当たり前!ぐらいの感覚でいるのがちょうどいいんです。

むしろ大切なのは、パニックに陥ったあとのこと。

大概が、やるべきことが多すぎて処理しきれなくなってしまうことでパニックを誘発します。

それは仕方ないので、じゃあその後のフォローをどうするか?

そこが重要です。


でも、頭が真っ白になってるときって、何から手を付けていいかがわからないんですよね…

そんなときは、「患者さんの利益になることから」手を付けることです。

会計待ちの患者と来院してきた患者、それに開業祝いの花を持ってきた業者…

いろんな人が受付に一気にやって来ちゃったとします。

この場合、会計待ちの患者から処理します。

それは、会計待ちで待たされる方が、診察待ちで待たされるより、患者としてはストレスが溜まることだから。

これがこの場合のベストな選択。

パニックになったら、とにかく優先順位をつけることです。


これ、クリニックでしか試してませんが、ひょっとすると他の業種でも参考になるかもしれません。


最後までお読みいただきありがとうございました。



こんにちは。

医療コンサルタント&集患増患アドバイザーの 佐藤歓生(サトウヨシオ) です。


クリニックの中には、他との差別化を図るために日曜日に診察をするところがあります。

患者としては、日曜日に診察をしてくれるので非常に利便性が高い。

特に働いてる方にしてみれば、わざわざ平日に時間を作って通院する必要もないので、とても助かります。

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ただ、問題もあります。

働いているスタッフから不満が出やすいんです。

もちろん、採用時に話はします。

「当院は、日曜日も診察を行っているのですが、それでも働いていただけますか?」と。

そのときは承諾しても、働き始めてから不満を言うスタッフがいたります。

一人が、不平不満を口にすると、今度は院内の他のスタッフにも広がっていきます。


これをどう対処するか?

テクニック的には、スタッフを交代で日曜日に休ませるなどの方法もありますが、根本的解決にはなりません。

一番は、院長先生が日曜日に診察をする理由をスタッフ全員にちゃんと伝えることが大切です。

理由はいろいろあると思います。

クリニックの知名度を上げるためだとか、他のクリニックとの差別化を図るためだとか…

でも、これらの理由では訴求力が弱い。

こんな理由をきかされても、そんなのは経営的な理由でしょ?ということで終わってしまいます。


スタッフに共感してもらうためには、「理念」が必要です。

クリニックにおける「理念」というのは、社会や患者に対して自院では、どういった医療を提供したいかという考えのこと。

日曜日に診察を行う理由を、社会貢献の視点や患者貢献の視点で伝えることが大切です。

「患者はこういうことで困っている…。だから、ウチのクリニックではそれを解消出来るような医療サービスを提供したい」ということをスタッフに伝えます。

これを繰り返すことで、スタッフに自院の「理念」が浸透していきます。

クリニックに一体感が生まれます。

そこまでいけば、不満も出にくくなります。

そしてその一体感は、患者にも伝わります。

スタッフが患者のために一体となっているクリニックは非常に居心地が良い。

そういうクリニックは、確実に多くの患者から支持されます。


社会貢献や患者貢献という視点での理念を、スタッフ全員で共有出来ているクリニックは圧倒的になれるんです。


最後までお読みいただきありがとうございました。



こんにちは。

医療コンサルタント&集患増患アドバイザーの 佐藤歓生(サトウヨシオ) です。


今日は、新患を増やしましょう!というお話でも。

新患というのは、医療機関や調剤薬局に初めてやって来る患者さんのこと。

商売でいえば新規のお客さんと同じなんで、新患が増えればいいに決まっています。

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もちろん、新規開業した医療機関に来るのは、全て新患です。

新規オープンしたんだから当たり前ですね。


それが、オープンから5年経ち10年経ち…となると、徐々に新患が来なくなります。

それは、クリニックが安定期に入ったから。

患者さんの固定化が始まると、新患はあまり増えません。

でも、一定数の固定化した患者さんがクリニックにやって来てくれるので、経営的には非常に安定します。

この、オープンして5年から15年くらいまでの間は、クリニック経営において一番良い時期かもしれません。


でも実は、敢えてこの安定期にこそ新患を増やす必要があるんです。

何故か?

それは、固定化した患者さんが高齢化していくから…

毎月定期的に来院してくれる患者がいれば、クリニックの経営は安泰なのですが、確実に固定患者の高齢化が進行していきます。

患者の高齢化が進むと、入院されたり入所されたり、場合によっては亡くなったりして、徐々に患者数が減っていくんです。

減ってしまってから手を打ったのでは遅い…

そうなる前に対策を立てる必要があります。


ただ、院長先生一代限りでクリニックを閉院されるというのであれば、これはそれほど大きな問題でもないかもしれません。

患者の高齢化とともに、少しずつ患者数が減少していき、最終的には院長の診察が困難になった時点で、クリニックを閉めるというのも一つです。


一番問題なのは、後継者がいる場合。

院長先生のご子息が後を継ぐようなケースであれば、たとえ安定期であったとしても、新患を増やすべきです。

そうしないと、固定化した患者の高齢化が進み、後継者にバトンタッチしようとしても、患者がいない…なんてことになりかねません。

それでは、新規で開業するのとあまり変わらず、事業承継するメリットがあまりない…

一番ベストなのは、跡継ぎに引き継ぐ際に、高齢者の固定患者もいるが、一定数の若い世代の患者もちゃんと確保しているようなケースです。

だからこそ、安定期に新患を増やす必要があります。

それが、真の安定したクリニック経営に求められること。


最後までお読みいただきありがとうございました。


こんにちは。

医療コンサルタント&集患増患アドバイザーの 佐藤歓生(サトウヨシオ) です。


患者さんからのクレームってイヤですよね…

でもクリニックにとってクレームは宝の山です。

だって患者さんがわざわざ指摘してくれるんですもん。

クリニックに対して愛情があるから苦言を呈してくれるんです。

愛情がなければ、次回から来ないだけ。

だからクレームはありがたい。



そのクレームですが、院内で共有化出来ていますか?

今日こういうことを言われた…というのを全員で共有する必要があります。

そして、もうひとつ必要なのが、データを取ること。

月に何件クレームがあって、そのうち待ち時間に関するものが◯件、接遇に関するものが◯件…

という具合に、可視化して下さい。

でないと、クレームを言われてそれで終わり…なんてことになりかねません。

毎月どういうクレームが発生していて、それに対してクリニックとしてどう対処するのか。

その方向性を明確にすることが大切です。


せっかくいただいたクレームです。

活かさない手はありません。


最後までお読みいただきありがとうございました。