撮影日 2022.5.29
撮影場所 各写真に記載
前回に続き一昨年乗車の北陸・中部地方の記事の続きです。
小淵沢駅から最終目的地の飯田線の向かいますが、その前に
中央本線の旧線区間に乗車する行程でした。
その為中央本線を進み辰野駅へ向かいました。
(一枚目)
・小淵沢駅で待っていると、現在の中央東線の特急の主役、
E353系がやって来ました。
2015年から導入が開始され、前回紹介のE257系やE351系を
置換え、現在定期特急は基本的に本形式で運行されています。
本形式はE351系に続き車体傾斜装置を搭載しています。
写真は中央東線の主役、「あずさ」運用です。
(二枚目)
・この小淵沢駅で「あずさ」の上下列車が交換しました。
写真はその時の姿です。E353系は基本編成は9連、付属編成は
3連で最大12連と長い編成で運行されており、大変迫力が有る
光景でした。
私が乗車したのは写真右手の方で、「あずさ」13号松本行きで
9両編成でした。
S111編成で、2018年総合車両製作所製です。
この列車に乗車し岡谷駅まで乗車しました。本来は211系の普通
列車乗車を考えていましたが、ロングシート車なので特急に変更
しました。
(三枚目)
・乗車したのは12号車で、クハE352-11でした。
付属の3両編成側から1号車となっている為、基本編成単体
でも12号車です。
普通車は2-2列回転リクライニングシートでシートピッチは
960㎜と一般的な仕様で、可動枕が付いた座席でモケットは
背面が青、座面は黒です。
車内はグレー系で床は黒とグレーの2色となっており、全体
的に寒色系です。
車端部には大型荷物置き場も有ります。
各座席にはコンセントが付いており大変便利でした。
尚「あずさ」を含めた本形式の使用列車は基本的に全車指定席で、
(座席未指定券の設定有り)座席上部に指定席表示のランプが
付いています。
(四枚目)
・これは車窓からの風景で、恐らくアルピコ交通(旧・諏訪バス)
茅野営業所だと思います。
アルピコグループらしく、旧・松本電鉄導入の日野ブルーリボン
ハイブリッド車の前後ドア車が見える他、写真中央には京阪宇治
交通中古のエアロスターM(前後引戸)が見えます。確か1台ものの
36167号車だと思いますが、2023年に引退した様です。
(五枚目)
・上諏訪駅では211系が2本休んでいました。
奥は前面表示器が幕式、手前はLED表示器の編成でした。
JR東日本でも幕式方向幕の車両は気が付けばかなり減って
しまいました。
(六枚目)
・手前のLED表示器の編成はN319編成で、1000番台の
3連です。寒地形のセミクロスシート車で、高崎車両センターで
使用されていた編成です。
写真は中間電動車モハ210-1003です。
(七枚目)
・こちらは制御車クハ210-1003で、和式トイレを備えます。
この編成は1986年日本車輛製で、国鉄時代の製造で1000
番台でも初期の編成です。
外観は塗色が変わり転落防止幌が付いた以外殆ど改造されて
いません。
気が付けば211系は205系と並んでJR東日本の電車では
最古参格となってしまいました。
(八枚目)
・下車した岡谷駅で乗車してきた「あずさ」を撮影しました。
これは乗車したクハE352-11で、12号車でトイレ・洗面所は
無くCPを備えます。
行先表示器はフルカラーLEDで、「12 特急 あずさ13号
指定席 次は塩尻」との表示ですが文字も地色もバラエティ
豊かな配色で、大変見やすいです。
(九枚目)
・11号車のモハE352-11です。モハE352形基本番台で、モハ
E353形とユニットを組み補助電源とCPを備え車内にはトイレ・
洗面所が設置されています。
ドアは片デッキで窓は縦長です。
(十枚目)
・9号車サロE353-11です。車椅子対応設備と多目的室、
車販準備室に乗務員室を備える為、客室部が少ない独特の
外観です。
編成中1両だけのグリーン車ですが、2-2列シートなのが
残念です。JR東の特急車の標準ですが…。
(十一枚目)
・7号車のモハE353-2011です。シングルアームパンタと
制御装置、CPを備え車内には荷物置き場が設置されています。
このモハE353形2000番台はサハE353形とユニットを組んで
いるのが変わっています。
(十二枚目)
・先頭車ですが4号車のクハE353-11です。
CPを備えトイレ・洗面所が設けられています。E353系は
片デッキが基本ですが、松本方先頭車のクハE353形と付属
編成もクモハE353形は両デッキとなっています。
連結時中間に入る為、貫通構造となっておりカバーが左右に
開き貫通路が構成されます。尚中間に入らない車両(1号車
クモハE353、12号車クハE352)は準備工事状態です。
(十三枚目)
・岡谷駅からは次の目的地、辰野駅へ向かいました。
写真は停車中のJR東海313系の天竜峡行きで、まだここは
JR東日本ですがいよいよJR東海の電車に乗車します。
初日からJR西日本、続いて東日本更に東海と3社の列車に
乗り継ぐ事となりました。
岡谷駅から辰野駅までは飯田線の列車が多数乗り入れている
ので飯田線の様な感覚が有りますが、中央本線区間です。
駅名板はJR東日本スタイルで、新線のみどり湖駅・旧線の
川岸駅と分かれて表示されています。
(十四枚目)
・辰野駅から乗り換えた、飯田線直通天竜峡行き313系R107
編成で2連のワンマン列車でした。
この車両は3000番台車で写真は制御電動車のクモハ313-
3019です。
多数の番台区分が存在する313系ですが、この3000番台は
ワンマン運転対応のセミクロスシートの2両編成で、閑散
線区対応の発電ブレーキ付き車です。
313系でも初期車の為幕式方向幕です。
シングルアームパンタを備えています。
尚、313系については以前この記事でも紹介しています。
2022.1 関東・中部旅行(朝の名古屋駅 313系編) | 303-101の
ブログ (ameblo.jp)(2023.5.5)
(十五枚目)
・相方クハ312-3019です。この編成は1999年日本車輛製
で、313系でも初期の製造です。
CPを備え車内には車椅子対応トイレが設置されています。
こちらの車両には貫通幌は設置されていません。
(十六枚目)
・クモハ313-3019の車内です。
壁や天井は白系でドアの内側も化粧板が貼られ、床は濃淡の
グレーで塗り分けられています。
平天井でラインフロー式風洞、横流ファンを備え照明カバー
付の上質な車内です。
荷棚はパイプ式で、ドア脇には整理券発行機BOXが付き一部は
消火器が内蔵されています。
多様な座席配置の313系ですが本形式ではオーソドックスなセミ
クロスシートで、ドア脇と車端部がロングシートです。
座席背面はグレーで、座席はバケットタイプでモケットは青緑
色で座席カバーも掛かっています。
(十七枚目)
・運転台仕切りです。当初からワンマン対応で製造されて
おり、車内確認しやすい様になっており仕切り扉は車掌台
側にオフセット配置です。運賃箱も内蔵されており大変
スッキリとした構造です。運賃表示器は液晶式です。
各ドア上部にはLED表示器が設置され、ドア付近の床は
黄色く塗られています。
それにしても、ここで豊橋駅の精算方法が案内されている
とは思いもしませんでした。
次回に続きます。
参考HP 長野市を走る路線バス応援サイト
Rail.Lab
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