映画感想シリーズの2回目は、
度々お話させて頂いた、


フリージャーナリスト・伊藤詩織さんが自らのレイプ被害体験をもとに監督となって制作した映画・『ブラックボックス・ダイアリーズ』です。








作品の内容はこちらから。
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映画の冒頭は、暗いトンネルの中を走る車中から始まります。
(出口の見えない心の闇と重ねているのですね…。)


すると、

伊藤さんの妹さんらしき声が流れます。


「お姉ちゃん、あの事は言わない方が良いよ。 …お姉ちゃんが、『あの被害者の人だ』って言う目で見られちゃうから…」








その言葉通り、


レイプ被害を警察、検察、裁判…と世間に訴えて行く事が、

この国ではいかに困難であるかと言う事の数々が描かれて行きます。








また、

問題の事件当日の、
生々しいホテル入口付近の防犯カメラの映像が…




一層、ノンフィクションならではのリアリティーを添えるのでした。





(自ら戦う日々の記録をする事を決意。)
 



一方、

伊藤さんのご両親は、

「普通に幸せな暮らしをして欲しい」

と、彼女に求めるも、


伊藤さんは、

「ごめんなさい。 沈黙は私、幸せじゃない…」

とひとり涙するのでした。



(作中彼女はこの被害体験を、ジャーナリストとしてなら、客観視出来るけど、

被害者としてなら、とても耐えられない…と気持ちを吐露していた。)









本当に。
 
いったい、どれだけ彼女は泣いたのだろう?












そして、

感動的なクライマックスは、


現場となったホテル玄関で、
2人を目撃したドアマンの勇気あるセリフ。


「私は実名を出してもらっても構わないです。

以前からこの国は性犯罪加害者に対して判決が甘いと思っていました」



電話越しに彼の声を聞いた伊藤さんは、ただただ号泣する…。


  


更にその協力も有って、ついに、






民事裁判で勝訴を勝ち取った。






(常に寄り添ってくれた親友と。)




作中の伊藤詩織さんは、

とにかく勇ましく美しく、


彼女による流暢な英語(発音もネイティブ)の説明も流れる傍ら、



意外とお茶目で、舌足らずな声がチャーミングでもあり、



たいへん魅力的な女性だなあ…



と改めて思いました。

 

因みに、観客は半分以上?
意外にも中年男性が多かったです。








と、

大まかなストーリーを話しましたが、

やはり皆さんも一度、
ぜひ映画館に足を運び、実際に見て頂きたいと思います。




上映館も広がっていますよ。
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恋ヶ窪ゆずる・投稿歴


雑誌/『婦人公論』読者手記傑作選入選




入選作品は、当ブログ掲載の「うずく、沖縄」と同じ内容です。ハイビスカスハイビスカスハイビスカスやしの木



(直木賞作家・小池真理子さんより講評を頂きました。)






雑誌/『猫の手帳』読者手記・掲載 オッドアイ猫オッドアイ猫オッドアイ猫


また、とある同人誌にて、作家の故・北杜夫氏、佐藤愛子氏と共に自身の作品が掲載されました。



その他、
女性向け週間誌やテレビのモニターも経験しました。