日本の近代と大分の先哲&ストレイドッグスコラボ展示 BY:おおいた大茶会1 | サンドリヨンのブログ☆正統派歴女いざ参る!

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土佐の脱藩歴女が、いろんな歴史の旅と日常を綴ります。
 過去ログの(1564nhのブログ)では、本当に沢山の歴史を公開しています! 自分で書いておいて改めてへぇ~・・・なブログも、お時間ありましたら見てみて・・・・!!

明治150年 ・・・・という事で、幕末から明治維新に関した全国各地では、歴史的登場人物や歴史・文化などを交えての・・・・・

今年は日本が近代国家を迎えた辺りでの記念事業や展示なども、

多く増えていると思う。 その中で、ここ大分県下でも・・・・、明治維新に関した展示などもあって、先月の事だが私も写真のような展示に行ってきた。 (#^.^#)

 

時代と地域を創り出した人々 といった副題に、ここでは大分県中津市出身の 福沢諭吉 を中心とした。 その仲間や

大分に縁ある人物たちの事が、いろいろと紹介されていた。

 

今でこそ・・・・、大分の人もあまり気に留めていないようだけど、実は

幕末から明治にかけての日本において、医学や政治・経済・学業などにおいての・・・・様々な分野にて、活躍された方々が沢山現れていたといった歴史が、ここにはあったのです。

 

福沢諭吉と言えば、 「1万円札の人」 と・・・まず頭に思い浮かぶ人が多いと思いますが、その1万円札の1番最初に刷られた日本銀行のお札が、中津の資料館からこちらにも、展示の為にやってきていました。 1834年~1901年まで生きた諭吉は、実際生まれたのは大阪の中津藩の下屋敷での事。 まもなくして父親が亡くなり、幼い兄弟と共に、母親が諭吉を抱いて中津の地へ帰ってきます。

 

しかし、中津での生活はとても貧しくて、数々のいじめにもあったといいます。 頭の良かった諭吉は、その才を見込まれて、長崎へ少年期に留学・・・・そして、中津の地に戻る事は暫くありませんでした。

 

その頃の事を思って書いた文章が、あの有名な・・・・・

「学問のすゝめ」 の中に見ることができます。 諭吉は、どんなに辛い事があって煩わしく思っても、故郷を懐かしく思わぬものはいないと、語っているのです。 例えいじめてくれた人がいたとして、郷里の人間たちに対しての良い思いはなかったとしても、子供の頃過ごした故郷は、どうしても捨てがたいものだというのです。

 

文久2年 (1862) ロシアのサンクトペテルブルグで撮影された

写真ポスターの前にて・・・・・。 お札の顔とは違って、ふっくら丸顔の若々しい頃。

 

今年放送中の大河ドラマ「西郷どん」・・・・・。

その 西郷隆盛 も、諭吉の著書を通して、彼への考えを理解し・・・高く評価していたと、その事をしたためた 大山弥助 へと出した書状の写もありました。

 

諭吉も西南戦争終結後、彼が書いた 「明治十年丁丑公論」 にて、西郷の立場を弁護し、政府の対応を批判しています。 

 

福沢諭吉は、数々のベストセラーを生み出し、また自分の考えを伝える方法として、 「演説」 という新たな方法を生み出しました。

1枚目のパンフレットと共に写る。 クイズに答えて頂いたファイルの表紙にある 「明治会堂演説之図」 は、諭吉が学びの場として創設した 慶應義塾 今の慶応義塾大学ですが、その構内にさらに多くの人々を集める場としてつくられた 演説館 での会堂内部を描いた錦絵でもありました。  私って、明治の頃に描かれた数々の錦絵とか風刺画とかが好きで、よく資料館なんかでも見るようにしているんですが、ここでも迷わず2種類のデザインファイルの内、この会堂演説の錦絵を選んでしまいました。 ( ˆmˆ ) 

 

丁度上のサンクトペテルブルグで写した写真の頃には、諭吉は多くの仲間と共に、 遣欧使節団 に随行してヨーロッパ各国をまわる事をやっていました。 27歳の頃です・・・・・

 

その2年前には、勝海舟も乗った 咸臨丸 にて、アメリカへと赴き・・・初めて日本の外を覗いた貴重な経験をしていました。

それらの多くの体験が、彼の考え方を進歩的にさせて、慶応2年・・・

1866年 彼が31歳の時、欧州諸国で学んできたことをまとめた。

「西洋事情」 なる本を刊行。 これには、ヨーロッパやアメリカの政治経済のシステムや文化を紹介。 これもまたベストセラーとなり、多くの学びの場でも読まれる事となりました。

 

その翌年には、幕府の軍艦受取委員随員として、再び渡米しています。 そうして、時の年号から塾名をつけた「慶應義塾」が33歳の年に誕生し、いよいよこの年 慶応4年 1871年9月には、改元となって 明治 が始まることとなったのでした。

 

昨今の「西郷どん」でも、異国を巡りいろいろと見聞きしてきた大久保さんと、西郷との中で・・・・幾度となく衝突が起こっているようですが、

やはり広い海を泳いできた者と、小さい池の中で泳いでいる者とでは、なかなか意見が相通じないといった事柄。

これは致し方ないことなのかもしれませんね。 そうした人々の目を覚まさせて、国を変えようと頑張っていた1人が、福沢諭吉でもあったのです。 

 

実は今でも、大分県中津市では、中津の地から慶応に行く人への

教育資金なるものを出すといった取り組みもしているようです。

これには、一定の決まりもあるかもしれませんけどね。 (^。^)

 

諭吉の門下生の多くは、維新後も多くの場で活躍しました。

その中で、中津藩士の子で、諭吉に誘われて江戸へ行き、そのまま

諭吉の塾へ入った 小幡篤次郎 は、福沢諭吉の右腕とも言われて、後に塾長も勤め・・・・・。 彼が中心となって、諭吉の教えを全29

条にまとめた 「修身要領」 なるものも作成しました。

 

篤次郎さんは、自身の著書の中で、地震や彗星など天変地異と呼ばれるものは、すべて「理」があること、そうした自然現象に対して、迷信や信仰にたよらないようにする事と、明治元年刊行の本。

「天変地異」 の中で説いています。

 

ちなみにこちらは、臼杵藩士出身で・・・・慶應義塾に学び、諭吉に認められて教壇に立った。 荘田平五郎 さんと言います。

三菱の創設者となった土佐の 岩崎弥太郎 からも、信任厚く・・・・三菱の経営組織の確立にも携わり、岩崎家3代にも仕えた。

三菱の大番頭と言われた人でしたが、実は貧しさから他人の本を持ち出して、臼杵まで売りに行った人でもありました。(苦笑)

 

臼杵には、昔馴染みもいたんで、皆が可哀想と買ってくれたとか・・・・

でも、出世した彼は・・・三菱長崎造船所の所長や東京海上火災保険の取締役など、要職を歴任する事となり、東京丸の内の開発を進めた彼は、私もよく口にする キリンビール の名付け親ともなったのです。

 

「日本の近代と大分の先哲」と題した。

この展示会場で出されるクイズにも、彼が登場します・・・・・。 (*^^)v

 

人は見かけによらぬもの・・・・・、例え生まれ育ちが貧しくとも、勉学に励めば・・・・いつか報われる時も来るという。

そういった先哲の教えが、展示ホールいっぱいに溢れていました。

 

近頃の私も、毎日にようにこうした展示会場や講演会に、足を運んでは今更ながらの勉学に励んでおります。(* ̄m ̄)プッ

学生時代に、これだけ頑張っていればと、本当に笑ってしまう。(笑)

 

こちらの 「日本の近代と大分の先哲」 の展示は、大分市にある

県立先哲史料館展示室 豊の国情報ライブラリー1階にて、 11月25日 まで開催されています。 2階は

県立図書館になっているので、調べ物をするにも丁度いい環境です。 (^ー^)

 

時間は朝 9時~5時 まで・・・・・。 図書館の開館時間とは異なります。 ちなみに、福沢諭吉にまつわるこちらの展示でのクイズは、入口はいってすぐに答えられました。 以前から学んでいたんでね。

 

ちなみに同館では、こちらのコラボイベントも開催中です。

こうしたデザインのチラシの裏に、5ヵ所のキャラスタンプを押して持ち込めば、こちらの建物内にて、福沢諭吉キャラクター缶バッジかもう

1種類のキャラ缶バッジがもらえます。 それと残っていればポストカードも・・・・・。 どちらも品切れしてないことを祈る。ヾ(´▽`) 

多分缶バッジはあるんじゃないかなぁ~~・・・・・・

 

    ちなみに私は二度行って、違う種類のキャラ缶も頂いた♫

 

その時には、ポストカードがもうなかったような・・・・・。 再度入荷されていればいいけどね。 こちらの様なコラボイベントは、やはりこの

物語に登場する 国木田独歩 縁の大分県佐伯市にある。

国木田独歩館でもやっているようだった。

 

このチラシは、大分県立美術館受付側か向かいの・・・・

iichiko総合文化センター内のチケットぴあカウンター側・・・・、もしくは

JR大分駅みどりの窓口チケット売り場ホール内入口。

そして、先哲史料館のコラボ会場でもゲットできます。 そのチラシの側にスタンプが置かれているんで、できれば先哲史料館へ行くまでに、他のヵ所を回って押してから、最後に史料館へ行くことがいいと思います。 (#^.^#)

 

ちょっと奥まったところに会場がありました。 所々に矢印とポスターなどがあるんで、辿っていけばなんとか行き着くかと・・・・・。

わからなければ係りの方に聞きましょう。 (笑) このコラボ展示室と福沢諭吉展示室前の展示・・・入口正面のロシアでの諭吉写真ポスター前では、カメラでの撮影可能とのとの事で、許可を得て撮影しています。チョキ

 

こちらの物語は、明治期からの文豪と言われた名の知れた作者たちが、特殊能力を用いて悪と戦うといったストーリーなのですが、・・・・・

皆自分の著作からの引用された言葉が、特殊能力の名にもなっていて、正統派だけでなくてコメディタッチなところもあり、漫画から小説

アニメや映画まで、ヒット作となりました。

 

写真は、意外に登場人物たちが関係しているという。

実際の大分県下で関係した土地と共に、著作を紹介しているといったポスター。 近代の文豪たちも、ある意味先哲的な人物たちである。

 

福沢諭吉の展示室入口前の壁にも、こうして作品が展示されているんですが、ここでもクイズに答えなきゃいけない。(笑) スタンプ集めただけでは、もらえないプレゼントなのだよ。(笑)

 

でもご安心を、問題はさほど難しくもなくて、ちゃんと展示されたものを見ていれば、すぐわかるクイズばかりです。

 

 

コラボ展示室では、全国に呼びかけてストレイドッグスでいう・・・・

ファンが 「こんなのあったらどうですか」 な異能力名とその使用目的や使い方。 あるいはその弱点など・・・・・。 思い思いの想像力を持って、考え出した力が・・・・。 会場に寄せられた言葉やイラストと共に、紹介されていました。 〈〃^∀^〃)ェヘヘ

 

10月に行った時には、まだ半分ぐらいだったのが、11月入る頃になると、とんでもなくその数が増えていて、壁一面に貼られた素敵なイラストや、異能力の数々に・・・・・。 拝見していて、おもわずクスっとしてみたり、へぇ~~~ってうなずいてしまったりと、関心させられる事ばかり。 皆さん文豪を主人公として、日本と海外の文豪が、善と悪に分かれて戦う作品だけに、いろんなキャラクターの文豪が書いた作品を、

実際沢山読まれているようで、こんな作品も読んでいるのかと、それにも関心しきりな時間となりました。 (°д°)

 

形はどうであれ、読書に親しむ時間をもてるという事は、とても素敵な事だと思います。 今は特に、活字離れしてますからねぇ~~。

私なんて、古い図書館の本や室内の匂いや、インクの匂いなど・・・・

大好きなんですけどね。(笑) 本

 

だから今でも、大切なものは形として、本としてとっておきたい派なんです。 \(^^@)/ ネットとか部屋がちらからなくていいかもしれないが、やっぱりあの本を開くときの表紙とか紙質や匂い。

たまりませんわぁ~~~♪。.:*・゜照れ

 

ちなみに、こんなご自分の思い思いの異能力ポーズを撮影できるスポットも、会場には用意されていましたよ。(苦笑)

 

私の先哲な学びの時は、まだ月末までいっぱいいっぱい予定が詰まっています。(笑) メモにひひ汗