今時お城の活用法(*^^)v | サンドリヨンのブログ☆正統派歴女いざ参る!

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土佐の脱藩歴女が、いろんな歴史の旅と日常を綴ります。
 過去ログの(1564nhのブログ)では、本当に沢山の歴史を公開しています! 自分で書いておいて改めてへぇ~・・・なブログも、お時間ありましたら見てみて・・・・!!

今年の大河ドラマ 「西郷どん」 の序盤にも登場した人物・・・・・・

阿部正弘 さんのお城である 福山城 ・・・・・。

安政の改革を断行した阿部家宗家11代目の藩主。 役職は・・・・・

徳川様に最も近いと言われる 老中首座 だったのだけれど、彼が藩主となってから、自身の御国入りをしたのがたった1度だけだったとは・・・・・可哀想なお殿様です。

 

わずか25歳での異例の出世で老中になり、やはり大河ドラマに登場した土佐の ジョン・万次郎 を人材登用。 そして、200年続いた鎖国が終わると、39歳という若さで急死してしまう。

 

長年の苦労とストレスが、病の原因ではと言われているが、福山城の天守閣内部には、そんな彼の毛筆なども残されている。

 

 

福山城は、2006年2月13日に・・・・日本100名城に選定されました。 城内の敷地にある 伏見櫓 は、国の重要文化財として公開・・・移築した証の刻印が残されている。徳川秀忠が、伏見城の一部を移築させたものだ。 また 湯殿 と呼ばれる建物は、豊臣秀吉の居館を移したものと言われていて、 伏見御殿 の建築とあり・・・・

 

    こちらはJR福山駅から徒歩1分ほどで到達する鉄門。

 

 

JR福山駅の新幹線ホーム (九州~大阪方面へ) からは、車内からでも進行方向左手に、こうして間近に見える凄いお城なんです。

 

新幹線の線路も見えているけど、天守閣最上階からの眺めは、とっても最高な風景です。

 

湯殿以外にも、鉄門近くには昔時を告げていたという 鐘櫓 も、

昭和54年に改修工事が行われて、市の重要文化財となっています。

伏見櫓と本丸鉄門 (鉄御門) そして鐘櫓は、戦争などの被害を免れて、昔の建築をそのまま伝えている。

 

そんな福山城・・・・・、実は一般の私達でも貸切ができるんです。

場所は 月見櫓 と呼ばれる場所で、ここは現在 貸会場 として、会議や結婚式等など・・・・使われる事があるんだそうです。 そしてもう1つは、湯殿です・・・・。 ここは昔、国指定にされていた建物でしたが、その後戦争被害などで失われてしまって、再建された建物でして、ここも茶会などの貸会場として、使われています。 福山城は、

昭和20年8月の空襲にて、月見櫓と湯殿そして、初代城主だった

人物・・・・水野勝成が築いた 五重天守 も失いました。

 

そんな現代でのお城の使い方は、遂にこちらのお城にも条件付きですが、可能となったようです。 ( ´・∀・`)b 

 

  こちらのお城・・・・・ 宇喜多さんのお城である 岡山城 ・・・・

 

私は春3月の末・・・・、早朝5時半過ぎに訪れたんだけど、空は写真よりももう少し薄暗かったが、門はもう開いていました。 ( ˆmˆ )

 

そんな岡山城の主は、宇喜多さん以前には・・・・あの関ヶ原で徳川に寝返ったと言われた 小早川さん のお城でもありました。

このお城の現存建築物は、この門へ向かって右手の端に見えている

月見櫓 だけ・・・・・

 

 

石垣一つでも、その人となりやその時の時代背景まで見えてくる。 

そんな面白い場所です・・・・・・

 

築城する時には、あの 織田信長 の安土城をモデルにしたと言われているほど、天守閣を外の場所の真下から見上げてみると、その意味がなんとなく分かって、他に見れないデザインに、私でも釘付けになってしまいました。 (*^^)v

 

岡山城は後に 五大老の秀家 の城として知られましたが、

宇喜多が入る前後には、様々な主に取って代わっていて、1603年の慶長8年には、姫路城の主であった 池田輝政 の次男 忠継 が、28万石にて入封しました。 初代池田光政の妻は、あの豊臣秀頼に嫁いでいた千姫のひとり娘である勝姫・・・・・光政は15歳 勝姫6歳。

 

大阪での戦で、勝姫の母親である千姫を、無事に助け出したとされる

津和野藩主 坂崎直盛 は、実は 宇喜多秀家 の従兄弟で、ここ岡山の生まれでした。 千姫事件 と言われた事柄の後、彼は名を改たのです。

 

こちらの岡山城天守閣は、昭和の時代になって再建されたもので、

それ故に国などの難しい審査などを通すこともなく、自由に使えると

あって、今年4月2日より天守閣を使用したいという一般人などに、

条件付きで申し込みを開始しました。

 

こうした天守閣の使用は、全国的にも珍しい事だそうで、条件の1つは夜間観光客もいなくなり、一度閉門した後の時間から・・・・という事。

天守7階の約1600平方メートルを、1回 7万円 で貸出すとしていて、屋外照明代 1万8千円 が必要。

 

原則的には火気厳禁だそうで、食べ物などは外からの配膳手配となるそうだ。 使用は1人からOKで、個人・団体 最大100名ほどまで可能。 予約は1ヵ月前まで可能との事だが、これには 先着順 という条件がある。 1年先まで予約OKビックリマーク・・・・・

 

但しライトアップなどの期間は、貸出できません・・・・・

閉門後の夕方5時30分~9時30分までの利用で、オプションには

殿・姫・甲冑などの体験 2万6千円 プラス・・・てなものもある。 

 

こうした策に岡山市が出たのには、この先の2021年度に予定されている 天守閣改修工事 への反映を見込んでの事らしい・・・・。

 

市長曰く・・・戦後の再建で、活用に制限を受ける文化財でない点にふれて・・・ 逆転の発想 だった。 尚、天守閣と共に、天守近くの 

不明門 (あかずのもん) も貸し出すそうです。

詳しくは、おかやま観光コンベンション協会

086-227-0015 までとの事です。 お問い合わせ電話番号はお間違えないようにお願いしますね。 (^_^ゞ

 

期間限定で公開されている現存月見櫓

 

岡山城天守閣の貸切使用は、今年7月1日の夜間より始まります。

 

結婚式によし、殿様気分でもよし・・・・・あるいは、今流行りの甲冑などを着用しての武将隊ごっこでもよし・・・・・。 撮影会や会議・・・・

迷惑にならないのであれば、きっと使い道はいろいろあると思います。 只残念な事を言えば、夜だから・・・・・夏場はまだ夕刻明るいけど、冬場は真っ暗な時間帯だから、そこんとこ楽しむ事柄は限られてくるかもしれないね。 (´へωへ`*)

 

今時のお城事情 活用法・・・・。 1回7万円なら人数集めると、屋外照明代とか入れても、お得に使用できるかもしれない♫

さすがにおひとり様となると、ちとまだ高いよねぇ~~~。(* ̄m ̄)プッ

 

あなたのご近所のお城の使い方・・・、何か面白い話しとかありますか? 私の国の高知城は、全国に現存する12城の天守閣とそれに

くっついている現存 本丸御殿 が誇りなんですが、やはり一年に何度か夜のお城を解放したりして、生花を天守閣までのルートに置いてみたり、茶会や演奏会を本丸御殿内でやったりとかしています。

 

流石に、天守閣は戦国末期の様式なんで、内部はさほど広くもなくて、大勢での使用には向きません。 戦前は国宝に指定されていたんですけどね。 今は文化財程度・・・・・・、福山城や岡山城のような使われ方って、城好きや歴史好きには、とても魅力ある活用法だと思います。

 

宇喜多の石垣跡

 

        羽を広げたような姿に、この名前もあり!

 

 

 

     岡山の町中には、至るところに桃太郎がいるよ・・・・・音譜

 

 

 

               参考ニュースは、2018年3月23日より・・・・・