10月23日・・・・、朝イチ大分市の空は、どうやら雨が降った痕と共に、どっぷり湿気った黒い雨雲の切れ切れとした空で、遠くを見たら
なんとなく明るくなりかけていると思いつつも、折りたたみの傘を持ってのお出かけとなりました。
時間は朝6時50分集合のJR大分駅・・・・・
行き先は、無料日帰りバスツアーご招待の佐賀県武雄市及び小城
鳥栖の旅・・・・。 まず初めに向かったのは、小城市の名物・・・・・
「小城羊羹」 のお店 こちらで、抹茶と試食の羊羹を頂き。 その上に、カウンターの上の試食まで、たっぷりと頂いて・・・・。 沢山買い求める同乗者も多く見られました。 ( *^艸^)
こちらのお店は、お取り寄せもできるんですけどね。 私は大分のデパートで買い求めようと、あえてこの場所では買いませんでした。(笑)
小城羊羹・・・・って、食べたことありますか?
甘党ではない私でも、1人で1本いけそうなくらいの程よい甘さで、その表面には・・・・ザラメのような砂糖がまぶされていて、口に入れると噛むごとに、シャリシャリとした食感も楽しめる代物なのです。
小さく細長い100円前後で売られている商品は、時々コンビニとかでもこちらでは見られますが、水ようかんしか食せなかった私が、初めて美味しいと思った羊羹でした。(´へωへ`*)
実は、こちらのお店以外にも、いくつかの製造元があって・・・・
後に食事で立ち寄った 武雄温泉物産館 では、そんないくつかの製造元の商品も、買い求める事ができるように置いてありました。
そしてここから車で10分ほどの場所にある。
「清水の滝」 と書いて、 「しみずのたき」 という場所へ移動。
この頃には、もうぼたぼたと雨がかなり落ちてきていました。(´-∀-`)
私・・・、スーパー晴女なんですけどね。 どうやらバスの中に、そうでない人達が沢山いたのか・・・・。 この日は、雨雲に負けてしまいました。
大体・・・大分・福岡県の空は、すっきり晴れてきてたのに、佐賀県に入った途端に、とんでもなく雨が降り出して・・・・・。
結局1日の半分は、雨の中となり・・・・、ようやく晴れたのは・・・・
最後の目的地である鳥栖市の商業施設に入って出た頃の事でした。
ところでここいらは、どうやら 鯉 料理が名物のようで、バスを降りてから滝までの道沿いには、数軒の鯉料理店が立ち並び。
建物の傍らでは、流水の中に鯉が泳いでいるといった光景がありました。 どんだけ有名かは、足元のマンホールの絵柄を見ればわかるもの・・・・・。 山形県米沢市で、初めて鯉を食した私には、九州でも鯉を食す文化があるのかと、知るきっかけにもなりました。
料理の仕方では、食べれない事もない鯉でも、やはりあの鋭く太い骨には、身をほぐしながら食すことしかできない。私は甘露煮が好きだ!
さて、・・・・・こちらがその清水の滝なのだが、高さ75メートル
幅13メートル の別名 たますだれの滝 と呼ばれる
日本名水百選にも選ばれている「清水川」の上流域に位置する滝。
この日は、水量も少なめでしたが、ほぼ垂直に落ちてくる滝で、足元に見えていた滝壺は、さほど深くも大きくもない・・・・・そんな場所でした。
確かに、清流だけに水の透明度は凄く綺麗でしたよ。
鯉はその清流の名水を活かして、養殖されているようでした。
夏には蛍が飛ぶそうです。
滝の周りには、沢山の仏像や石碑がいっぱい・・・・・
この地で江戸時代病気平穏などで、ある者は第6代鍋島藩主の事を思い・・・・断食までして、ある者は父親の事を思い・・・・。
まだ寒い時期に、滝に打たれて遂には凍死してしまったという。その事を、忘れないようにと記念碑を立てた者達もいた。
その中には、幕末から明治にかけて、日本赤十字社の創設にも関わり、政治の世界でも活躍された旧佐賀藩士の名前もあった。
確かに、山に挟まれたような奥にあるこの滝では、冬の厳しい寒さの中滝に打たれるなど、死と向き合うようなものだと思う。 だが、そこまでしても、藩主や身内の事を思い願いを叶えたいと思ったのだろうか。
この滝の側の道を、少し山へと登って行くと・・・・
そこにはどうやらお堂があるようだった。
けっこう駐車場からは、急な坂道も続いていて・・・・、雨の日だと途中滑りそうな足元に、皆慎重になって進んで行っていました。
だから帰りの坂道も、下りだけど慎重になるんですよ。(笑)
あっ! そうそう・・・・、ここは駐車場の側に名水をペットボトルに入れて持ち帰れる場所があった。 行かれる方は、カラのペットボトルなど持っていくといいですよ。 近隣の飲食店の方も、時より水をもらいに来るそうです。
で、次に行ったのが・・・・こちらの武雄市にある 武雄神社 さん。
拝殿は最近新しく塗り直したそうですが、この神社の歴史はけっこう
古くて、神社に残っていた古文書で一番古いものは、西暦951年
217通の古文書は、現在25巻の巻物として、佐賀県立図書館に寄託
これらは国の重要文化財にも、指定されているそうです。
そんな古文書の中には、写真右上の 源 頼朝 のものもあり、
壇ノ浦にて平氏討伐の折、その必勝祈願をこの神社で祈ったものだという。 うちの御先祖様方の討伐必勝祈願なんてこった・・・・・
そしてこちらの神社の御神木となっている 大楠 を見に、神社の裏手の道を急ぐ私達。 鳥居をくぐると、しばらくしてもみじのトンネルがお出迎え。 その奥には、竹林が広がっていました。
ここでもけっこうな坂道を登ります。 この日は雨の中で、登ったり降りたりと・・・・。 けっこうな運動となりました。(笑) 旅先で久しぶりに、
足腰使いましたわ・・・・(´、ゝ`)フッ
そして、この先に見えてきたものが・・・・・
武雄神社の御神木でもあるこちらの大楠でございます。
この木って、どれくらい生きていると思いますか・・・・・?なんとなんと、
三千年もの間・・・ここでこうして、生きてきたんだそうです。
それ故か既に内部は空洞化となっていて、高さ27メートル
根回り26メートル 根元の空洞の内部の広さは、畳12畳 敷き詰められるほどの広さがあるんだそうです。
空洞となっているからって、決して死んでいる訳ではなくて、木の上部を見れば枝に緑の葉っぱが見える・・・・つまりまだ現役なんです。
凄い生命力ですよねぇ~~。
角度を変えてこの木を見てみたら、なんだか精霊の顔が見える気がする。 〈〃^∀^〃)ェヘヘ
大分では、九重の紅葉が見頃となっていると聞いているが、高速を走るバスの窓からも、湯布院から玖珠辺りの紅葉が、けっこう見られました。 佐賀はというと、まだまだ遅れているようですね。
色がついた頃だと、この大楠へのもみじのトンネルも、綺麗なんだろうなと思います。 ちなみにこの日、私も知らなかったんですが、晴れていれば神社の祭りで、 流鏑馬 を観ることができたようでした。
本当に・・・・、雨さえ降ってなければ・・・・・・。
それでも、人々が集まり食べ物の一部露店も出ていました。
他にもこちらの神社には、こうした謂れのある連理の枝である檜があり、男女の縁だけでなくて、人や仕事・お金と言ったようなあらゆる縁結びにご利益ありと・・・・こちらにも書かれてありました。
私は縁を結ぶ時間がなくなり、数人の後ろ姿を見送ると、そのままバスの集合場所へと急ぎました。(笑) これでまた縁遠くなったかもなぁ~、
拝殿でもしっかりお参りしたんだけどね。 何故だか知らないが、大楠から戻って夫婦檜まで来るまでに、3回も足元見落として・・・・・
ガクって 足を踏み外して怪我しそうになりました。 なんかの警告でなければよいけれどね。(´ε`;) 一番痛かったのは、この檜の側で
階段降りる時の太ももの真ん中から、骨が折れそうなくらいのグキってやってしまったやつ・・・・・。 太ももの真ん中って・・・・ありえんやろ
(ーー;)
まっ、何も怪我をする事もなく・・・無事帰ってきましたけど・・・・・・
ここって後で帰り際に、石灯籠の家紋を見て思い出したんだが、うちの母方の家紋の 「扇に日の丸」 に似た家紋ではないか!?
そこんところは、少しご縁を感じた神社でもありました。 (ヽ´ω`)トホホ・・
しかしこの写真・・・・、降っている雨が筋の如く写りこんでいる。
さてさっきの連理の枝に付けられた夫婦檜の綱なんですが、よく見れば小さな鈴がごちゃごちゃ付いているじゃないですか・・・・・
その理由はわかりませんが、後ろに回って連理の枝を抜けたところを見てみたら・・・・・・。
なんか凄いものを発見しました。(笑)
これって、取り替えたものなんだろうか? なんだろう・・・この鈴神社で売ってたのかなぁ~・・・・・。
でだ・・・・、武雄神社からすぐの武雄温泉物産館にて、昼食をとっていたら・・・・・。 私の目の前にこの方の姿があった。 (*´∇`*)っ!Σ
しかも四方八方取り囲まれて、タイプではないがなんて至福の時だっただろうか・・・・(笑) このポスターは、私初めて見たんだけど、
結局食べる前の撮影ができなくて・・・・・・。
食後の1枚となってしまった。(笑) さて、私はいったい何を食べたのでしょうか・・・・・? ( ˆmˆ ) 全て完食させてもらいました。
この時、 伊万里梨 なる聞いたこともないような梨の食べ放題と、
梨のシャーベットの食べ放題があったんだが、見てわかるようにこれだけでもけっこうお腹いっぱいなんだよ。 そこへけっこう大きめな梨の食べ放題は、皆苦しかったようで・・・・・・
結局一番飛ぶように、お店の方が配っていたのはシャーベットの方だった。 梨は少し水ぽくて、正直イマイチ美味しいとは言い切れなくて、口に入れてあっさりとさっぱりとしていたシャーベットの方が、食後の私達には喜ばれた。 伊万里梨・・・・、佐賀では有名なのかな?
ツアーは既に21日の日曜日から始まっていて、26日の金曜日まで行われた。 大分駅のお隣の商業施設内の各店舗が、お客さんに配った応募用紙で当選した人が、無料で招待されたわけだ。
私が行った23日のバスには、女性の方が半数以上いて、内2組の御夫婦がいらしゃったみたいだ。 もう何度か同じような招待を受けているが、今回のお客さん達は、けっこうよく喋りよく笑いよく楽しむ人達だった。 私のお隣に座っていた方も、もう70近いと言っていたが、家族でもあちこち行かれているようで、終始ハッピーな楽しい旅となりました。 だけど、お互い名前は伝えていません。(笑)
お互いまたご縁があればと・・・・・。 それだけです・・・・・・・・(^ー^)
いつも1人で参加するから、やっぱりお隣さんが気になるじゃない。
でも、今まで数回参加していて、今んところ一度もハズレはありません。 それなしか楽しくお喋りして、旅を終えています・・・・・。
今回の私達の前の席の2人も、他人同士だったみたいだけど、話し声もしなくて静かだったなぁ~~。 うちらから後ろが、逆に賑やか過ぎたかな・・・(笑)
最後に寄った鳥栖市の商業団地の中のお店。 ここも私ツアーで、
既にこの日で4回目くらいだったんだけど、今回一番賑やかに皆で喋りながら、店の中を見て回った気がする。(笑)
ジュエリーや毛皮類などのお店だから、買い求める人も少なかったと思うが、自分も隣の席の女性も、「買う気のない私達には、店員も寄って来ない」 って、買い物オーラの無さに、笑いながら店内を散策してました。(笑)
大分市って、とにかく物価が高めなのよね。
昨今野菜も高めで、お百姓さん直接持ち込みでも、高くてなかなか手が出ない・・・・・。 いろいろ理由はあるんだろうが、それ故私の当初の目的は、佐賀で野菜を安く仕入れることだった。 (^O^)/
おかげで少々曲がったきゅうりも、沢山入って100円でゲット!
大好きな玉ねぎも、100円内にて袋をゲット!! キャベツも198円
レタスが98円と安かったんだけど、荷物になるんで今回は見送り・・・
ツアー客の女性陣は、けっこうお土産ついでに、新鮮な野菜類を沢山買い求めていました。 こうゆうところ生活感にじみ出てしまうね。(笑)
お花も、す~~~ごく安くて、今でも車飛ばして行きたくなるくらい。
そんな楽しい旅でした。 (^_^ゞ
そして、どうやら私が行った23日だけが、朝からどっぷり雨模様なツアーになったみたいで・・・・・ (´ε`;)
ここでちょっと佐賀情報・・・・・
2020年の東京オリンピック・パラリンピックを契機に、佐賀とオランダの交流を深める新たなプロジェクトが開催されています。
「SAGA (サガ) SEA (シー) 2018ー佐賀と
オランダの 再開 が22世紀の文化をつくる」
なんとも長い題名ですが、このプロジェクトの一環として、現在佐賀県では、 ピアノの駅 というイベントを展開していて、平成30年度は・・・ 新鳥栖駅 と、明治期に建てられた国の登録有形文化財でもある 小城駅 内に、市民から寄贈してもらった使わなくなったピアノを置いて、誰でも気軽に触れてもらって楽しんでもらいたいとした企画が始動中。 小城駅は22世紀に残す佐賀県遺産に認定されている駅とかで、この9月にはイベントとして市民を集めて、ピアノの演奏会があったそうです。
30分以内の利用なら、誰でも無料で弾くことができるが、30分以上だと一度駅に連絡をしておかなければならないとか・・・・・。つまり許可がいるらしい・・・・・。
確か鹿児島市で、アーケード街の入口にピアノを置いて、市民や通りすがりの人達に、触れて弾いて楽しんでもらっているといったニュースを、前に見たことがあったが、そうゆう感じなんだろうと思う。
もし、立ち寄ることがあったなら、この企画イベントに参加してみてはいかがでしょうか。 ヽ(*´∀`)ノ