【日本神話ファンタジー

日本神話を題材にしたファンタジーが読みたくて、手を出してみました。

荻原規子さんのデビュー作、1988年発表。

デビュー作!
1988年!!!?

って驚くほど濃厚な内容で、筆致からしても30年前の作品とは思えませんでした。

じっさいの日本神話を題材に、運命に翻弄される少女の冒険と恋愛が描かれています。

だけども、うーん。
日本神話マニアの私にはどうも琴線から外れた内容でした。

日本神話を題材にするなら天照大御神(照日王)や月読命(月代王)などは変名で出てくると違和感があるし、何しろ私は須佐之男命(スサノオノミコト)の大ファンなので、小説の中でスサノオに当たるであろう稚羽矢のキャラクターがあまりにも違いすぎて、戸惑いました。
もっと暴れん坊でどうしようもないやつだけど、実は優しいやつで、主人公も惹かれていって恋に落ちる…みたいな感じのほうが神話にも合ってるし、わくわくしたと思います。

神話上のスサノオは行動がめちゃくちゃな問題児で、天から追放されたりしましたが、のちにヤマタノオロチを退治したりして、そのとき娶った奥さんや生まれた娘を終生大事にする、心優しい神様でした。
縁結びの神様のしても色々な神社で祀られていて、結婚式に使う神社としても人気があります。

須佐之男命(スサノオノミコト)   イメージ


本文の美辞麗句を並べたような描写も、いまいちしっくりきませんでした。

日本神話をファンタジーにするって難しいのかな?
ちょっと他のそういう小説も探ってみたいです。